税法免除大学院 同級生との関係性について

税法免除大学院、同級生の人たちとの距離感、気になる方もいるかもしれません。

あんまり近い関係はやだよね、私はそう思っていました。

 

今から2年前の春、大学院の入学式でのことです。

スーツが似合ってない若者たち(大学生の入学式と一緒でした)と一緒に、大学の門をくぐった私に、係員の方は、こう案内してくれました。

 

ご父兄のかたは、こちらです!

 

そうです。
スーツが似合いすぎるくたびれたおっさん(入学当初は、42歳))だった私は、大学生のお子さんがいるお父さんに間違えられて、父兄の席に案内されそうになったのでした。

正直、自分が父兄に間違えられるとは、夢にも思ってなかったので、かなり取り乱しましたが、なんとか「大学院生なんです」と冷静に答えて、その後、大学院生の控室にたどり着き、入学式を終えました。

 

そんな入学式を経て、7人の同級生たちとの大学院ライフがスタート。

今回は、同級生との距離感について、私の経験談を書いてみたいと思います。

 

税法免除大学院の同級生の人数は?

 

このブログを始めた当初に、同級生の年齢構成などについて、お話させていただきました。

 

税法免除大学院に通う人々 -年齢構成と男女比、保有科目数について-

 

ちなみに、私が通っていた税法免除大学院(同級生は私を含めて7人でした)の年齢構成は、

20代 1人

30代 3人

40代 3人

という、構成でした。私が入学当時の年齢が42歳で、最年長でした。

とはいえ、年齢的にはそんなに離れていませんでしたし、ジェネレーションギャップはそんなになかったと思います。

また、全員男性で会計事務所勤務でしたので、かなり同質性の高い似た者同士の集団でしたね。

 

他の大学院の状況は、詳しくは分かりませんが、同級生の数は多くても30~40人くらいだと思います。

中学・高校で言う1クラスくらい(今はそんなにいないんですかね)の人数ですので、顔と名前はほぼ一致するくらいの小集団なんではないでしょうか?

 

1年生のときは、ほぼみんな同じ授業を取る

 

これは、私が所属していた大学院の特徴かもしれませんが、大学院のキャンパスが、郊外型の本校と、駅近型のサテライトキャンパスの2箇所に分かれていて、本校の講義は、社会人学生のための時間にはなっていない平日昼の授業でしたので、ほとんどの仲間は、サテライトキャンパスの平日夜の同じ授業をとっていました。

ですので、1年生のときは、ほぼ全員と平日3~4日は、同じ時間に顔を合わせることになりますので、自然と仲良くなってしまいます。

 

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)①

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)②

 

特に火曜日に行われていた租税法の演習の模擬裁判では、仲間たちが、原告(納税者)被告(税務署長)の立場に分かれて、3人ずつのチームを組み、連携プレーを見せたりして、戦いますので、コミュニケーションの機会は増えますし、結束力は高まります。

ちなみに、模擬裁判では、一人だけ裁判官の役で司会進行役(本来の裁判では、もっと活躍していますが)で、傍観者的なポジションで、裁判例をあまり読み込んでこなくても大丈夫な役割でした。

 

こんな形で、対面で議論をする授業があるので、割と孤独な作業になりがちな税理士試験とはちがって、税法免除大学院の学生たちの連帯感は強いと思います。

 

 

飲み会があり、旅行もありました

 

場合によっては、授業の後に、そのまま夜の街に繰り出し、居酒屋で盛り上がることもありました。

仕事をしながら大学院に通っているので、普段の睡眠時間が少なくなっているのですが、そんななかでのストレス解消は、やっぱりお酒ですかね。

授業が終わると、21時過ぎですから、そんなにゆっくり飲めるわけではなく、23時前には帰るので、だらだらせずにクイックに飲めるので、そんな感じも良かったですね。

 

研修旅行もありました

私の所属した大学院では、年に1回、1泊2日の全員参加の旅行もありました。

1年生のときは、伊香保(栃木)に行き、2年生のときは、熱海(静岡)でした。こちらは、勉強抜きで、観光メインです。

皆さん、忙しいので、ご不満を述べながらも、なんだかんだでけっこう楽しんでいたように思います。

旅行では、特に普段割と接触機会が少ない上級生・下級生の方とも近くなるチャンスでした。

 

なんだかんだ交際費もいろいろかかりますね。

税法免除大学院 お金の話し①

 

このように、税法免除大学院では、同級生の距離はなかなかに近いです。

税理士試験では、孤独を貫くスタイルでも通用します(し、その方が有利なこともあるのでしょう)が、大学院では、そのスタイルは疲れます。

むしろ、同級生同士、力をあわせて、情報を共有しつつ連携をとって、単位取得と修論作成にあたったほうがラクだと思います。

 

このコロナ禍の状況下では、コミュニケーションのとり方が難しいと思いますが、うまくオンラインツール等を利用して、連携を図っていただければ幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床も頭が重いので、二度寝して、5:15起床。
昨日の晩酌、ハイボール→ハイボール→ワイン→ウイスキーのウイスキーが余計でした。

その後、FP3級の勉強と税賠事例本の読書。
→保険の分野の勉強。これまた新鮮。
3級レベルではおそらく不要なところで、色々気になるところがあります。

午前中は、家族で児童館に行き、バスケゴールを借りて30分間シュート練習。
久しぶり(2週間ぶり)の日差しで、大汗かきました。
結局、楽しんでいるのは父親(私)だけのような。。でも、バスケ最高です!

午後は昼寝後にブログ執筆。夕方は、パスタづくりという一日でした。

【New Try】

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→気になる開業税理士の方のセミナー映像が、年間18,000円で見放題。
試してみようと思います。

税法免除大学院 コロナ禍における今後の行方

税法免除大学院、コロナ禍において今後どうなるのか?

考えてみました。

前回の投稿では、単位の取得方法について、お話させていただきました。

税法免除大学院 単位の取得方法について

 

私の経験談は、全てビフォーコロナの話しであり、今後はどうなるか?までは、分からない、という話しをさせていただきました。

 

昨日のニュースでは、東京都の新規感染者が1日で286人となり、懸念されていた第2波は、いよいよ近づいて来ているように思われます。

明治大学では、今日(7月17日)から、対面授業が中止となったようです。

 

【明治大学】 首都圏の感染拡大による対面授業の中止について

 

今後の行方がきになるところですので、もう少し考えてみました。

 

コロナ禍におけるキャンパスの価値とは?

 

前回のブログを更新したあと、たまたま手元にあった月刊税理の7月号の巻頭論文を読んでいたところ、ちょうど昨日の話に通ずるところがあったので、ご紹介させていただきたいと思います。

 

授業のオンライン化で明らかになったことは、大学キャンパスに通うことの価値である。
友人と直接出会うのは、授業中ではなく、授業と授業の合間、休憩時間である。仲間と語るのは昼食時である。
社会や経済について同級生と本音で議論するのは、放課後である。
授業はこのような出会いのきっかけになる。
しかし、授業だけで、休憩時間がなければ、出会いはない。
逆説的であるが、授業時間ではなく、休憩時間にこそキャンパスの価値がある。

   月刊税理2020年7月号 石田和之「コロナ禍で変わる社会経済環境と今後の方向性」

 

石田先生は関西大学の財政学・租税法の教授です。
まさにこのコロナ禍で、実際に教鞭を取られている方ですね。

その先生も「休憩時間にこそキャンパスの価値がある」とはっきりおっしゃられています。

私も院生だった当時は、仲間たちと休憩時間に、社会や経済について熱く語り合っていました、、と言いたいところですが、私達は、そこまで志は高くなかったです。

ときには、居酒屋に寄って、税理士試験の話しをしたり、職場の不満をぶちまけたり、終わらない課題への不安を語ったり、、お互いなだめ合い、励まし合いながら、しんどいことも多い大学院生活を、なんとかやりすごしていました。

そういう時間が大事なんですよね。

 

リモート授業のメリットは?

 

リモート授業では、先行き不安といった声を多く聞いていますが、冷静に考えてみるとメリットも多いように思います。

私は、大学院ではありませんが、税理士試験の勉強は、ほぼ全てWeb講義で勉強していました。

税理士試験 Webで学ぶことのメリットとデメリット

 

同じメリットが、リモート授業にもあると思います。

詳しい内容は、ここでは繰り返しませんが、こんなメリットがあります。

① 好きな時間に・好きな場所で受けられる

② 倍速で受けることができる

③ 理解できなくても何回も再生できる

④ 遅れてしまっても、挽回ができる

これは、リモート授業でも、オンデマンド配信型のスタイルの場合のメリットですね。時間的成約もないので、忙しい社会人院生にはぴったりです。

 

大学院の授業は、少人数で、ゼミ形式も多いことから、リアルタイム配信の授業の方が多くなるような気もします。

その場合のメリットは、

① 場所の移動がないので、自宅や会社等で受講することができる

② 移動時間がないので、大学院に通う時間を捻出できず、諦めていた方にもチャンスが生まれる可能性がある

といったところでしょうか。

例えば、私の所属した大学院では、平日夜間の授業が18時スタートでしたが、配信型の講義であれば、17時59分まで仕事をして、職場で18時から講義を受けることも可能ですね。なんなら、19時30分から残業することも可能です。

これは、ひょっとすると新しい層(時間的に大学院を諦めていた人たち)を取り込むことができるチャンスのような気もします。

 

今後の授業は、リモートとリアルの使い分けか?

 

石田先生は、同論文で、次のようにも述べられています。

 

今、コロナ禍に見舞われた世界中の大学で、授業のオンライン化が進んでいる。
授業のオンライン化は一部ですでに取り組まれてきたが、コロナ禍はこの取組を加速した。
オンライン化の学習効果にはいろいろな意見があるが、実際のところ、ほとんど支障はないだろう
(中略)問題は、オンライン化そのものではなく、ふさわしいオンラインの環境や設備が整っているかどうか、そしてそれを使う者が対応できるかどうかである。

   月刊税理2020年7月号 石田和之「コロナ禍で変わる社会経済環境と今後の方向性」

 

私も、石田先生の指摘する通り、学習効果に関しては、支障はないと考えています。特に、実験を伴う理系や医薬系は別として、文系科目は、リモート授業でもほぼ成り立つと思います。

また、私の長男は小学2年生で、こういった子どもたちに対してのリモート授業が成り立つのか?私は懐疑的なのですが、大学や大学院であれば、リモート授業は十分成り立つでしょうし、むしろ、今後の社会では、それは奨励されるべきことかな、と考えます。

ただし、すべてがリモート授業では、味気ないですし、やはりコミュニケーションが取りづらいです。

よって、今後は、講義スタイルの授業はオンライン授業にして、
模擬裁判やゼミ形式でじっくり議論をしたい授業は、十分なソーシャルディスタンスを確保した上で、リアル対面型の授業にする、というハイブリッド型のスタイルが一般的になるのではないでしょうか?

休憩時間がキャンパスの価値ということを考えると、リモート授業もあえて、10分15分前から接続して、終わってからも10分15分残して、先生のいないところでフリートークができるような仕組みがあっても良いかもしれませんね。

 

以上が、私なりの「コロナ禍の税法免除大学院の授業がどうなるか?」についてでした。

極めてありきたりな結論になってしまい申し訳ありませんが、ご参考にしていただけると幸いです。

 

今週もあっという間に金曜日ですね。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:20起床。体重計に乗り、シャワーを浴びて、軽い筋トレ。
その後、FP3級の勉強。
→公的年金の給付、続き。
お金に関する色んなジャンルがコンパクトに学べるこの資格は、CP最高ですね。好きになりそうです。

午前中の読書は「サードドア」。映画になりそうな面白い話でした。
大学生が世界のセレブ相手に、いろんな方法でインタビューを試みる話しです。
ただ、個人的には、こういう突撃営業マン的な動き方は、好きではないですね。
私は、一応、営業マンを7年間やってましたが、ホント大変な世界でした。

その後、11キロジョグ。気温も湿度も低く日差しも弱い、絶好のラン日和。
足のコンディションも良く好タイム(51:52)が出ました。

午後は、ブログ執筆と子供のお迎え、という一日でした。

【Congratulations】

私が応援するレアル・マドリードが、スペインリーグ優勝を決めました。
素晴らしいシーズンをありがとうございました。
引き続き、チャンピオンズリーグもよろしくお願いいたします!

 

 

税法免除大学院 単位の取得方法について

税法免除大学院の講義について、単位の取得方法について、お話しいたします。

7月も中旬になり、夏休みが近づいてきました。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校は休校だった時期が長かったことから、例年に比べて、授業の期間が長く、夏休みが短いようですね。

税法免除大学院においても、4月から授業をスタートできたところは、ほとんどなく、7月現在もリモートで講義を行っているところもあるようです。

私の経験談は、残念ながら、全てビフォーコロナの話ですが、単位はどのようにしてもらえるかについて、お話しさせていただきます。

 

出席するだけで、単位がもらえる授業

 

学生の立場からすると、「神授業」「神先生」ということになりますが、講義に出席するだけで、単位をくださる先生もいます。

社会人学生の場合は、お勤め先の事務所や会社が忙しい場合は、出席もなかなかハードルが高かったりもしますが、基本的には、授業に行きさえすれば良いので、気分的にはラクですね。

出席率の基準について、明確な基準があるわけではなく、先生の目分量のところもある(出席簿もとらない先生もいました)のですが、ある先生は「8割以下では厳しいな」という話しをされていました。

春学期(もしくは秋学期)の15回の講義のうち、3回までのお休みはセーフ、という感覚ですね。

これから大学院の進学をお考えの方は、出席率8割を求められる可能性がありますので、その点、ご注意ください。

 

出席に代えて宿題プリント提出も「可」という先生も

先生によっては、出席も大変であれば、宿題プリントを提出すれば「可」という先生もいました。土曜日の授業の先生だったので、大変ありがたく思いつつ、私は授業に出席せず、プリントを提出していました。
が、あまり休みすぎると、先生も良い顔をしていませんでしたね。。

また、このプリントの課題がけっこう量が多く難しかったため、授業に出たほうがラクなくらいでした。なかなか人生甘くないっすね。

 

出席することの意味はなくなるかも

ウィズコロナ時代の今後は、大学院の講義もリモート化が進むかもしれませんね。先生方も試行錯誤で苦労されていると思いますが、大学院の授業は、大学と違って、学生が数人~数十人しかいないので、慣れてくれば、リモートとの相性はかなり良いかもしれません。

まだ、オンタイムでの授業か、オンデマンド配信の授業か、方法が確立していない時期だと思いますが、出席することに意味がなくなる時代は近い、かもしれません。

 

試験がある授業

 

出席だけで単位がもらえればラクですが、当然、それが全てではありません。

私の所属してた大学院でも、講義の最後の回に試験がある先生もいました。

試験と言っても、暗記を要するようなものではなく、「~について論じなさい」といった論述式の問題で、教科書、ノートの持ち込みは可でした。

90分の時間に対して、2題の論述問題で、1問につき、A4用紙1枚分くらいの答案を作成する試験です。

事前に、授業で使ったレジュメや教科書を読み返しておけば、なんとか対応はできると思います。

 

発表がある授業

 

発表がある授業が、一番単位が取りづらい授業です。

私の所属した大学院では、必修科目である租税法の演習が発表のある授業でした。

前回の投稿でも少しだけお話しましたが、演習の授業では、学生に1時間程度の時間を与えられ、発表をする授業がありました。

税法免除大学院 論文指導の受け方について

 

たった1時間の発表をするだけでも、私は、準備に50時間くらいかけていた記憶があります。この発表を在学中に5回、私は経験しましたが、5回やってもなかなか、効率よく準備するところまでは行きませんでした。

特に1年生のときは3回発表し、かなり大変でしたが、この経験が修士論文の作成に大いに役にたちました。

 

定番のレポート作成は

大学生時代では、当たり前だったレポート提出でしたが、私の大学院生活では一度も経験しませんでした。

これは、私の履修した授業がたまたまレポートがなかったというだけの話だと思います。

ウィズコロナ・アフターコロナ時代の今後は、オンライン授業+レポート提出というスタイルが一般化してくる可能性は、大いにありますね。

勉強するだけなら、オンラインでもそんなに問題はないんですが、別の面で、問題はありそうです。

 

オンライン授業の難しさ

Twitter上でも、少し話題になりましたが、オンライン講義では、学生さん同士のコミュニケーション(講義や論文だけでなく、実務等の雑談なんかも含めて)が、リアル講義で会っているときに比べると、格段に取りづらいことが、今後の課題になると思われます。

もちろん、ズーム飲み会等の方法はあるのでしょうが、そもそも入学後一度も会ったことのない人たちと、オンライン飲み会を複数人でするものハードルは高そうですね。

私が院生だったビフォーコロナ時代には、定期的に飲み会をして、ライングループを作って、こまめに連絡をとって、学生同士のつながり・コミュニケーションはかなり「蜜」だったんですが、これからの大学院生活はどうなるのでしょうか?

難しいと思いますが、逆に考えると、新しい時代の新しいコミュニケーションを考える良いチャンス。

時代の最先端にいると考えて、この難局を乗り越えていただきたいと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:25起床。早朝は、FP3級の勉強。
→公的年金の給付。知らないことが多くて勉強になります。
その後、ブログ校正・投稿

午前中は、読書。ドラマティックな展開が面白い「サードドア」。
昨日、発覚した左ふくらはぎのはりが残っているため、ジョギングは中止。
→先月から、週4回位ジョギングしていましたが、少し体がついていっていないようです。ケアをしながら、大きな故障をしないように注意したいと思います。

午後は、ブログ執筆と子供のお迎え、という一日でした。

【株主優待とどきました】

シダックスの赤ワイン。
例年、ワインだけでしたが、今年は「缶つま」という缶詰のおまけが付いていました。
しかも、広島県産のかき!これは、ちょっとサプライズ。晩酌が楽しみです。

税法免除大学院 論文指導の受け方について

税法免除大学院では、修士論文作成時に指導教官から論文指導を受けます。

今回は、その論文指導の受け方について、お話しいたします。

 

私が通っていた大学院では、修士論文の作成をするときに、指導教官が一人づつついて、マンツーマンの「論文指導」と呼ばれる面談を行っていました。

私が、修士論文を書き上げるまでに、8回の面談(一回につき、1時間半から2時間半)がありました。
多い人は、12回くらい受けたとも聞いています。

この時間を有意義にするために、やっておきたいことをお伝えいたします。

 

指導教官は、恐ろしく忙しい

 

社会人大学院生は、仕事をこなしながら、土日の休みの日や仕事を終えた夜の時間に大学院に通い、さらには税理士試験にも挑戦していたりして、多忙な方が多いと思います。

一方の税法免除大学院の先生方も、実はかなり多忙です。

先生方によって、個別で状況は異なりますが、ある先生は、大学院を複数掛け持ちして講義をしている方もいるでしょうし、大学院だけでなく、大学の学部生向けの講義を担当している先生もいると思います。

また、実務家兼任の先生であれば、ご自身が所長をされている会計事務所があるでしょうし、事務所があれば当然、繁忙期も社会人学生である私達と同じように訪れるはずです。

大学院の講義を週1コマするだけでも、その準備にかなりの時間を割かなくてはならないでしょうし(私は、自分が発表を担当するゼミの準備に、50時間くらいかけた記憶があります。。)、先生ご自身の論文の執筆や雑誌の連載等をお持ちの方も多いと思います。
大学は会議も、実は、相当多いみたいですね。

そんな多忙な先生が、一人で複数の学生の修士論文を同時進行で見ていかなければならない状況なので、先生方は恐ろしく大変です。

ですので、少しでも先生の負担にならないよう細心の注意を払って、面談には臨みたいものですね。

最低限やっておきたいこと

 

論文指導を受ける学生の身として、最低限やってきたいことは、非常にシンプルなことなのですが、「言われたことをちゃんとやる」ということです。

なんだか小学生みたいですが、これがなかなか難しいんですよね。

例えば、論文指導の最中に「この先生の〇〇という論文は重要だから読んでおいて」という宿題が出たら、必ず読んでおくことです。

この場合の「読む」ということは、さらっと流し読みをする程度ではだめで、論文の「要旨」(ポイント)をしっかり捉えて、先生から、ある程度のことを質問されても答えられるように、精読しておく必要があります

実は、指定された論文が難しすぎて、良く理解できない、という場面もありますが、その場合は、分からなかったところをピックアップしておいて「この部分がよく分からなかったのですが、こういう意味でしょうか?」と質問できるように準備をしておくことが大切です。

これをせずに、難しさのあまり、論文を途中で放り出してしまい、読み途中で先生に会ったり、あるいは全く読まずに面談に臨んだりすると、当然、先生の心象を害することになり、お小言をいただくことにもなると思います。

こういう展開になると、論文指導の時間が気まずくなり、先生と学生のテンションも下がり、お互いに悪循環におちいってしまいますので、ご注意ください。

 

基本は、読む・書く・修正する

 

以前の投稿でもお話しましたが、基本的には、先生に会うときは「手ぶら」ではなく必ず、書き進めた論文という「成果物」を持っていきたいものです。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

 

書き進めた論文をチェックしていただき、先生から「こういう言い回しに変えたほうが良い」とか「ここは、おかしいから書き直し」とか指摘されたことは、メモを残しておき、必ず、次回までに修正しておきます。

さらには今後は、これらの文献を使って、こういう展開で書き進めます、という話をして、方向性が間違っていないかを、絶えず確認していただくことが大事です。

この作業を怠って、学生が勝手に突っ走っても、先生から見ると「全く使い物にならない」原稿が増えただけ、、ということになり、お互いに不幸です。

ですので、手間はかかりますが、コミュニケーションは密にしていただくことが、結果的には、ラクな方法になると思います。

ゴルフの練習で、自己流で練習を重ねるよりも、レッスンプロの指導を受けて練習したほうが、はるかに上達が早いのと同じですね。私は、ゴルフはほとんどしませんが。。

 

先生に会う日程を10日から2週間程度に設定し、それまでの間に、

① 集めた論文を読む

② 論文を執筆する

③ 前回、修正するように指導を受けた部分は、修正したものを持参し、再度チェックしていただく

という作業を回していくことになります。

次回の期限を定めることで、中だるみせずに、執筆を進めていくことができます。

また、書き進めた論文を見ていただくときは、引用に使った文献をすぐに先生に見せられるように、引用した順にファイリングしておくと、スムースです。
(コピーを先生に渡す必要がある場合は、事前に準備しておきましょう。)

後々、書き直しや加筆をする際にも、引用した順番に並べておくと、見つけやすくなるため、ファイリングは、執筆が進むたびに順番を入れ替えていくと便利だと思います。

 

今回は、論文指導の受け方について、まとめてみました。

このブログは、学生目線の投稿がほとんどですが、今回は、先生目線も少しだけ考えてみました。

修士論文の作業は、困難の連続で、周りが見えなくなってしまうことも、多々あると思いますが、先生も同じように困難な状況でありますので、気配りをしつつ、良好な関係をキープして、充実した修論ライフをおくっていただけたら幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:10起床。
いつも、3:30に目覚ましをセットしているので、寝坊といえば寝坊です。
5時から海外サッカーを見ながら、ブログの校正・投稿。
解説の方のトークが、ブログの文章に反映されてしまっています。

9時半からは、FPの勉強と読書(税理士賠償保険について)。
その後、小雨降る中、ジョギングに出かけるも、左ふくらはぎにハリがあったため、2.7キロで帰宅。
痛くても10キロくらい走れますが、おっさんなので大事を取りました。

その後、キッチンハイターを使って、お風呂の黒カビ取りをするも失敗。
薄めすぎてしまったので、濃度を上げて後日、再チャレンジしたいと思います。

午後は、昼寝とブログ執筆。
大学院ネタもほぼ尽きてきたので、新しい展開を検討中でございます。

 

【New Try】

短いジョギングコースの開拓。今までと違う道を走る。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール③

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、前回の続きです。

修士論文をいつから、どこから書き始めるかを中心にまとめました。

前回、前々回の投稿では、修士論文作成のスケジュールについてのお話しをさせていただきました。

 

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

 

今回は、もう少し具体的な動き方を、お話ししようと思います。

 

いつから書き始めるか?

 

修士論文に参考になりそうな文献をそれなりの数集め、それらを読みすすめていく中で、いつから執筆を始めるか?

難しいところですね。

私は、昨年の8月8日に税理士試験後の再スタートを切ってから、まずは集めた論文をひたすら読むことから始めていました。

仕事を退職していたので、8月中は一日に7~8時間程度みっちり論文を読み込み、インプットに精を出しています。

といっても、その間には、税理士試験の解答解説会や家族旅行もあったので、毎日できたわけではないです。

おそらく、8月中に50本程度の論文を読み、9月からは、執筆を始めることにしました。

 

これは、私が、8月9月の時点では仕事をしないで、論文に専念しているということが前提の話しですので、その点ご注意ください。

ですので、仕事をしながら修士論文を作成している社会人院生のかたは、もっと早めに動いていただいたほうが良いと思います。

どこから書き始めるか?

 

これは、指導教官の指導スタイルによって変わると思いますので、実際に修士論文をこれから執筆される方は、指導教官のお話しに従っていただきたいのですが、私の場合は先生から、判例の部分から先に書くことを奨められました。

ちなみに、私が見た限りでは、修士論文1本につき、3~5つの判例を載せるケースが多いようです。

私の場合は、修士論文を作成する前の段階(1年生のとき)に、判例を自分で調べて、ゼミで発表する機会(※)が、3回(2年生でも2回)ありました。

※ 一つの事件について、事案の概要、争点、関連法規、地裁・高裁・最高裁の内容、学者の見解、私見などをまとめて、学生一人が1時間くらいで発表するハードな授業です。

そのときの経験を、ほぼそのまま生かして書き始めることができるので、まずは判例からすすめて、パーツを先に組み立てていく工法ですね。

おそらく、これは先生によって、パーツをバラバラに作った上で組み立てていく先生と、頭から設計図をしっかり作り込んからすすめていく先生と、分かれてくると思いますので、先生と良くご相談の上、進めてください。

 

判例の調べ方

なお、判例の調べ方について、国会図書館の詳しいサイトを見つけました。

ご参考まで。

【国会図書館】判例の調べ方

 

私は、大学院で契約しているLEX/DBを使っていました。

さすがに、判例のデータベースを個人利用するのは、費用負担(月1万円程度)がきついです。
勤務先の事務所(会社)で利用できれば、それも良いですね。

なお、租税資料館でも、LEX/DBは使えます。
私が利用していたときは、無料でプリントアウトできたのですが、さすがにこのサービスは有料(プリントアウト1枚に付き10円)に変わりました。

判例の次に書きやすいのは、法の意義や制度の沿革

 

判例について、1~2つまとめることができたら、修士論文で扱う法の意義や制度の沿革について、書くことを奨められていました。

私の場合は、論文の第一章は、この意義や制度の沿革についてに割いています。

これらの内容は、コンメンタールや金子宏先生の「租税法」をつかって、まとめていく作業になります。
この段階では、自説を述べる必要はなく、淡々と書き進められる部分なので、早い段階で書き始めても大丈夫だと思います。

 

このようにして、判例部分と法の意義や制度の沿革について、書き進めていくと、書き上げた論文の分量も出てきますし、なんとなく論文らしい雰囲気も漂ってきます。

土台がしっかりしてきたところで、メイン部分となる本文に入って行くことになります。

少し長くなってきましたので、今日はここまでとさせていただきます。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:35起床。早朝は、FP3級の勉強とブログ校正・投稿。

午前中は、食料品の買い物に行ったあと、読書。
読みかけだった「サードドア」。面白くて、止まらないです。
その後、10キロジョグ。中2日で休養十分。いいペースで走れました。

午後は、ブログ執筆後に、子どもたちのお迎え、という一日でした。

【New Try】

FP3級 9月試験申し込み

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、

前回の続きです。

前回の投稿では、修士論文作成のスケジュールについて、序盤戦の動きをお話させていただきました。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

 

今回は、その続きをお話しさせていただこうと思います。

 

税理士試験が終わったら、すぐスタート

 

税理士試験までは、試験に集中し、大学院のことは、週1回の演習の講義のときだけ、集めた論文を少し読む程度にしていました。

税理士試験が終わったら、いよいよ修士論文の本格的なスタートです。

私の場合は、昨年(2019年8月6日)に消費税法の試験が終わり、7日は休みましたが、8日から早速スタートしました。

 

残り日数を逆算しよう

 

私の所属する大学院の修士論文の提出期限が1月末でしたので、余裕をもたせて11月末までに第1稿を上げる(内容はともかく、とりあえず論文を完成まで書き上げる)ことを目標に定めて、手帳には、11月末をゼロとして、残り日数を逆算して書き出していきました

というのも、私達の学年の一個上の先輩が、1月末になっても論文が仕上がらずふらふらになりながら取り組んでいるさまを間近に見ていたため、期限ギリギリで追い詰められることだけは、避けたいなと思っていたからです。

11月末は少し早い気もしますが、12月末を目標にすると、ちょっと予定が崩れただけでも1月にずれ込み、結局ギリギリ組になってしまいます。

そういった意味で、私は11月末を私の期限として設定しました。

すると8月8日の段階で、残り日数は114日

多いと考えるか、少ないと考えるかは、人によると思いますが、私は、114日しかないと感じ、かなり焦りました。

 

この残り時間を意識する感覚は非常に大事で、税理士試験の勉強のときも毎日、本試験までの残り日数を意識して、勉強するようにしていました。

この方法により締切効果で、本試験までの限られた日数に集中力を発揮することができ、「まだまだ日数があるから大丈夫」というふわっとした、間違った安心感からも、抜け出すことができます。

 

先生をペースメーカにしよう

 

修士論文の作成過程では、指導教官の先生とのコミュニケーションが非常に重要になります。

先生とコミュニケーションが取れていない状態で、院生が、一人で突っ走って論文を書き進めたとしても、それは、おそらくほとんど使えない代物(ようするに全て「ボツ」の原稿になってしまいます)になってしまう可能性が大です。

よほど優秀な人であれば別ですが、多くの社会人大学院生は、そこまで論文作成に自信を持てる方はいないと思われます。

ですので、修士論文作成の基本は、とにかく先生となるべく頻繁に接触する(できれば会う)ということになります。

コロナ禍の現状では、先生と会うことは、難しいかもしれませんが、会わないまでも、作成中の論文をどんどん見ていただき、メールやチャットもしくはリモートツールでコミュニケーションを取って、その都度、直しを入れていただいたほうが、良いと思います。

私の場合は、税理士試験後に再スタートを切ってからは、10日~2週間に1回位のペースで先生にお会いして、指導をしていただく時間を作っていただきました(実際には、先生の方から次回のアポを、半強制的に提案されてしまうのですが)

 

先生には「手ぶら」では会わないように

先生にお会いするからには「手ぶら」では会わないようにしましょう。

虎屋のようかんでも持って、うやうやしく「つまらないものですが」な~んて、話しではなく(たまにはそういう手土産も大事かも。。)て、
お会いするたびに、論文の執筆を必ず進めて、見ていただくようにしていました。

私の場合は、1回の論文指導で、最低でも10枚(だいたい1枚600字ちょっと)は、すすめることを意識していました。

こうして、9月末までに30枚、10月末までに80枚(9月末からプラス50枚)、11月末までに150枚(10月末からプラス70枚)といった目標も定め、意識するようにしました。

実際には、11月末の段階で、120枚程度しか書けておらず、しかも内容的には6合目ぐらいの感覚でしたので、年末年始にラストスパートをかけて、なんとか1月の冬休み明けに200枚(だいたい11万字)まで持っていくことができました。

 

私の場合、このように先生から、どんどんアポを入れていただき、引っ張ってくださる先生でしたので、逃げずに食らいついていくことで、ゴール地点まで走り切ることができました。

私の中では、「指導教官」のイメージは、フルマラソンで選手と一緒に走るペースメーカーというよりは、箱根駅伝で車の上から、選手(学生)に指示してくれる監督、という感じですが。。

 

実際の指導教官は、このように手厚くご指導いただける先生は少なくて、学生が受け身でいるといつまでも論文作成が進まずに、時間だけが過ぎていく展開になる可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。

 

では、もう少し、具体的な動きは、次回お話させたいただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

3:05起床。寝起きにブログ・SNSチェック。
おまけにTiktokまで見てしまいました。
新しいアプリも、とりあえず研究と思ううちに、どんどん時間を奪われてしまいますね。

その後、早朝は、読書・ブログ執筆。
午前は、子どもたちとアスレチックのある公園で遊び。
午後は、庭の草むしりをしたり、ブログをいじったりして過ごしました。

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→実用的な内容で、思った以上に面白いです!

 

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、

私が経験したペースをご紹介したいと思います。

すごい絶景トレイルランですね。楽しそう!

 

以前の投稿で、修士論文作成の準備について、お話させていただきました。

 

税法免除大学院 修士論文作成の準備について①

税法免除大学院 修士論文作成の準備について②

税法免除大学院 修士論文作成の準備について③

 

今回は、その続きで、論文作成の大まかなスケジュールを見ていきたいと思います。
私の場合は、税理士試験の受験(※)がありましたので、3科目以上合格済の方は、もっと早めていただいて良いと思います。

※ 私は、大学院入学時には、会計2科目(簿記論・財務諸表論)しか合格しておらず、税法科目の消費税法の勉強(TAC通信上級)を大学院の入学後もつづけていました。

大学院2年生の5月末に約10年近く務めた会計事務所を退職し、6月から受験に専念していました。

私の合格体験記 消費税法①

 

テーマ決定後の動き(1月~7月)

 

テーマが決まったら、そのテーマに沿って論文を集めます。

集めながら、論文を読み始めて、論文の目次を作ると良いと思います。
むしろ、目次は、テーマが決まる前に先に作っておいた方が良いくらいです。

 

目次の作り方は?

目次の作り方は、簡単なようでいて、実は非常に難しいです。

ただ、目次の段階で、あれこれ考えて進まないのは非生産的ですので、あまり細部にまでこだわることなく、大まかな流れを作れば良いと思います。

私の場合は、比較的出来が良かった先輩の論文のコピーを一部手元に置き、その先輩の論文の構造を真似て、大まかな目次を組み立てて行きました。

実際に論文執筆を始めてみると、当初作った目次とはだいぶ変化して、5章立てで計画していたものが、結局8章立てに増加していました。。

 

先輩の論文を手元に置く

 

先輩の論文についての注意事項としては、読めば絶対に内容が似てきてしまうので、同テーマのものは読まないほうが良いということです。

同じ税目で別テーマとか、分野がかぶっていないテーマを選んだ先輩の論文から、論文の構成やボリューム感、参考文献の数、文章の書き出し等をつかむと良いと思います。

特に先輩の論文を読んでほしい方は、修士論文がどういうものかさっぱり分からない、大学の卒業論文を書いたことがない、という方ですね。
私の周りにも、論文というものが、どういうものか分からないまま、2年生の11月くらいまで来てしまう方もいました。
それでも、間に合ったのが、逆にすごいですね。

そういった悲劇が起こらないためにも、早い段階で先輩の論文を手元において欲しいと思います。

逆にいうと、論文作成に自信がある方は、先輩の論文を見る必要はないと思います。

私自身は、1年生の1月ごろに先輩の論文を読み「こんなん無理!」とビビってしまいました。
その後、自分の論文を書き上げてから、改めて、先輩の論文を読んでみると「勝ったな」と思えるくらいにはなりましたので、この時点でビビっても気にする必要はないです。

 

文献集めと読み込みをする(ふり)

こうして、テーマを決め、目次をおおまかにつくったら、あとは文献集めと読み込みになります。
私の場合は、4月に1回租税資料館に行き、5月に国会図書館に行ったくらいで、あとは目立った動きをしていません。

はっきりいって、やってるふりですね。
税理士試験が終わってからが勝負、と決めていましたので。

 

税理士試験直前期は、やってるふりだけ

 

こんなことを書いてしまって良いか分かりませんが、私は、税理士試験の直前期(6月~8月前半)には、修士論文については、ほぼ完全に「ノータッチ」でした。

週に1回だけ、指導教官の演習の授業(ゼミ)がありますので、その時だけは、研究をすすめているふうに、先生とはコミュニケーションを取っていました。

なんとなく後ろめたいので、なるべく眼を合わせないようにはしていましたが。。

先生も、ある程度は許容していただけたようで、この時期は、3科目持ちの仲間を優先的に指導をされていました。

私はというと、大学院に行く電車の中でだけ、参考資料を読んで、そのときだけ、大学院生に戻りました。そして、帰り道では「理論マスター」に持ち替えて、受験モードに切り替えていました。

そのくらいやらないとおっさん受験生は、合格しないんです。。

 

この話し、もう少し続きますので、このへんで区切らせていただきます。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。読書・ブログ校正・投稿。
→元板前さんの税理士が書いた飲食店経営本、素敵でした。

午前中は、子どもたちを送ったあと、キッチンハイターで食器を漂白。
雨だったので、ジョギングはなし。読書とブログ更新、軽く株価も見ました。

午後は、昼寝とブログ。その後、子供たちのお迎え、という一日でした。

 

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→2日に分けることで、購入単価を分散、、なんて面倒なことは考えていなくて、松井証券は10万円以下の売買は、手数料無料だから分けただけです。
と思ったら、今は50万円以下まで、手数料無料だから2日に分ける意味無し。。なんで、こんなに手数料安いんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税法免除大学院 国税審議会への提出書類

税法免除大学院での修士論文という一大イベントを終えて、無事、卒業!

となれば、国税審議会へ書類を提出し、審査を受けることになります。

その書類について、まとめてみました。

前回の投稿では、修士論文作成後に待ち受ける口頭試問について、お話しさせていただきました。

税法免除大学院 修士論文の口頭試問とは?

 

口頭試問を無事クリアすると、大学院のイベントとしては、卒業式を残すのみ、となります。

そして、卒業式を終えると、大学院での証明書発行が可能となり、いよいよ論文と必要書類を国税庁に送付して、審査をうけることになります。

 

提出書類について

 

提出書類については、国税庁のホームページにのっています。

修士の学位等による試験科目免除(研究の認定を含む。以下同じ。)について〔税理士法改正後〕の問7

 

一つひとつ見ていきたいと思います。

 

① 研究認定申請書兼税理士試験免除申請書

申請書は、国税庁のHPからダウンロードできます。

研究認定申請書兼税理士試験免除申請書

収入印紙が8,800円分必要になります。

ご存じの方も多いと思いますが、印紙は金券ショップで買うと少し安いです。

 

② 学位取得証明書

大学院にて、卒業の日に取得できます。卒業式当日に申請しても、当日入手できないと思いますので、卒業が確定したら、大学院事務局に問い合わせをして、卒業式当日にもらえるように電話かメールをしておきます。

修士(法学)」「修士(商学)」等の学位名が記載されたものを指定されていますので、念の為、事務局に確認することをオススメいたします。

 

③ 成績証明書

こちらも、②と同時に卒業式当日にもらえるように手配しておきます。

 

④ 修士の学位等取得に係る学位論文のコピー

修士論文のコピーは、自分で用意する部分です。

仮製本や製本の必要があるのか?
過去に先輩で国税庁に問い合わせをした方がいたようですが、製本の必要はないそうです。

噂レベルの話ですが、修士論文に剽窃・盗用がないかをチェックするためにスキャンにかけるので、逆に製本されてしまうと迷惑なんだとか。。

私はそんな話しを信じて、クリアファイルに入れるのみの形で提出しました。

スキャンにかけるのであれば、穴あけもしない方が良いかなと思ったんですよね。

 

⑤ 論文の内容及び修士の学位等取得に係る論文であることについての指導教授の証明書

こちらも、PDFファイルが国税庁HPにあります。

指導教授の証明書

卒業式当日にもらうために、事前に指導教官にお願いしておきましょう。

 

⑥ 履修要項等における修了した研究科の履修規定のうち、修了要件(在籍期間、必要単位数、修士論文の審査に合格等の条件)が記載された部分のコピー

ちょっとビックリする部分ですが、1年生のときの履修要項が必要になります。

手元にあればよいのですが、見つからない場合は、早めに大学院事務局に問い合わせをして用意してもらいましょう。

 

⑦ 講義概要(講義要項)等のうち履修した全科目の担当教授、講義内容及び単位数が記載された部分のコピー

⑥につづいて、ちょっとびっくりする部分ですが、1年生のときのシラバスが必要になります。

私は、シラバスはネット上で確認するのみで、紙で持っていなかったため、かなりあせりましたが、こちらも大学院事務局に問い合わせることで、入手できました。

 

⑧ 合格科目を証する税理士試験等結果通知書又は一部科目合格(免除決定)通知書のコピー

税理士試験結果のコピーです。

これを万が一、無くしてしまった人はどうなるんですかね?
ちょっと気になりました。

 

一日も早く出そう

 

正確なところはわかりませんが、国税審議会の論文審査は先着順と言われています。

実際のところは、同じ日に提出しても審査が早く終る人と長くかかる人で分かれるようですが、あとから出した人が優先的に見てもらえるということは、通常はないでしょうから、早く出すに越したことはないと思います。

大学院の卒業式の日程は、だいたいどこも同じような日程ですので、1~2日遅れただけで、その間に何十人もの人の論文が先についてしまいます。

 

審査には、どのくらいの時間がかかるのか?

 

論文審査に、どのくらいの時間がかかるのかは、ネット上に様々な情報が溢れています。

3月卒業でも、早い人は6月に通知が来ていますし、私の聞いた話では、翌年の1月までかかったという噂も聞いたことがあります。

半年以上も待つこともあることから、論文審査に投入される人数も多くはないものと想定されます。

そうすると、後で着けば着くほど、審査待ちの時間は伸びてしまいます。

税理士登録を焦らない方はそれでも良いと思いますが、そうでない方は、なるべく急ぐことをオススメいたします。

ちなみに、私は、卒業式当日に郵便局に持ち込み、速達で投函しました。

世の中には、もっと猛者がいて、卒業式当日に、国税庁近くの郵便局で投函した人もいるそうです。すごい人がいますね。

 

以上が、国税審議会への提出書類でした。

手元にない資料は、大学院の事務局に問い合わせれば、助けていただけるので、卒業が確定したら、早めに連絡することが大事です。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:55起床。早朝は、読書・ブログ校正・投稿。
「SLLEP」という睡眠についての本を面白く読みました。

午前中は、雨が小降りだったので、10キロジョグ。
3日連続で疲れが出るかと思いきや、雨で涼しくて、快走でした。

午後は、一転快晴。洗濯物を外に出しました。
ブログ更新後、お迎え、という一日でした。

 

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株主優待目的。家族でしゃぶしゃぶレストラン「しゃぶ菜」によく行きます。
すき焼きも食べられ、タピオカドリンクやワッフルを自分で作れるので、子どもたちに大人気のお店です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税法免除大学院 修士論文の口頭試問とは?

税法免除大学院の修士論文の最終段階で、待ち受ける

口頭試問、どんなものかをご説明いたします。

前回の投稿では、修士論文完成後の仮製本と本製本について、お話しさせていただきましました。

税法免除大学院 修士論文の仮製本と本製本の方法

 

今回は、仮製本のあとに行われる修士論文の口頭試問について、お話しいたします。

 

口頭試問とはどのようなものか?

 

私が在籍していた大学院では、修士論文の提出期限が1月31日で、口頭試問が3月1日というスケジュールでした。

つまり、提出期限からちょうど1ヶ月後に口頭試問がある、ということになります。

私が経験した口頭試問とは、学生1人に対して、教授が3人(主査・副査・租税法以外の教授)で行う面接でした。

1人あたりの面接時間は、15分に設定されていて、同級生の仲間が次々に試験を受け、1日のうちに同級生全員の試験を終えました。

ちなみに、主査・副査の先生は、租税法の教授ですが、3人目の先生は、民法の先生であったり、「初めまして」で何が専攻かわからない先生もいたようです。

ちなみに、口頭試問では、資料の持ち込みは可でした。

 

口頭試問で聞かれる内容

 

口頭試問で聞かれる質問は、以下のとおりです。

 

 ① どうしてこのテーマを選んだのか?

テーマを選択した理由について、聞かれました。

私の場合は、先生からご提案を受けたということと、自分が実務で経験したこの制度(消費税の事業者免税点制度)の悪用事例に苦しめられた経験をじっくり語り、時間を使いました。

 ② 論文の内容を説明してください

論文の内容ですので、事前に準備してきた内容を語りました。

①同様に、じっくりお話して、①と②の質問の段階で、10分以上は使っていたと思います。

 ③ 論文の内容についての個別の質問

論文の内容について、先生方から「ここが良くわからなかったので、もう少し詳しく説明してください」「(第3の教授からは)私は専門外なので、よくわからないのですが、こういうことですか?」という質問があります。

 

口頭試問対策

 

口頭試問対策としては、とにかく、口頭試問の日までに、論文の記憶をしっかりと修復しておく、ということが大事です。

私の場合ですと、論文をかきあげたのが、年明けの1月5日頃でしたので、口頭試問まで、実は2ヶ月位間が空いてしまっています。

この間に、実務は結構忙しい時期で、残業しまくる方もいるでしょうし、私の場合は、長かった論文執筆生活から開放されて、1ヶ月くらいぼーっとしてました。

1ヶ月もぼーっとしていると、あれだけ心血を注いでかきあげた修士論文の内容もびっくりするくらいのスピードで抜け落ちていってしまいます。

そこで、口頭試問の2週間前から、再度、自分の修士論文を読み直し、記憶の修復作業が必要になります。

2週間かけて読み直しても、論文の細部まで、理解することは難しかったです。

おそらく論文執筆中は、先生方の愛のムチがあったり、論文の締切や同級生たちの進捗状況等を気にしながら、そうとう追い込まれるので、スーパーサイヤ人状態(論文の終盤戦は、特に)で作業をすすめていますので、あとから平常心で読んでも「よくこんなの書けたよな」という感想になってしまいます。。

 

自分が話す時間を長くしたほうがラク

先にご説明したとおり、口頭試問は、①~③の質問で、成りたっていました。

そして、一番対応が難しいのが、③になります。
ある程度の準備をすることはできますが、論文の隅々まで、理解しきった状態で、面接に臨むの難しいと思われます。

面接時間には限りがありますので、私が行ったように①と②に段階でじっくりとアピールをして、時間を十分に使うほうがラクです。

この準備を怠ると、あっという間に③の質問になり、質問を深堀りされてしまうと、自信のある方でも答えるの難しいと思われます。

資料の持ち込みは「可」なのですが、論文の該当箇所をその場で見つけて返答するのはなかなか厳しいものがありますので、持ち込んだ資料は、「お守り」程度のものと考えたほうが良いと思います。

 

以上が、私が経験した口頭試問について、でした。

私の所属した大学院では、口頭試問の前段階で指導教官との間で、何度も論文指導が行われており、その指導教官からOKが出た以上、口頭試問でひっくり返る例はなく、実際のところ形式的な通過儀礼イベントでした。

ただ、そこに甘んじて準備を怠ると、指導教官の顔に泥を塗ることになり、あまり後味が良くないですね。

これが、大学院の最後の関所ですので、気を引き締めて、乗り越えていただければ幸いです。

終わったあとに、仲間たちと昼間から飲むお酒は、また格別ですよ!

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:05起床。夜中に3男が泣き、あやしたため少々寝坊。
読書のあとブログ校正・投稿。

次男の左目が赤いため、幼稚園を遅刻して、眼科に連れて行くことに。
眼科は、私がレーシックの手術で訪れた医院。
8時受付開始で、8時40分についたのに、受付番号は60番。
眼でお困りの方は、ほんとに多いですね。
結膜炎ということで、薬をもらって幼稚園に送りました。

その後、午前中はブログ執筆。
午後は、雨がやんだので10キロジョグ。

夕方は、3兄弟のお迎えに行って、洗濯物の取り込みとたたみ、夕食の準備。
家事フルコースの一日は、忙しかったです。

【New Try】

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→電子書籍を多読してみたいと思います!

 

税法免除大学院 修士論文の仮製本と本製本の方法

税法免除大学院で修士論文を書き上げると

仮製本と本製本をします。

その話について、書いてみたいと思います。

 

上が本製本で、下が仮製本です。

 

修士論文、めでたく完成した暁には、口頭試問の審査用に提出する仮製本と、審査後に提出する本製本を行います。

私は、人生初の製本でしたので不安でした。

その製本について、まとめてみました。

 

仮製本は、指導教官の最終チェック後に

 

指導教官の先生から温かくも厳しいご指導を受けながら、なんとか論文も完成の日が近づいてくるのが、2年生の年末の頃です。

私の大学院では、2年制の1月末が提出期限でしたので、指導教官の最終OKがでたのは、1月10日の頃だったと思います。

その後、副査の先生にチェックしていただき、OKが出たのは、1月21日でした。

主査・副査の先生のチェックを通ると、仮製本を3部行い、この仮製本が主査・副査ともうひとりの先生の手に渡り、最終的には、修士論文の口頭試問が行われます

この仮製本は「くるみ製本」とよばれるもので、よく小学校や中学校の卒業文集などに使われていそうな簡易的な製本のスタイルです。

仮製本・本製本ともキンコーズさんで頼みました。

夜10時までやっているので、大学院の授業を受けたあとに行くことができ、大変便利です。

都内で仕事をしていたときは、よく見かけたキンコーズですが、地方にはあまりないんですよね。わが埼玉にも1店しかない。。

 

原稿を持ち込めば大幅に安いです

 

なんとなくお金がかかりそうなイメージがある製本ですが、仮製本であれば、印刷された論文を持ち込めば、さほどの金額ではありません。

私は、そのことを知らず、PDFでデータを渡し、キンコーズさんに印刷をしてもらったため、結構高くついてしまいました

印刷代は、1枚12円で10,224円かかっていますが、自分で自宅等で印刷してくれば、この金額はかかりません。

ですので、3部仮製本を頼んでも、2,000円ちょっとで印刷することができます

確か一部のサービスでは、学割の10%引きが使えますので、学生証も念の為、持参しましょう。

ちなみに印刷を頼んでから手元に来るまでに4~5日くらいだったと思います。

急ぎである旨を伝えれば、翌日には入手できます。

仮製本は、例年、ギリギリになる傾向があり、先生のOKが、1月29日とか30日になることもあるそうですので、なるべく先生に負担を掛けないためにも早めに仕上げるようにしましょう。

特に、月末は依頼が集中しやすいようですので、要注意です。

 

仮製本時の注意点

修士論文の執筆にギリギリまで取り組んでいると、仮製本のときにつかう表紙と背表紙の作成をし忘れることがあります(大学院の先輩で背表紙を作成し忘れて、仮製本している方を見かけました)。

各大学院ごとに指定の書式があると思いますので、表紙と背表紙(特に、背表紙は作るのがちょっと面倒です)の作成もお忘れないよう、ご注意ください。

 

参考サイト)㈱イシダ印刷 失敗しない背表紙の作り方

 

私は、キンコーズさんに再度、足を運ぶのは時間が惜しかったので、宅急便で納品してもらうことにしました。料金は別途1,000円かかります。

 

 

本製本はけっこう高いです

 

仮製本は、3部頼んでも2,000円ちょっとと割安でした。

一方の本製本は、それなりのお値段がします。

本製本は、修士論文の完成版として、黒の厚紙でできたしっかりとした表紙に金文字でタイトルや名前が入る立派なものです。

これを大学卒業後に一部献本して、大学図書館に保存される、ということでした。

「特殊製本」ということで、9,000円かかっています。

一生に一度の記念品として、自分用にもう一部発注しようか迷いましたが、高いのでやめときました。

そのかわり仮製本では、自分の分も印刷しておきました。

ワードのデータを残しておけば、印刷自体はいつでもできますので、記念品はいつでも作れると思います。

ちなみに、こちらは、依頼してから1週間程度は完成まで時間がかかるので、時間には余裕をもって、依頼をしたほうが良いと思います。

 

私の失敗談

本製本を頼んだときに、目次のデータが最新になってない物をわたしてしまい、結局、この本製本は不良品なので、再度、印刷する羽目になってしまいました。

2回も失敗して、私はキンコーズの上顧客です。。

ですので、本製本の依頼のときは特に、表紙・背表紙・本文・目次が最終データになっているかをしっかりとご確認の上、原稿を持ち込んだほうが良いと思います。

 

以上が、私が経験した仮製本・本製本の方法でした。

長い長い修士論文作成工程のあとに、プレッシャーから開放されて、仮製本・本製本の作成を依頼する工程は、ちょっと楽しい作業でした。

製本の方法は、各大学院ごとに指定があると思いますので、必ずご確認の上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:15起床。
早朝は、読書とブログ校正。

前日の夜に行われたレアルマドリードの試合をチェック。
順調に勝点を積み上げ、リーグ優勝まであとちょっと。
コロナ中断再開後は、選手交代枠が5人に増えたため、選手層が厚いマドリーに有利な展開です。

午後、雨がやんだスキに、10キロジョグ。
週末の寿司と焼き肉でのってきた脂肪を、落としにかかりました。

【New Try】

資金繰り表の作成。
読んでいる本の例題をもとに作成したのですが、本の計算式が間違っていてビックリです。

 

 

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