税法免除大学院 修士論文作成の準備について②

税法免除大学院のメインイベントである修士論文。

作成の準備について、続きです。

前回の投稿では、修士論文の準備について、1年生の夏からスタートして、テーマを考え直すことや指導教官を選ぶこと(選ばれること)について、お話しさせていただきました。

⇒税法免除大学院 修士論文作成の準備について①

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

指導教官に何を求めるか?

 

フィーリングも大事かも

修士論文の作成は、一応、2年生の4月から年明けの1月まで、約9か月に及ぶ長丁場の戦いになります。

ただ、この1年弱の間、学生が一人でずっと孤独に論文を書き上げていくのかというと、そうではありません。

私が在籍していた大学院では、指導教官の「論文指導」というものがあり、私の先生は、論文を書き上げるまでに、合計で8~12回のマンツーマン指導(1回の指導につき1時間半から2時間くらい)がありました。

毎回の論文指導では、初期の頃は、重要な文献の読み合わせをしていただき、中期後期は、実際に書き進めている論文を、先生に読んでいただき、絶えずチェックしていただきました。

チェックは、単純な誤字脱字から、文章に不自然なところがないか、引用した条文に間違いはないか等、厳しいチェックが入ります。

担当する先生によってスタイルは若干異なるとは思いますが、修士論文作成にあっては、このようにして、指導教官の先生と頻繁に会って、コミュニケーションを取りながら進めていくため、先生とフィーリングが合わないと、毎回の論文指導がかなり大変なことになると思います。

その意味で、テーマや税目から修士論文の方向性を決めていくのも重要ですが、先生との相性もまた、けっこう重要な要素です。

 

前回の投稿でも、ちょっとお話ししましたが、できれば1年生のうちから、2年生の先輩(または直近の卒業生の知り合いがいれば、その卒業生の方から)から、少しづつでも、先生の指導スタイルを教えてもらうと、参考になると思います。

私の大学院の先生のように、親身になって何度も時間を作ってくれる先生何もしないと、どんどん追い込まれていく怖い先生でもありました)もいれば、割と自由にやって良いよ、という放任型の先生もいるので、ご自身のスタイルに合わせて、先生を決めていただければ、と思います。

論文作成に自信がない方や、人から言われないと火がつかないというタイプの方は、自由放任スタイルの先生を選んでしまうと危険です。
ご注意ください。

 

人気の先生には、アピールしなくてはいけない

指導教官が決まる(所属するゼミが決まる)のは、1年生の年明け1月か2月のあたま、というのが一般的なようですが、この時期までに、人気の先生の場合にはアピール(ゼミで積極的に発表を担当したり、質問、発言をしたりすると、先生の覚えはめでたいと思います)することも大事です。

前回もお話ししましたが、指導枠が決まっている先生の場合は、同級生間のいす取りゲームになりますので、早い者勝ちですね。。

 

テーマは自由に選べるのですが、、

 

先生について早いもの勝ち、というお話しをさせていただきましたが、実は、研究テーマも早い者勝ちです。

そして、テーマは基本的には自由に選べるのですが、私の大学院では少しだけ縛りがありました

例えば、

 ① 同級生間で、同じテーマはダメ

 ② 前年・前々年の先輩が同じテーマを書いている場合もダメ

 ③ 先生が、難色を示すテーマもあります

といった、ポイントです。

 

まず、①と②についてですが、詳しい理由は分かりませんが、かぶらないことを推奨されていました。
ある意味、先生からすると同じテーマの学生がいた方が指導するのはラクだと思いますが、敢えて厳しい道を選択されているのだと思います。

こうしたわけで、前年・前々年に先輩が同じテーマで書いていたりすると、先生からOKが出ないおそれがありますので、テーマは自分一人で温めるのではなく、早めに先生に相談することをおススメいたします。

このあたりの感覚は、各大学院・各先生ごとのローカルルール(同テーマの学生がいても問題ない学校もあるようです)があるような気がしています。
結局のところ、すべては、指導教官次第になってしまいますので、相談するのが一番ですね。

また③についてですが、せっかくお気に入りのテーマが見つかっても先生が難色を示す(OKしてくれない)パターンも存在します。

これは、先生自身が余り興味がないテーマの場合に起こり得ます。

例えば、先生が高齢で新しい分野に興味がないため乗り気でないパターンや、そもそも先生が所得税法の先生なのに、相続税法のテーマを持っていっても乗ってくれない、というパターンもあります。

 

逆に私の場合は、先生から消費税法の「リバースチャージ方式」について書いてみたらどうかな?という提案を受けていました。

私自身は、リバースチャージ方式について、実務で扱った経験がなく、税理士試験で問題を解いたことはありましたが、いまいちピンとこないな、という印象でした。。

 

実際にどんなテーマがあるのか?

 

ちなみに、卒業生の修士論文のテーマは、先生に聞くか、大学図書館に一部献本(製本された修士論文を母校図書館に納めます)されているはずですので、確認していただくと良いと思います。

 

修論テーマが大学HPで公表されているケースもあります。

例えば

名古屋経済大学 大学院 法学研究科 法学専攻 修士論文論題一覧

高千穂大学 修士論文一覧表

 

これをみると、どのテーマも難しそうに見えますし、実際、内容的には難しいのですが、大学院の授業で扱う内容も多く、実はおなじみのテーマがほとんどです。

ですので、テーマは自分の頭で、ゼロからひねり出すものではなく、既存のテーマから選んでいく位の感覚の方が良いと思います。

その既存のテーマの上に、新しい視点や自説が少しでも乗せられれば、修士論文としては十分なレベルになるのではないかと思います。

 

少し長くなってきたので、今回はここまでにしたいと思います。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。読書をして、ブログ校正・投稿。

三男の体調も回復したので、保育園に行くことができました。
午前中は、雨が降ってしまったので、床屋さんへ。

20日に一回は床屋に行くという床屋好きのおっさんです。

コロナ禍の中で、今年大学院に入られた1年生の方からの反響が多く、心配だったので、Twitterで他の税法免除大学院OBの方の、ブログ更新を呼び掛けてみました。いろんな方のお知恵を借りて、なんとか、この難しい状況を乗り越えられるといいですね。