2020年に損切りした銘柄について 日本たばこ産業

株式投資に失敗は、つきものです。

負けてなんぼと割り切りましょう。

 

 

2020年は、コロナ禍の1年でした。

時代の大きな転換点になりそうな1年でしたので、従来通りの投資スタイルではダメだな、と見切りをつけた銘柄もいくつかあります。

例えば、以前にお伝えしたすかいらーくHDなどです。

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと② すかいらーくHD

 

今回は、そんな2020年に損切りした銘柄のひとつ、日本タバコ産業(JT)について、お話ししたいと思います。

 

タバコは、20歳から30歳まで吸っていました

 

タバコの思い出話です。

 

私がタバコを吸い始めたのは、20歳になった夏。

その頃の私は、大学受験に失敗し、2年目の浪人生活を送っていたのですが、受験勉強(予備校に通わず、宅浪)に飽きてしまい、住み込みの新聞奨学生になって親元を離れて生活していました。

周りの同僚(20才未満の人も)は、ヘビースモーカーでしたので、つられるようにして、私もメンソールのタバコを吸い始めました。

父親も母親もヘビースモーカーだったせいか、私とタバコの相性は抜群で、吸い始めたら、あっと言う間に1日2箱のヘビースモーカーに。

 

その後、10年間くらい、タバコとは深いおつきあいでした。

ですが、30歳を超えたあたりで、ジョギングを始めたり、ダイエットをしたり、という自己改造の流れで、禁煙に成功し今に至っています。

 

日本たばこ産業 高配当の人気銘柄

 

そんな訳ですから現在の私は、タバコとは無縁の生活を送っています。

ですが、ひょんなことから、日本たばこ産業の株を買ってみよう、ということになりました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、日本たばこ産業は高配当株として、個人投資家の間では人気銘柄です。

そして、私の尊敬するある方から「日本たばこ産業の株を買っている、配当がいいからね」という話しを酒の席で聞き、「あの方が持っているなら、自分も話しを合わせるために一口乗ってみるか」と、考えました。

調べてみると、JTは株価(2018年8月ごろ)は3,000円弱で、配当が年間で140円ありましたので、配当利回りは4.6%もありました

私の保有銘柄に、これほどの高配当株は無かったような気がして、これはいいねと、深く考えずに100株だけNISA口座(高配当なので、NISAで長期保有予定)で保有してみました。

 

買ってみたものの

 

そんな軽い気持ちで保有してみたJTでしたが、残念ながら高配当を楽しむまもなく、株価の下落が始まりました。

 

 

⇑2年間のチャートです。

2018年の8月末に、2,980円で100株購入しましたが、株価はほとんど買値を越えることはなく、どんどん下がります。

 

 

こちらは、5年間のチャート。

あまりにもきれいな下落トレンドで、ちょっと感動すらしてしまうところです。

 

まだはもうなり、もうはまだなり

 

株式投資の相場格言に、

まだはもうなり、もうはまだなり

という言葉があります。

 

私自身のJT投資も、3,000円という節目がなんとなく底になるような気がして、「もうJTの株価は、底だな」と見て、投資した経緯もありました。

結果はご覧の通り「もうはまだ」という格言通りの結果になりました。

 

2018年の当時から、タバコの需要が細っていることは分かっていましたが、配当をもらいながら、じっくり元をとれば良い、という判断のもと、投資しましたが、下落スピードが思いのほか早かったですね。

特に事業や経営者に思い入れもありませんし、持っていてちっとも面白くないので、保有して2年ちょっとでしたが、早々に撤退(損切り)を決めました。

 

 

売値は、2,128円ですので、85,000円ほどの損切りです。

配当は、2年強の保有で、30,000円チョット。

ですので、トータルで55,000円ほどの負けとなりました。

 

JTの今後は?

 

投資家心理としては、配当もあるし、株価も2,000円が心理的な底値になってくれると、信じてじっくり待つもの一手です

ですが、今回(2021年2月10日)の決算短信では、減収減益の予想と、配当の減額を発表しました。

 

もともと、JTは連続増配16期連続という大判振る舞いをしてきた企業ですが、実質(経営成績)を伴わない増配だったので、無理が生じ、今回とうとう減配に舵を切ることになってしまいました。

この減配は、残念ながらスタートしたばかりで、業績が向上しない限り、まだまだ続くのではないでしょうか?

 

現在の2,000円切りの株価(1,981円、2021年2月10日現在)は、「もういいだろう」か「もうはまだ」か、慎重にご判断いただければ幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

【昨日のできごと】

4:45起床。
どうやら二度寝してしまったらしく寝坊です。
とはいえ、勉強はやめられないので、クイックに支度をして朝勉に。
CFPは不動産運用の問題集を10問。CFPの試験については、情報が乏しく、過去問の解説では分からない部分もあるのが、ちょっと困ります。
続いて、金融資産運用の問題集を7問。
いままで、なんとなく分かっているつもりで、ニュース等で聞いていた経済指標・統計の細かい部分について、何も分かっていなかったことが良くか分かり、とても刺激的です。

午前中は、長男・次男のサッカー送迎。
次男の練習では、大人対子供のミニゲームに参加。今日は熱くならずに、落ち着いて子どもたちに点を取らせる、大人のプレーが出来ました。

その後、家族でIKEAに家具を見にお出かけ。
すごい人混みで、ランチをするのも一苦労でした。
ですが、私自身10年ぶりのIKEA。見るものがいろいろと新鮮でとても刺激を受けました。

夕方はブログ執筆、という一日でした。

 

ブログランキングに参加しています。
よろしければ、↓のボタンをポチッとしていただけると、とっても嬉しいです。

にほんブログ村 資格ブログ 税理士試験へ
にほんブログ村


税理士ランキング

 

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと② すかいらーくHD

もらって嬉しい株主優待

ですが、一寸先は闇

と気付かされることがあります。

 

 

前回の投稿では、株主優待銘柄で失敗してしまうこととして、株主優待の権利確定後の株価の下落について、お話しさせていただきました。

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと① ヒロセ通商

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

株主優待は、企業の都合でコロコロ変わります

 

株主優待制度は、企業が株主に対して行うファンサービスのような性質もあります。

株主は、株主優待品や割引券等をもらうことで、その会社に対する愛着がわきますし、ひいては、知人にその企業のサービスや商品をおすすめするということもあるかもしれません。

その意味で、企業にとっての株主優待は、間接的な宣伝効果があるのかもしれません。

ですが、企業側には、株主優待制度を持続させなければならない、という義務はないので、経営環境が悪化したりすると、株主優待はいきなり縮小されることがあります

 

今年(2020年)は、なんといってもコロナの年でした。

そして、コロナウイルス感染拡大防止のための外出規制や営業自粛要請によって大打撃を受けてしまった企業は、数多くあります。

特に、私の大好きな外食産業に関しては、影響が大きく、未だに(2020年11月12日現在)復活の光が見えてこない状況でもあります。

 

株主優待改悪というパターン

 

サムネイルの写真に採用したのは、私が好きなすかいらーくの株主優待券です。

すかいらーくは、ファミリーレストランの最王手。

展開しているブランドが多く、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、しゃぶ葉、夢庵、ステーキガスト、グラッチェガーデンズ、藍屋、などいろいろなお店で、優待券を利用して食事を楽しむことができます。

私の家の周りにも、これらのファミレスが数多くあり、非常に使い勝手が良い株主優待券でした。

 

私は500株ほど投資していたので、年間33,000円分も株主優待券をもらうことができていましたが、今年の9月に、年間16,000円とすることが発表され、おおよそ半分以下の優待になることが発表されました。

 

株主優待制度の変更に関するお知らせ すかいらーくHD

 

ちなみに、優待改悪後のすかいらーくの株価は、

 

 

改悪発表前は、1,670円くらいだった株価は、1,500円くらいまで下落しています。

ですが、その後持ち直してきましたね。

 

それでも悪くはないけれど

 

すかいらーくの現在の株価は、1,644円(2020年11月12日現在)。

それに対して、株主優待は100株で、年間4,000円分ですので、優待利回りは、2.4%ですので、改悪になってしまったとは言え、そんなに悪いわけではありません。

今後の株価の動き次第で、安値で買うことができれば、優待利回り3%程度になるかもしれませんね。

 

ですが、私はこの優待改悪の発表後に、すかいらーくに関しては一度、売却して撤退することに決めました。

いままで随分、株主優待をもらってきて、楽しませていただいたのに、ちょっと後ろめたい気持ちもなくはないですが、このコロナ禍で、外食産業の中で勢いのないところは、ちょっと厳しいかな、と個人的には思っています。

すかいらーくが展開するブランドの中では、新しい「むさしの森珈琲」は、かなり繁盛している雰囲気を感じているのですが、定番のブランドに物足りなさを感じてもいます。

 

私の投資スタイルとして、いろんなデータや情報よりも自分自身の消費者としての直感を重視しているところもありますね。

すかいらーくは嫌いではないので、いつかまた保有できる日を狙いたいと思います。

 

今回は、株主優待銘柄の失敗事例として、優待改悪を発表したすかいらーくをとりあげてみました。

次回は、改悪のさらに上を行く、優待廃止の事例を取り上げてみたいと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

 

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
早朝ルーティンの後、昨日に引き続き印紙税の実務書を。いろいろな契約書を見ることができて、けっこう勉強になります。
FP2級は、所得税の仕上げ。ようやく所得税の全体が終わりました。でも、私の実務リハビリとしては、全然足りません。何か方法を考えます。

その後、子供たちを送り出した後は、学童に出す書類の整理など。思いの外、こういった書類が難しいので、戸惑っています。

お昼前に、オーディブルで池上彰さんの本を聞きながら、LSD走を70分。いままで通ったことがない道を沢山通り、おいしそうなうなぎ屋さんを発見しました。

昼寝後は、ブログ執筆、子供のお迎え、という一日でした。

 

【Today’s BGM】

「愛のオルゴール」 パーシー・フェイス・オーケストラ

 

 

ブログランキングに参加しています。
よろしければ、↓のボタンをポチッとしていただけると、とっても嬉しいです。

にほんブログ村 資格ブログ 税理士試験へ
にほんブログ村


税理士ランキング

PAGE TOP