税法免除大学院 論文指導の受け方について

税法免除大学院では、修士論文作成時に指導教官から論文指導を受けます。

今回は、その論文指導の受け方について、お話しいたします。

 

私が通っていた大学院では、修士論文の作成をするときに、指導教官が一人づつついて、マンツーマンの「論文指導」と呼ばれる面談を行っていました。

私が、修士論文を書き上げるまでに、8回の面談(一回につき、1時間半から2時間半)がありました。
多い人は、12回くらい受けたとも聞いています。

この時間を有意義にするために、やっておきたいことをお伝えいたします。

 

指導教官は、恐ろしく忙しい

 

社会人大学院生は、仕事をこなしながら、土日の休みの日や仕事を終えた夜の時間に大学院に通い、さらには税理士試験にも挑戦していたりして、多忙な方が多いと思います。

一方の税法免除大学院の先生方も、実はかなり多忙です。

先生方によって、個別で状況は異なりますが、ある先生は、大学院を複数掛け持ちして講義をしている方もいるでしょうし、大学院だけでなく、大学の学部生向けの講義を担当している先生もいると思います。

また、実務家兼任の先生であれば、ご自身が所長をされている会計事務所があるでしょうし、事務所があれば当然、繁忙期も社会人学生である私達と同じように訪れるはずです。

大学院の講義を週1コマするだけでも、その準備にかなりの時間を割かなくてはならないでしょうし(私は、自分が発表を担当するゼミの準備に、50時間くらいかけた記憶があります。。)、先生ご自身の論文の執筆や雑誌の連載等をお持ちの方も多いと思います。
大学は会議も、実は、相当多いみたいですね。

そんな多忙な先生が、一人で複数の学生の修士論文を同時進行で見ていかなければならない状況なので、先生方は恐ろしく大変です。

ですので、少しでも先生の負担にならないよう細心の注意を払って、面談には臨みたいものですね。

最低限やっておきたいこと

 

論文指導を受ける学生の身として、最低限やってきたいことは、非常にシンプルなことなのですが、「言われたことをちゃんとやる」ということです。

なんだか小学生みたいですが、これがなかなか難しいんですよね。

例えば、論文指導の最中に「この先生の〇〇という論文は重要だから読んでおいて」という宿題が出たら、必ず読んでおくことです。

この場合の「読む」ということは、さらっと流し読みをする程度ではだめで、論文の「要旨」(ポイント)をしっかり捉えて、先生から、ある程度のことを質問されても答えられるように、精読しておく必要があります

実は、指定された論文が難しすぎて、良く理解できない、という場面もありますが、その場合は、分からなかったところをピックアップしておいて「この部分がよく分からなかったのですが、こういう意味でしょうか?」と質問できるように準備をしておくことが大切です。

これをせずに、難しさのあまり、論文を途中で放り出してしまい、読み途中で先生に会ったり、あるいは全く読まずに面談に臨んだりすると、当然、先生の心象を害することになり、お小言をいただくことにもなると思います。

こういう展開になると、論文指導の時間が気まずくなり、先生と学生のテンションも下がり、お互いに悪循環におちいってしまいますので、ご注意ください。

 

基本は、読む・書く・修正する

 

以前の投稿でもお話しましたが、基本的には、先生に会うときは「手ぶら」ではなく必ず、書き進めた論文という「成果物」を持っていきたいものです。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

 

書き進めた論文をチェックしていただき、先生から「こういう言い回しに変えたほうが良い」とか「ここは、おかしいから書き直し」とか指摘されたことは、メモを残しておき、必ず、次回までに修正しておきます。

さらには今後は、これらの文献を使って、こういう展開で書き進めます、という話をして、方向性が間違っていないかを、絶えず確認していただくことが大事です。

この作業を怠って、学生が勝手に突っ走っても、先生から見ると「全く使い物にならない」原稿が増えただけ、、ということになり、お互いに不幸です。

ですので、手間はかかりますが、コミュニケーションは密にしていただくことが、結果的には、ラクな方法になると思います。

ゴルフの練習で、自己流で練習を重ねるよりも、レッスンプロの指導を受けて練習したほうが、はるかに上達が早いのと同じですね。私は、ゴルフはほとんどしませんが。。

 

先生に会う日程を10日から2週間程度に設定し、それまでの間に、

① 集めた論文を読む

② 論文を執筆する

③ 前回、修正するように指導を受けた部分は、修正したものを持参し、再度チェックしていただく

という作業を回していくことになります。

次回の期限を定めることで、中だるみせずに、執筆を進めていくことができます。

また、書き進めた論文を見ていただくときは、引用に使った文献をすぐに先生に見せられるように、引用した順にファイリングしておくと、スムースです。
(コピーを先生に渡す必要がある場合は、事前に準備しておきましょう。)

後々、書き直しや加筆をする際にも、引用した順番に並べておくと、見つけやすくなるため、ファイリングは、執筆が進むたびに順番を入れ替えていくと便利だと思います。

 

今回は、論文指導の受け方について、まとめてみました。

このブログは、学生目線の投稿がほとんどですが、今回は、先生目線も少しだけ考えてみました。

修士論文の作業は、困難の連続で、周りが見えなくなってしまうことも、多々あると思いますが、先生も同じように困難な状況でありますので、気配りをしつつ、良好な関係をキープして、充実した修論ライフをおくっていただけたら幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:10起床。
いつも、3:30に目覚ましをセットしているので、寝坊といえば寝坊です。
5時から海外サッカーを見ながら、ブログの校正・投稿。
解説の方のトークが、ブログの文章に反映されてしまっています。

9時半からは、FPの勉強と読書(税理士賠償保険について)。
その後、小雨降る中、ジョギングに出かけるも、左ふくらはぎにハリがあったため、2.7キロで帰宅。
痛くても10キロくらい走れますが、おっさんなので大事を取りました。

その後、キッチンハイターを使って、お風呂の黒カビ取りをするも失敗。
薄めすぎてしまったので、濃度を上げて後日、再チャレンジしたいと思います。

午後は、昼寝とブログ執筆。
大学院ネタもほぼ尽きてきたので、新しい展開を検討中でございます。

 

【New Try】

短いジョギングコースの開拓。今までと違う道を走る。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール③

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、前回の続きです。

修士論文をいつから、どこから書き始めるかを中心にまとめました。

前回、前々回の投稿では、修士論文作成のスケジュールについてのお話しをさせていただきました。

 

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

 

今回は、もう少し具体的な動き方を、お話ししようと思います。

 

いつから書き始めるか?

 

修士論文に参考になりそうな文献をそれなりの数集め、それらを読みすすめていく中で、いつから執筆を始めるか?

難しいところですね。

私は、昨年の8月8日に税理士試験後の再スタートを切ってから、まずは集めた論文をひたすら読むことから始めていました。

仕事を退職していたので、8月中は一日に7~8時間程度みっちり論文を読み込み、インプットに精を出しています。

といっても、その間には、税理士試験の解答解説会や家族旅行もあったので、毎日できたわけではないです。

おそらく、8月中に50本程度の論文を読み、9月からは、執筆を始めることにしました。

 

これは、私が、8月9月の時点では仕事をしないで、論文に専念しているということが前提の話しですので、その点ご注意ください。

ですので、仕事をしながら修士論文を作成している社会人院生のかたは、もっと早めに動いていただいたほうが良いと思います。

どこから書き始めるか?

 

これは、指導教官の指導スタイルによって変わると思いますので、実際に修士論文をこれから執筆される方は、指導教官のお話しに従っていただきたいのですが、私の場合は先生から、判例の部分から先に書くことを奨められました。

ちなみに、私が見た限りでは、修士論文1本につき、3~5つの判例を載せるケースが多いようです。

私の場合は、修士論文を作成する前の段階(1年生のとき)に、判例を自分で調べて、ゼミで発表する機会(※)が、3回(2年生でも2回)ありました。

※ 一つの事件について、事案の概要、争点、関連法規、地裁・高裁・最高裁の内容、学者の見解、私見などをまとめて、学生一人が1時間くらいで発表するハードな授業です。

そのときの経験を、ほぼそのまま生かして書き始めることができるので、まずは判例からすすめて、パーツを先に組み立てていく工法ですね。

おそらく、これは先生によって、パーツをバラバラに作った上で組み立てていく先生と、頭から設計図をしっかり作り込んからすすめていく先生と、分かれてくると思いますので、先生と良くご相談の上、進めてください。

 

判例の調べ方

なお、判例の調べ方について、国会図書館の詳しいサイトを見つけました。

ご参考まで。

【国会図書館】判例の調べ方

 

私は、大学院で契約しているLEX/DBを使っていました。

さすがに、判例のデータベースを個人利用するのは、費用負担(月1万円程度)がきついです。
勤務先の事務所(会社)で利用できれば、それも良いですね。

なお、租税資料館でも、LEX/DBは使えます。
私が利用していたときは、無料でプリントアウトできたのですが、さすがにこのサービスは有料(プリントアウト1枚に付き10円)に変わりました。

判例の次に書きやすいのは、法の意義や制度の沿革

 

判例について、1~2つまとめることができたら、修士論文で扱う法の意義や制度の沿革について、書くことを奨められていました。

私の場合は、論文の第一章は、この意義や制度の沿革についてに割いています。

これらの内容は、コンメンタールや金子宏先生の「租税法」をつかって、まとめていく作業になります。
この段階では、自説を述べる必要はなく、淡々と書き進められる部分なので、早い段階で書き始めても大丈夫だと思います。

 

このようにして、判例部分と法の意義や制度の沿革について、書き進めていくと、書き上げた論文の分量も出てきますし、なんとなく論文らしい雰囲気も漂ってきます。

土台がしっかりしてきたところで、メイン部分となる本文に入って行くことになります。

少し長くなってきましたので、今日はここまでとさせていただきます。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:35起床。早朝は、FP3級の勉強とブログ校正・投稿。

午前中は、食料品の買い物に行ったあと、読書。
読みかけだった「サードドア」。面白くて、止まらないです。
その後、10キロジョグ。中2日で休養十分。いいペースで走れました。

午後は、ブログ執筆後に、子どもたちのお迎え、という一日でした。

【New Try】

FP3級 9月試験申し込み

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール②

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、

前回の続きです。

前回の投稿では、修士論文作成のスケジュールについて、序盤戦の動きをお話させていただきました。

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

 

今回は、その続きをお話しさせていただこうと思います。

 

税理士試験が終わったら、すぐスタート

 

税理士試験までは、試験に集中し、大学院のことは、週1回の演習の講義のときだけ、集めた論文を少し読む程度にしていました。

税理士試験が終わったら、いよいよ修士論文の本格的なスタートです。

私の場合は、昨年(2019年8月6日)に消費税法の試験が終わり、7日は休みましたが、8日から早速スタートしました。

 

残り日数を逆算しよう

 

私の所属する大学院の修士論文の提出期限が1月末でしたので、余裕をもたせて11月末までに第1稿を上げる(内容はともかく、とりあえず論文を完成まで書き上げる)ことを目標に定めて、手帳には、11月末をゼロとして、残り日数を逆算して書き出していきました

というのも、私達の学年の一個上の先輩が、1月末になっても論文が仕上がらずふらふらになりながら取り組んでいるさまを間近に見ていたため、期限ギリギリで追い詰められることだけは、避けたいなと思っていたからです。

11月末は少し早い気もしますが、12月末を目標にすると、ちょっと予定が崩れただけでも1月にずれ込み、結局ギリギリ組になってしまいます。

そういった意味で、私は11月末を私の期限として設定しました。

すると8月8日の段階で、残り日数は114日

多いと考えるか、少ないと考えるかは、人によると思いますが、私は、114日しかないと感じ、かなり焦りました。

 

この残り時間を意識する感覚は非常に大事で、税理士試験の勉強のときも毎日、本試験までの残り日数を意識して、勉強するようにしていました。

この方法により締切効果で、本試験までの限られた日数に集中力を発揮することができ、「まだまだ日数があるから大丈夫」というふわっとした、間違った安心感からも、抜け出すことができます。

 

先生をペースメーカにしよう

 

修士論文の作成過程では、指導教官の先生とのコミュニケーションが非常に重要になります。

先生とコミュニケーションが取れていない状態で、院生が、一人で突っ走って論文を書き進めたとしても、それは、おそらくほとんど使えない代物(ようするに全て「ボツ」の原稿になってしまいます)になってしまう可能性が大です。

よほど優秀な人であれば別ですが、多くの社会人大学院生は、そこまで論文作成に自信を持てる方はいないと思われます。

ですので、修士論文作成の基本は、とにかく先生となるべく頻繁に接触する(できれば会う)ということになります。

コロナ禍の現状では、先生と会うことは、難しいかもしれませんが、会わないまでも、作成中の論文をどんどん見ていただき、メールやチャットもしくはリモートツールでコミュニケーションを取って、その都度、直しを入れていただいたほうが、良いと思います。

私の場合は、税理士試験後に再スタートを切ってからは、10日~2週間に1回位のペースで先生にお会いして、指導をしていただく時間を作っていただきました(実際には、先生の方から次回のアポを、半強制的に提案されてしまうのですが)

 

先生には「手ぶら」では会わないように

先生にお会いするからには「手ぶら」では会わないようにしましょう。

虎屋のようかんでも持って、うやうやしく「つまらないものですが」な~んて、話しではなく(たまにはそういう手土産も大事かも。。)て、
お会いするたびに、論文の執筆を必ず進めて、見ていただくようにしていました。

私の場合は、1回の論文指導で、最低でも10枚(だいたい1枚600字ちょっと)は、すすめることを意識していました。

こうして、9月末までに30枚、10月末までに80枚(9月末からプラス50枚)、11月末までに150枚(10月末からプラス70枚)といった目標も定め、意識するようにしました。

実際には、11月末の段階で、120枚程度しか書けておらず、しかも内容的には6合目ぐらいの感覚でしたので、年末年始にラストスパートをかけて、なんとか1月の冬休み明けに200枚(だいたい11万字)まで持っていくことができました。

 

私の場合、このように先生から、どんどんアポを入れていただき、引っ張ってくださる先生でしたので、逃げずに食らいついていくことで、ゴール地点まで走り切ることができました。

私の中では、「指導教官」のイメージは、フルマラソンで選手と一緒に走るペースメーカーというよりは、箱根駅伝で車の上から、選手(学生)に指示してくれる監督、という感じですが。。

 

実際の指導教官は、このように手厚くご指導いただける先生は少なくて、学生が受け身でいるといつまでも論文作成が進まずに、時間だけが過ぎていく展開になる可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。

 

では、もう少し、具体的な動きは、次回お話させたいただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

3:05起床。寝起きにブログ・SNSチェック。
おまけにTiktokまで見てしまいました。
新しいアプリも、とりあえず研究と思ううちに、どんどん時間を奪われてしまいますね。

その後、早朝は、読書・ブログ執筆。
午前は、子どもたちとアスレチックのある公園で遊び。
午後は、庭の草むしりをしたり、ブログをいじったりして過ごしました。

【New Try】

FP3級の勉強スタート
→実用的な内容で、思った以上に面白いです!

 

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュール①

税法免除大学院 修士論文作成のスケジュールについて、

私が経験したペースをご紹介したいと思います。

すごい絶景トレイルランですね。楽しそう!

 

以前の投稿で、修士論文作成の準備について、お話させていただきました。

 

税法免除大学院 修士論文作成の準備について①

税法免除大学院 修士論文作成の準備について②

税法免除大学院 修士論文作成の準備について③

 

今回は、その続きで、論文作成の大まかなスケジュールを見ていきたいと思います。
私の場合は、税理士試験の受験(※)がありましたので、3科目以上合格済の方は、もっと早めていただいて良いと思います。

※ 私は、大学院入学時には、会計2科目(簿記論・財務諸表論)しか合格しておらず、税法科目の消費税法の勉強(TAC通信上級)を大学院の入学後もつづけていました。

大学院2年生の5月末に約10年近く務めた会計事務所を退職し、6月から受験に専念していました。

私の合格体験記 消費税法①

 

テーマ決定後の動き(1月~7月)

 

テーマが決まったら、そのテーマに沿って論文を集めます。

集めながら、論文を読み始めて、論文の目次を作ると良いと思います。
むしろ、目次は、テーマが決まる前に先に作っておいた方が良いくらいです。

 

目次の作り方は?

目次の作り方は、簡単なようでいて、実は非常に難しいです。

ただ、目次の段階で、あれこれ考えて進まないのは非生産的ですので、あまり細部にまでこだわることなく、大まかな流れを作れば良いと思います。

私の場合は、比較的出来が良かった先輩の論文のコピーを一部手元に置き、その先輩の論文の構造を真似て、大まかな目次を組み立てて行きました。

実際に論文執筆を始めてみると、当初作った目次とはだいぶ変化して、5章立てで計画していたものが、結局8章立てに増加していました。。

 

先輩の論文を手元に置く

 

先輩の論文についての注意事項としては、読めば絶対に内容が似てきてしまうので、同テーマのものは読まないほうが良いということです。

同じ税目で別テーマとか、分野がかぶっていないテーマを選んだ先輩の論文から、論文の構成やボリューム感、参考文献の数、文章の書き出し等をつかむと良いと思います。

特に先輩の論文を読んでほしい方は、修士論文がどういうものかさっぱり分からない、大学の卒業論文を書いたことがない、という方ですね。
私の周りにも、論文というものが、どういうものか分からないまま、2年生の11月くらいまで来てしまう方もいました。
それでも、間に合ったのが、逆にすごいですね。

そういった悲劇が起こらないためにも、早い段階で先輩の論文を手元において欲しいと思います。

逆にいうと、論文作成に自信がある方は、先輩の論文を見る必要はないと思います。

私自身は、1年生の1月ごろに先輩の論文を読み「こんなん無理!」とビビってしまいました。
その後、自分の論文を書き上げてから、改めて、先輩の論文を読んでみると「勝ったな」と思えるくらいにはなりましたので、この時点でビビっても気にする必要はないです。

 

文献集めと読み込みをする(ふり)

こうして、テーマを決め、目次をおおまかにつくったら、あとは文献集めと読み込みになります。
私の場合は、4月に1回租税資料館に行き、5月に国会図書館に行ったくらいで、あとは目立った動きをしていません。

はっきりいって、やってるふりですね。
税理士試験が終わってからが勝負、と決めていましたので。

 

税理士試験直前期は、やってるふりだけ

 

こんなことを書いてしまって良いか分かりませんが、私は、税理士試験の直前期(6月~8月前半)には、修士論文については、ほぼ完全に「ノータッチ」でした。

週に1回だけ、指導教官の演習の授業(ゼミ)がありますので、その時だけは、研究をすすめているふうに、先生とはコミュニケーションを取っていました。

なんとなく後ろめたいので、なるべく眼を合わせないようにはしていましたが。。

先生も、ある程度は許容していただけたようで、この時期は、3科目持ちの仲間を優先的に指導をされていました。

私はというと、大学院に行く電車の中でだけ、参考資料を読んで、そのときだけ、大学院生に戻りました。そして、帰り道では「理論マスター」に持ち替えて、受験モードに切り替えていました。

そのくらいやらないとおっさん受験生は、合格しないんです。。

 

この話し、もう少し続きますので、このへんで区切らせていただきます。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。読書・ブログ校正・投稿。
→元板前さんの税理士が書いた飲食店経営本、素敵でした。

午前中は、子どもたちを送ったあと、キッチンハイターで食器を漂白。
雨だったので、ジョギングはなし。読書とブログ更新、軽く株価も見ました。

午後は、昼寝とブログ。その後、子供たちのお迎え、という一日でした。

 

【Investment】投資ネタを出していこうか、検討中です。

クリエイト・レストランツ・ホールディングスを昨日に続き、100株買い
→2日に分けることで、購入単価を分散、、なんて面倒なことは考えていなくて、松井証券は10万円以下の売買は、手数料無料だから分けただけです。
と思ったら、今は50万円以下まで、手数料無料だから2日に分ける意味無し。。なんで、こんなに手数料安いんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税法免除大学院 国税審議会への提出書類

税法免除大学院での修士論文という一大イベントを終えて、無事、卒業!

となれば、国税審議会へ書類を提出し、審査を受けることになります。

その書類について、まとめてみました。

前回の投稿では、修士論文作成後に待ち受ける口頭試問について、お話しさせていただきました。

税法免除大学院 修士論文の口頭試問とは?

 

口頭試問を無事クリアすると、大学院のイベントとしては、卒業式を残すのみ、となります。

そして、卒業式を終えると、大学院での証明書発行が可能となり、いよいよ論文と必要書類を国税庁に送付して、審査をうけることになります。

 

提出書類について

 

提出書類については、国税庁のホームページにのっています。

修士の学位等による試験科目免除(研究の認定を含む。以下同じ。)について〔税理士法改正後〕の問7

 

一つひとつ見ていきたいと思います。

 

① 研究認定申請書兼税理士試験免除申請書

申請書は、国税庁のHPからダウンロードできます。

研究認定申請書兼税理士試験免除申請書

収入印紙が8,800円分必要になります。

ご存じの方も多いと思いますが、印紙は金券ショップで買うと少し安いです。

 

② 学位取得証明書

大学院にて、卒業の日に取得できます。卒業式当日に申請しても、当日入手できないと思いますので、卒業が確定したら、大学院事務局に問い合わせをして、卒業式当日にもらえるように電話かメールをしておきます。

修士(法学)」「修士(商学)」等の学位名が記載されたものを指定されていますので、念の為、事務局に確認することをオススメいたします。

 

③ 成績証明書

こちらも、②と同時に卒業式当日にもらえるように手配しておきます。

 

④ 修士の学位等取得に係る学位論文のコピー

修士論文のコピーは、自分で用意する部分です。

仮製本や製本の必要があるのか?
過去に先輩で国税庁に問い合わせをした方がいたようですが、製本の必要はないそうです。

噂レベルの話ですが、修士論文に剽窃・盗用がないかをチェックするためにスキャンにかけるので、逆に製本されてしまうと迷惑なんだとか。。

私はそんな話しを信じて、クリアファイルに入れるのみの形で提出しました。

スキャンにかけるのであれば、穴あけもしない方が良いかなと思ったんですよね。

 

⑤ 論文の内容及び修士の学位等取得に係る論文であることについての指導教授の証明書

こちらも、PDFファイルが国税庁HPにあります。

指導教授の証明書

卒業式当日にもらうために、事前に指導教官にお願いしておきましょう。

 

⑥ 履修要項等における修了した研究科の履修規定のうち、修了要件(在籍期間、必要単位数、修士論文の審査に合格等の条件)が記載された部分のコピー

ちょっとビックリする部分ですが、1年生のときの履修要項が必要になります。

手元にあればよいのですが、見つからない場合は、早めに大学院事務局に問い合わせをして用意してもらいましょう。

 

⑦ 講義概要(講義要項)等のうち履修した全科目の担当教授、講義内容及び単位数が記載された部分のコピー

⑥につづいて、ちょっとびっくりする部分ですが、1年生のときのシラバスが必要になります。

私は、シラバスはネット上で確認するのみで、紙で持っていなかったため、かなりあせりましたが、こちらも大学院事務局に問い合わせることで、入手できました。

 

⑧ 合格科目を証する税理士試験等結果通知書又は一部科目合格(免除決定)通知書のコピー

税理士試験結果のコピーです。

これを万が一、無くしてしまった人はどうなるんですかね?
ちょっと気になりました。

 

一日も早く出そう

 

正確なところはわかりませんが、国税審議会の論文審査は先着順と言われています。

実際のところは、同じ日に提出しても審査が早く終る人と長くかかる人で分かれるようですが、あとから出した人が優先的に見てもらえるということは、通常はないでしょうから、早く出すに越したことはないと思います。

大学院の卒業式の日程は、だいたいどこも同じような日程ですので、1~2日遅れただけで、その間に何十人もの人の論文が先についてしまいます。

 

審査には、どのくらいの時間がかかるのか?

 

論文審査に、どのくらいの時間がかかるのかは、ネット上に様々な情報が溢れています。

3月卒業でも、早い人は6月に通知が来ていますし、私の聞いた話では、翌年の1月までかかったという噂も聞いたことがあります。

半年以上も待つこともあることから、論文審査に投入される人数も多くはないものと想定されます。

そうすると、後で着けば着くほど、審査待ちの時間は伸びてしまいます。

税理士登録を焦らない方はそれでも良いと思いますが、そうでない方は、なるべく急ぐことをオススメいたします。

ちなみに、私は、卒業式当日に郵便局に持ち込み、速達で投函しました。

世の中には、もっと猛者がいて、卒業式当日に、国税庁近くの郵便局で投函した人もいるそうです。すごい人がいますね。

 

以上が、国税審議会への提出書類でした。

手元にない資料は、大学院の事務局に問い合わせれば、助けていただけるので、卒業が確定したら、早めに連絡することが大事です。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:55起床。早朝は、読書・ブログ校正・投稿。
「SLLEP」という睡眠についての本を面白く読みました。

午前中は、雨が小降りだったので、10キロジョグ。
3日連続で疲れが出るかと思いきや、雨で涼しくて、快走でした。

午後は、一転快晴。洗濯物を外に出しました。
ブログ更新後、お迎え、という一日でした。

 

【Investment】投資ネタを出していこうか、検討中です。

クリエイト・レストランツ・ホールディングスを100株買い
→すでに、4名義分保有していますが、最後の3男分を購入です。
株主優待目的。家族でしゃぶしゃぶレストラン「しゃぶ菜」によく行きます。
すき焼きも食べられ、タピオカドリンクやワッフルを自分で作れるので、子どもたちに大人気のお店です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税法免除大学院 修士論文の口頭試問とは?

税法免除大学院の修士論文の最終段階で、待ち受ける

口頭試問、どんなものかをご説明いたします。

前回の投稿では、修士論文完成後の仮製本と本製本について、お話しさせていただきましました。

税法免除大学院 修士論文の仮製本と本製本の方法

 

今回は、仮製本のあとに行われる修士論文の口頭試問について、お話しいたします。

 

口頭試問とはどのようなものか?

 

私が在籍していた大学院では、修士論文の提出期限が1月31日で、口頭試問が3月1日というスケジュールでした。

つまり、提出期限からちょうど1ヶ月後に口頭試問がある、ということになります。

私が経験した口頭試問とは、学生1人に対して、教授が3人(主査・副査・租税法以外の教授)で行う面接でした。

1人あたりの面接時間は、15分に設定されていて、同級生の仲間が次々に試験を受け、1日のうちに同級生全員の試験を終えました。

ちなみに、主査・副査の先生は、租税法の教授ですが、3人目の先生は、民法の先生であったり、「初めまして」で何が専攻かわからない先生もいたようです。

ちなみに、口頭試問では、資料の持ち込みは可でした。

 

口頭試問で聞かれる内容

 

口頭試問で聞かれる質問は、以下のとおりです。

 

 ① どうしてこのテーマを選んだのか?

テーマを選択した理由について、聞かれました。

私の場合は、先生からご提案を受けたということと、自分が実務で経験したこの制度(消費税の事業者免税点制度)の悪用事例に苦しめられた経験をじっくり語り、時間を使いました。

 ② 論文の内容を説明してください

論文の内容ですので、事前に準備してきた内容を語りました。

①同様に、じっくりお話して、①と②の質問の段階で、10分以上は使っていたと思います。

 ③ 論文の内容についての個別の質問

論文の内容について、先生方から「ここが良くわからなかったので、もう少し詳しく説明してください」「(第3の教授からは)私は専門外なので、よくわからないのですが、こういうことですか?」という質問があります。

 

口頭試問対策

 

口頭試問対策としては、とにかく、口頭試問の日までに、論文の記憶をしっかりと修復しておく、ということが大事です。

私の場合ですと、論文をかきあげたのが、年明けの1月5日頃でしたので、口頭試問まで、実は2ヶ月位間が空いてしまっています。

この間に、実務は結構忙しい時期で、残業しまくる方もいるでしょうし、私の場合は、長かった論文執筆生活から開放されて、1ヶ月くらいぼーっとしてました。

1ヶ月もぼーっとしていると、あれだけ心血を注いでかきあげた修士論文の内容もびっくりするくらいのスピードで抜け落ちていってしまいます。

そこで、口頭試問の2週間前から、再度、自分の修士論文を読み直し、記憶の修復作業が必要になります。

2週間かけて読み直しても、論文の細部まで、理解することは難しかったです。

おそらく論文執筆中は、先生方の愛のムチがあったり、論文の締切や同級生たちの進捗状況等を気にしながら、そうとう追い込まれるので、スーパーサイヤ人状態(論文の終盤戦は、特に)で作業をすすめていますので、あとから平常心で読んでも「よくこんなの書けたよな」という感想になってしまいます。。

 

自分が話す時間を長くしたほうがラク

先にご説明したとおり、口頭試問は、①~③の質問で、成りたっていました。

そして、一番対応が難しいのが、③になります。
ある程度の準備をすることはできますが、論文の隅々まで、理解しきった状態で、面接に臨むの難しいと思われます。

面接時間には限りがありますので、私が行ったように①と②に段階でじっくりとアピールをして、時間を十分に使うほうがラクです。

この準備を怠ると、あっという間に③の質問になり、質問を深堀りされてしまうと、自信のある方でも答えるの難しいと思われます。

資料の持ち込みは「可」なのですが、論文の該当箇所をその場で見つけて返答するのはなかなか厳しいものがありますので、持ち込んだ資料は、「お守り」程度のものと考えたほうが良いと思います。

 

以上が、私が経験した口頭試問について、でした。

私の所属した大学院では、口頭試問の前段階で指導教官との間で、何度も論文指導が行われており、その指導教官からOKが出た以上、口頭試問でひっくり返る例はなく、実際のところ形式的な通過儀礼イベントでした。

ただ、そこに甘んじて準備を怠ると、指導教官の顔に泥を塗ることになり、あまり後味が良くないですね。

これが、大学院の最後の関所ですので、気を引き締めて、乗り越えていただければ幸いです。

終わったあとに、仲間たちと昼間から飲むお酒は、また格別ですよ!

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:05起床。夜中に3男が泣き、あやしたため少々寝坊。
読書のあとブログ校正・投稿。

次男の左目が赤いため、幼稚園を遅刻して、眼科に連れて行くことに。
眼科は、私がレーシックの手術で訪れた医院。
8時受付開始で、8時40分についたのに、受付番号は60番。
眼でお困りの方は、ほんとに多いですね。
結膜炎ということで、薬をもらって幼稚園に送りました。

その後、午前中はブログ執筆。
午後は、雨がやんだので10キロジョグ。

夕方は、3兄弟のお迎えに行って、洗濯物の取り込みとたたみ、夕食の準備。
家事フルコースの一日は、忙しかったです。

【New Try】

Kindle unlimited利用開始
→電子書籍を多読してみたいと思います!

 

税法免除大学院 修士論文の仮製本と本製本の方法

税法免除大学院で修士論文を書き上げると

仮製本と本製本をします。

その話について、書いてみたいと思います。

 

上が本製本で、下が仮製本です。

 

修士論文、めでたく完成した暁には、口頭試問の審査用に提出する仮製本と、審査後に提出する本製本を行います。

私は、人生初の製本でしたので不安でした。

その製本について、まとめてみました。

 

仮製本は、指導教官の最終チェック後に

 

指導教官の先生から温かくも厳しいご指導を受けながら、なんとか論文も完成の日が近づいてくるのが、2年生の年末の頃です。

私の大学院では、2年制の1月末が提出期限でしたので、指導教官の最終OKがでたのは、1月10日の頃だったと思います。

その後、副査の先生にチェックしていただき、OKが出たのは、1月21日でした。

主査・副査の先生のチェックを通ると、仮製本を3部行い、この仮製本が主査・副査ともうひとりの先生の手に渡り、最終的には、修士論文の口頭試問が行われます

この仮製本は「くるみ製本」とよばれるもので、よく小学校や中学校の卒業文集などに使われていそうな簡易的な製本のスタイルです。

仮製本・本製本ともキンコーズさんで頼みました。

夜10時までやっているので、大学院の授業を受けたあとに行くことができ、大変便利です。

都内で仕事をしていたときは、よく見かけたキンコーズですが、地方にはあまりないんですよね。わが埼玉にも1店しかない。。

 

原稿を持ち込めば大幅に安いです

 

なんとなくお金がかかりそうなイメージがある製本ですが、仮製本であれば、印刷された論文を持ち込めば、さほどの金額ではありません。

私は、そのことを知らず、PDFでデータを渡し、キンコーズさんに印刷をしてもらったため、結構高くついてしまいました

印刷代は、1枚12円で10,224円かかっていますが、自分で自宅等で印刷してくれば、この金額はかかりません。

ですので、3部仮製本を頼んでも、2,000円ちょっとで印刷することができます

確か一部のサービスでは、学割の10%引きが使えますので、学生証も念の為、持参しましょう。

ちなみに印刷を頼んでから手元に来るまでに4~5日くらいだったと思います。

急ぎである旨を伝えれば、翌日には入手できます。

仮製本は、例年、ギリギリになる傾向があり、先生のOKが、1月29日とか30日になることもあるそうですので、なるべく先生に負担を掛けないためにも早めに仕上げるようにしましょう。

特に、月末は依頼が集中しやすいようですので、要注意です。

 

仮製本時の注意点

修士論文の執筆にギリギリまで取り組んでいると、仮製本のときにつかう表紙と背表紙の作成をし忘れることがあります(大学院の先輩で背表紙を作成し忘れて、仮製本している方を見かけました)。

各大学院ごとに指定の書式があると思いますので、表紙と背表紙(特に、背表紙は作るのがちょっと面倒です)の作成もお忘れないよう、ご注意ください。

 

参考サイト)㈱イシダ印刷 失敗しない背表紙の作り方

 

私は、キンコーズさんに再度、足を運ぶのは時間が惜しかったので、宅急便で納品してもらうことにしました。料金は別途1,000円かかります。

 

 

本製本はけっこう高いです

 

仮製本は、3部頼んでも2,000円ちょっとと割安でした。

一方の本製本は、それなりのお値段がします。

本製本は、修士論文の完成版として、黒の厚紙でできたしっかりとした表紙に金文字でタイトルや名前が入る立派なものです。

これを大学卒業後に一部献本して、大学図書館に保存される、ということでした。

「特殊製本」ということで、9,000円かかっています。

一生に一度の記念品として、自分用にもう一部発注しようか迷いましたが、高いのでやめときました。

そのかわり仮製本では、自分の分も印刷しておきました。

ワードのデータを残しておけば、印刷自体はいつでもできますので、記念品はいつでも作れると思います。

ちなみに、こちらは、依頼してから1週間程度は完成まで時間がかかるので、時間には余裕をもって、依頼をしたほうが良いと思います。

 

私の失敗談

本製本を頼んだときに、目次のデータが最新になってない物をわたしてしまい、結局、この本製本は不良品なので、再度、印刷する羽目になってしまいました。

2回も失敗して、私はキンコーズの上顧客です。。

ですので、本製本の依頼のときは特に、表紙・背表紙・本文・目次が最終データになっているかをしっかりとご確認の上、原稿を持ち込んだほうが良いと思います。

 

以上が、私が経験した仮製本・本製本の方法でした。

長い長い修士論文作成工程のあとに、プレッシャーから開放されて、仮製本・本製本の作成を依頼する工程は、ちょっと楽しい作業でした。

製本の方法は、各大学院ごとに指定があると思いますので、必ずご確認の上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:15起床。
早朝は、読書とブログ校正。

前日の夜に行われたレアルマドリードの試合をチェック。
順調に勝点を積み上げ、リーグ優勝まであとちょっと。
コロナ中断再開後は、選手交代枠が5人に増えたため、選手層が厚いマドリーに有利な展開です。

午後、雨がやんだスキに、10キロジョグ。
週末の寿司と焼き肉でのってきた脂肪を、落としにかかりました。

【New Try】

資金繰り表の作成。
読んでいる本の例題をもとに作成したのですが、本の計算式が間違っていてビックリです。

 

 

税法免除大学院 文献を増やすテクニック

税法免除大学院の修士論文の作成の際に、文献の数が

足りなくなること(もっとほしくなる状況)があります。

そんな方におすすめのテクニックを、お話させていただきます。

 

前回の投稿では、修士論文の作成において、文献を100本程度集められれば、修士論文の基準を満たすような論文になるのではないか、という私見を述べさせていただきました。

税法免除大学院 修士論文作成の準備について③

 

一応の注意点として、これは一卒業生の私見でしかありませんので、実際のところは指導教官の教授と相談していただけたらと思います。

 

では、その100本、どこにそんなにあるんですか?
という方に、増やし方の方法をお話していきたいとます。

 

読んだ論文の中で引用されていたものを集める

 

前回の投稿で、テーマが決まったあとに「税大論叢」を読むというお話をさせていただきました。

そのあとの資料の集め方としては、その「税大論叢」を読み、その中で引用・言及されている論文を集めていく、という方法が、基本です。

Twitterのフォロワーさんの投稿で、金子宏先生の「租税法」を出発点として、その中の引用文献を集めていったという、お話しをいただきましたが、全く同じ方法ですね。

私の場合は、「税大論叢」に引用されているのもを集めるだけで、50~60本近く集まったような気がするのですが、更に、その集めた論文を読んで、その中に引用・言及されている文献を集めていくという方法で、100本は超えてきたように思います。

ここまで集めてくれば、論文はもう中盤戦に入っていると思います。

この作業を2回転、3回転とさせていくと、芋づる式に論文は増えていきます。
ただ、集めたものの中でも、自分の論文の問題意識とリンクしてこない論文も、残念ながら、結構でてきますので、集めたから全部使える、というものでもありません。

この作業をしても、数十本しか集まらないという方もいると思います。

そんな方に、とっておきの方法を後ほど、ご紹介いたします。

論文の発表年に気をつけよう

 

私自身、上記の方法で、資料集めをスタートしていましたが、ある時ふと、「この方法で資料集めをしていると、他の大学院生もみんな同じ方法だから、同じような論文になってしまうのではないか?」という疑問が湧いてきました。

別に、研究者になるわけでもなく、あくまで、税法免除を目的とした研究生活ですから、それで全く問題ないのですが、性格的にちょっとひねくれたところのある私は、「他の人より、少し変化をつけたいな」と思い、資料集めにアクセントを加えました(後ほど、お話いたします)。

 

また、私が、研究生活の中で、特に気にしていたことは、論文の発表年です。

実際に研究してみるとわかるのですが、税法の研究論文は、結構古いものが多く、中には自分が生まれる前(45年以上前!)に発表されたものもありました。

学説として正しければ、新しいも古いもなく、価値があるのですが、個人的には、ひっかかるところではありました。

また、先行研究を踏まえるという意味では、論文から論文を探していく方法では、最新の研究成果まで行き着かない可能性もあるような気がしています。

 

そこで、私が取った方法が、ネット検索を使って、なるべく新しい論文を探す、という方法です。

論文作成の中盤~終盤戦で、この方法を使ったことにより、新しい展開が開けました。

 

いろいろな角度で検索をかけよう

 

探し方は、私の場合、以前にもお話した国会図書館オンラインをメインにしていました。

税法免除大学院 文献の集め方④ 国会図書館オンライン

 

これを徹底活用することで、新しい論文を入手することが可能になります。

検索の仕方が、この方法のカギになります。

 

テーマで検索をかける

基本中の基本です。これで、あまりヒットしなくても、心配する必要はありません。以下の方法でも、増やすことができます。

ただ、逆にヒットしすぎる場合のほうが、難しいでしょうね。

 

学者別で検索をかける

研究が進んでくると、そのテーマの重要な論者の先生が見えてきます。

ご自身の論文の中で引用する文献数が、その先生だけで、3つも4つも出てくるようであれば、重要度は高いと思います。

そういった学者の先生の名前を検索して、その先生の最新の研究成果を調べてみる(ヒットした論文を新しい順に並べ替え)と、論文から論文を探すだけではたどり着けなかった、新しい論文に行き着くことがあります。

論文のタイトルから、税目が違ったりするようなものは読む必要はありませんが、テーマに関係ありそうな論文であれば、取り寄せて読んでみることをオススメいたします。

その論文が、以前に読んだテーマの論点をさらに深堀りしていたり、また違った形の問題を展開していたりすると、文献集めもかなり面白くなってきます

 

どうしても引用文献が少なくて困っている場合に、この検索方法を使うと、同じ先生が別の論文で同じ趣旨のことを言っているケースでも、うまく引用に取りこむことができれば、引用文献数を増やすことができる可能性があります。

 

キーワードでも検索をかける

さらに研究が進んでくると、そのテーマの重要なキーワードに気づくと思います。

私の場合であれば、消費税法の事業者免税点制度を研究していたので、そのなかでのキーワードとして、「小規模事業者」「事務負担」「基準期間」「シェアリングエコノミー」といったものがありましたので、そういったキーワードでも検索をかけて行きます。

そうすることによって、論文から論文に行く方法ではたどり着けなかった、新しい論者に行き着いたり、税法からはちょっと外れるものの、脚注に引用したりすると面白そうなトピックなどを、拾うことができることもあります。

 

こららの方法で、検索をかけていただくと、論文から論文を伝っていく方法以外のところで、論文を集めることができます。

ただし、この方法、特にキーワード検索は、せっかく取り寄せたものの期待はずれだった、というパターンも多く存在し、引用として使える可能性も低くなりますので、お金がけっこうかかってしまう点はご注意ください。
その意味では、あくまで、余力がある方向けですね。

学者別検索は、かなり有効な方法だと思いますので、ぜひお試しください。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
起床後すぐにすることは、SNSとブログチェック。
その後、体重計に乗り、シャワーを浴びます。

午前中は、読書(銀行融資関係・freee関係)。
その後、子どもたちと田んぼでおたまじゃくしを取りに行きました。

今日から、子どもたちの習い事(長男・次男のサッカー)が始まる予定でしたが、グランウドコンディションが悪く、中止。ちょっと残念です。

【New Try】

幼稚園の延長保育の施設利用費還付請求の手続き
→難しくて、大苦戦でした。

税法免除大学院 修士論文作成の準備について③

修士論文という難所がある税法免除大学院。

論文作成の準備のお話しの続きです。

前回、前々回の投稿で、修士論文の準備について、テーマや指導教官のお話しをさせていただきました。

 

税法免除大学院 修士論文作成の準備について①

税法免除大学院 修士論文作成の準備について②

 

もう少し続きを、お話しさせていただきたいと思います。

テーマが決まったら、論文を読んでみよう

 

夏の税理士試験が終わってから、ある程度の自主学習や秋学期の授業をこなす中で、無事、指導をお願いしたい先生が決まり、おぼろげながらも研究してみたいテーマが見えてきたら、そのテーマについて先に研究された論文を読んでみることが大事です。

ちなみに、論文を書くということは、先行研究の成果を踏まえて、その土台の上に、論者本人の新しい考えを上乗せするのが作法なので、先行研究の成果を踏まえずに、自分のオリジナルな文章を紡ぎあげていく、ということではありません。

その意味で、論文作成の序盤戦は、アウトプット(論文執筆・編集)よりもインプット(先行する研究論文を読み込むこと)が主体になります。

 

どの論文を読むか?

 

では、どの論文を読むか?といえば、一般的には「税大論叢(ろんそう)」からですかね。

バックナンバー(税大論叢)

 

国税庁のホームページにバックナンバーがありますので、無料でダウンロードできます。

「〇〇(テーマ名) 税大論叢」で検索をかけた方が早いかもしれません。

税大論叢は、税務大学校(税務署職員の教育機関)の教授が書いた論文で、そのテーマについての主要な学者や文献や論点、さらには判例までしっかり網羅していますので、これを読むだけで、そのテーマにおけるポイントが分かるようになっています。

ただし、税大論叢は、内容的にかなり難しくボリュームも多いので、簡単に読めるような代物ではありません。

私も自分のテーマの税大論叢を読んだときは、丸一日(8時間)かけても読み終わらず、「こんなのたくさん読まなくちゃいけないなんて、無理だろ!」とあせりを覚えたものです。

安心していただきたいのは、税大論叢を超えるボリュームの論文は、私が研究したテーマでは、無かったです。

ちなみに私は、論文を完成させるまで、この税大論叢に何度も戻って読み返したので、最終的には5、6回は読んだかと思います。

また、研究が進めば進むほど、論文を読むスピードは速くなっていきますので、最初は、全く進まずに苦しくても、ある程度、我慢して読み進めることも大事です。

むしろ、最初に読んで全部わかるなんてことはありえない、くらいの感覚でいた方が、気分的には楽だと思います。

 

分からないことをスルーしない

ただ「分からないこと」をスルーするな、ということも先生からよく言われました。実務家の学生は、だいたい難しいことを後回しにして、簡単なところから手を付ける傾向があるようで、残念ながら、学生がスルーしている部分が、その論文の大事な部分だったりするようです。

私たちは、税理士試験で簡単な問題から手を付けることを徹底されていますし、実務においても簡単なタスクからこなしていく方が、効率的だったりします。

が、大学院の研究では、難しい「分からないこと」が大事みたいです

私も大学院時代は、分からないことだらけで、模擬裁判で使う判決文を読むのに油汗かきつつ格闘したり、ゼミで発表する時につかう評釈論文を何度も読み返したりして、少しづつ経験値を上げてきました。

ただ、分からない部分に固執しすぎても良くないので、どうしても分からない部分は、しばらく放っておいて、別の論文を読んでいるときに、ふっと分かるようになったりすることもありましたね。

文献はどの程度あつめれば良いのか?

 

結局のところ、修士論文において文献をどの程度、あつめれば良いのか?
気になる方も多いと思いますので、この疑問からお答えしたいと思います。

この疑問に対する私の答えですが、私の感覚では、論文完成までに100本集められれば、ほぼ間違いなく修士論文の基準を満たすような論文を書けるのではないかと考えています。
私は、集めた論文のうち、引用という形で使えたのは、3割程度という印象でしたが、私は文献集めでかなり手を広げていたため、普通の方は、もっと使えるとは思います。

ただ、内容がそれほどない判例評釈の小文が、その中に70も80も入っているようでは、100本あっても厳しいかもしれません。

まだ、テーマの固まっていない段階では、当然100本も集まりませんが、テーマがおぼろげに固まってきて、論文を探してみて、余りにも数が少ないようだと、そのテーマで書くことは苦戦必至です。

例えば、私が先生から提案された消費税の「リバースチャージ方式」は、法が施行されてから年数が浅く、論文の数が限られているように感じましたし、判例にいたっては全く見当たらない状況でしたので、ちょっと難しいかな、と感じました。

今の修士論文を一度書いた経験ができた自分から見ると、「リバースチャージ方式」は難しいけど、書けなくはない(むしろ、チャレンジングで面白そう!)と思われるテーマですが、新しいテーマは、先行論文&判例の蓄積がないため、かなりの力量がないと難しいと思います。

逆に、古いテーマ(例えば、交際費)では、論文も判例も沢山あると思いますので、資料は集まりやすいです。

ただ、先行研究の成果を踏まえるというタテマエでいえば、古いテーマは先行文献が膨大すぎて、とても全部はフォローしきれないので、論点の絞り込みの難しさもあると思います。

テーマ選定の段階では、10~20本程度集められれば、良いと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:30起床後、読書とブログ校正&投稿。

子どもたちを送り出し、4日ぶりの10キロジョグ。
快晴で30度近い気温でしたが、低湿度で比較的走りやすい環境でした。

妻が風邪気味で疲れていたので、肩もみ。
喜ばれたので、たまにはやってみようと思います。

【New Try】

Google日本語入力
→既存の単語登録が使えなくなって、ちょっとあせってます。

税法免除大学院 修士論文作成の準備について②

税法免除大学院のメインイベントである修士論文。

作成の準備について、続きです。

前回の投稿では、修士論文の準備について、1年生の夏からスタートして、テーマを考え直すことや指導教官を選ぶこと(選ばれること)について、お話しさせていただきました。

⇒税法免除大学院 修士論文作成の準備について①

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

指導教官に何を求めるか?

 

フィーリングも大事かも

修士論文の作成は、一応、2年生の4月から年明けの1月まで、約9か月に及ぶ長丁場の戦いになります。

ただ、この1年弱の間、学生が一人でずっと孤独に論文を書き上げていくのかというと、そうではありません。

私が在籍していた大学院では、指導教官の「論文指導」というものがあり、私の先生は、論文を書き上げるまでに、合計で8~12回のマンツーマン指導(1回の指導につき1時間半から2時間くらい)がありました。

毎回の論文指導では、初期の頃は、重要な文献の読み合わせをしていただき、中期後期は、実際に書き進めている論文を、先生に読んでいただき、絶えずチェックしていただきました。

チェックは、単純な誤字脱字から、文章に不自然なところがないか、引用した条文に間違いはないか等、厳しいチェックが入ります。

担当する先生によってスタイルは若干異なるとは思いますが、修士論文作成にあっては、このようにして、指導教官の先生と頻繁に会って、コミュニケーションを取りながら進めていくため、先生とフィーリングが合わないと、毎回の論文指導がかなり大変なことになると思います。

その意味で、テーマや税目から修士論文の方向性を決めていくのも重要ですが、先生との相性もまた、けっこう重要な要素です。

 

前回の投稿でも、ちょっとお話ししましたが、できれば1年生のうちから、2年生の先輩(または直近の卒業生の知り合いがいれば、その卒業生の方から)から、少しづつでも、先生の指導スタイルを教えてもらうと、参考になると思います。

私の大学院の先生のように、親身になって何度も時間を作ってくれる先生何もしないと、どんどん追い込まれていく怖い先生でもありました)もいれば、割と自由にやって良いよ、という放任型の先生もいるので、ご自身のスタイルに合わせて、先生を決めていただければ、と思います。

論文作成に自信がない方や、人から言われないと火がつかないというタイプの方は、自由放任スタイルの先生を選んでしまうと危険です。
ご注意ください。

 

人気の先生には、アピールしなくてはいけない

指導教官が決まる(所属するゼミが決まる)のは、1年生の年明け1月か2月のあたま、というのが一般的なようですが、この時期までに、人気の先生の場合にはアピール(ゼミで積極的に発表を担当したり、質問、発言をしたりすると、先生の覚えはめでたいと思います)することも大事です。

前回もお話ししましたが、指導枠が決まっている先生の場合は、同級生間のいす取りゲームになりますので、早い者勝ちですね。。

 

テーマは自由に選べるのですが、、

 

先生について早いもの勝ち、というお話しをさせていただきましたが、実は、研究テーマも早い者勝ちです。

そして、テーマは基本的には自由に選べるのですが、私の大学院では少しだけ縛りがありました

例えば、

 ① 同級生間で、同じテーマはダメ

 ② 前年・前々年の先輩が同じテーマを書いている場合もダメ

 ③ 先生が、難色を示すテーマもあります

といった、ポイントです。

 

まず、①と②についてですが、詳しい理由は分かりませんが、かぶらないことを推奨されていました。
ある意味、先生からすると同じテーマの学生がいた方が指導するのはラクだと思いますが、敢えて厳しい道を選択されているのだと思います。

こうしたわけで、前年・前々年に先輩が同じテーマで書いていたりすると、先生からOKが出ないおそれがありますので、テーマは自分一人で温めるのではなく、早めに先生に相談することをおススメいたします。

このあたりの感覚は、各大学院・各先生ごとのローカルルール(同テーマの学生がいても問題ない学校もあるようです)があるような気がしています。
結局のところ、すべては、指導教官次第になってしまいますので、相談するのが一番ですね。

また③についてですが、せっかくお気に入りのテーマが見つかっても先生が難色を示す(OKしてくれない)パターンも存在します。

これは、先生自身が余り興味がないテーマの場合に起こり得ます。

例えば、先生が高齢で新しい分野に興味がないため乗り気でないパターンや、そもそも先生が所得税法の先生なのに、相続税法のテーマを持っていっても乗ってくれない、というパターンもあります。

 

逆に私の場合は、先生から消費税法の「リバースチャージ方式」について書いてみたらどうかな?という提案を受けていました。

私自身は、リバースチャージ方式について、実務で扱った経験がなく、税理士試験で問題を解いたことはありましたが、いまいちピンとこないな、という印象でした。。

 

実際にどんなテーマがあるのか?

 

ちなみに、卒業生の修士論文のテーマは、先生に聞くか、大学図書館に一部献本(製本された修士論文を母校図書館に納めます)されているはずですので、確認していただくと良いと思います。

 

修論テーマが大学HPで公表されているケースもあります。

例えば

名古屋経済大学 大学院 法学研究科 法学専攻 修士論文論題一覧

高千穂大学 修士論文一覧表

 

これをみると、どのテーマも難しそうに見えますし、実際、内容的には難しいのですが、大学院の授業で扱う内容も多く、実はおなじみのテーマがほとんどです。

ですので、テーマは自分の頭で、ゼロからひねり出すものではなく、既存のテーマから選んでいく位の感覚の方が良いと思います。

その既存のテーマの上に、新しい視点や自説が少しでも乗せられれば、修士論文としては十分なレベルになるのではないかと思います。

 

少し長くなってきたので、今回はここまでにしたいと思います。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。読書をして、ブログ校正・投稿。

三男の体調も回復したので、保育園に行くことができました。
午前中は、雨が降ってしまったので、床屋さんへ。

20日に一回は床屋に行くという床屋好きのおっさんです。

コロナ禍の中で、今年大学院に入られた1年生の方からの反響が多く、心配だったので、Twitterで他の税法免除大学院OBの方の、ブログ更新を呼び掛けてみました。いろんな方のお知恵を借りて、なんとか、この難しい状況を乗り越えられるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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