コロナ禍でのFP3級試験受けてきました

昨日(2020年9月13日)、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)のファイナンシャル・プランニング技能検定の3級の試験が行われました。

(受験された方は、お疲れさまでした。)

 

今回は、その様子をお伝えしたいと思います。

 

 

今まで、
簿記検定を約3年(3級、2級、全経上級)、
税理士試験(簿記論・財務諸表論・消費税法)を8年受けていた私。

今回、はじめてFPの試験に参戦となりました。

 

コロナ禍での試験場

 

この2020年は、後世の人々が振り返るとき、「コロナの年」と総括されることになると思います。

9月に入って、第2波と思われる状況も沈静化しつあるなかで、FP3級の試験は、予定通り行われました。(前回の5月24日の試験は、中止されていました)

 

受験時におけるソーシャルディスタンスは?

 

先の8月に行われた税理士試験では、検温が話題になりましたね。

試験当日の会場での検温で37.5℃以上の体温が計測された場合は、受験ができないということで、受験生間に動揺が走るという現象が、Twitter界隈では見受けられました。

今回のFPの試験では、検温は実施されず、A4版1枚のチェックシートを渡されて、そこにアンケート形式(10問)で、現在の健康状況を受験生が記入して提出する、という方式が取られました。

 

 

↑こちらが、実際の試験場の様子です。

 

天井の高いきれいなホールで、とても開放感があります。

隣の席の人との間隔はそれなりに近い(1メートルちょっとしかない)です。

が、前後の間隔は、わりとゆったり(感覚的には、1.2メートル位)でした。試験中に足を伸ばしても、全然ジャマにならないこの環境、いいですね。長年、資格試験を受けてますが、こんないい環境はじめてかもしれませんね。

通路もゆったり(1.5メートル位)とられているので、隣の机の人はそんなに気にならないと思います。

 

試験前の思わぬ混雑に注意

 

今回の試験で、唯一、コロナの影響が出て不便に思われたのは、試験会場が大型ビルの8階だったためエレベーターで移動することになるのですが、このエレベーターが2機しかなく、コロナ前のように、人数制限いっぱいまで人が乗ることができないため、輸送力が落ち、会場に行列ができていました。

 

 

↑こちらが、私が受験した所沢(埼玉県)のくすのきホール。

私は、試験開始前35分くらいにつきましたが、エレベーター待ちの行列が、100人近く並んでいました(当然、ビルの外にまで行列が及んでいました)。

そのため、実際にホールに入れたのは15分前くらい、トイレを済ませたらあっというまに、問題用紙の配布が始まりました。

今後もしばらくは、このコロナ禍でのソーシャルディスタンス維持の傾向は、続くと思いますので、試験会場には、時間に余裕をもって入ったほうが良いでしょうね。基本中の基本ですが。。

 

FP3級は、試験時間がかなり余ります

 

FP3級の当日のスケジュール

 

9:30                 開場
10:00~12:00 学科試験(11時から途中退室可)
12:00~12:45 休憩時間(開放)
12:45~13:00 設営のため、退場
13:00~13:30 開場
13:30~14:30 実技試験(途中退室不可)

 

FP3級の試験では、学科試験が120分、実技試験が60分取られていますが、普通に解くと、そこまで時間はかかりません。

私も学科では、過去問で30分弱、本番では、慎重にやって40分弱で解き終わりました。

見直しをしても、1時間以内に終わってしまう方が多いようで、試験開始後1時間以降は、退出できるのですが、このときに6割~7割の方は、退室されていたように思います。

私も1時間後(11:00)に退出し、早めのお昼を取り、午後の実技に備えることにしました。

所沢駅の西口にお昼を食べられるところ(できれば、地場のラーメン屋さんを希望)を探しましたが、見当たらず、磯丸水産のゴーゴーカレーとのコラボ企画の「海鮮具沢山カレー」を食べました。

 

 

お店に入って、「しまったな」と思いましたが、磯丸水産は飲み屋さんなので、お昼でも酔客がけっこういます。ましてや日曜日であれば、昼飲みしている人が沢山いたっておかしくはないハズ。

けっして、受験生が試験本番の休憩中にお昼を食べるところではないです。
カレーは美味しかったですが。。

 

その後、試験会場に戻ると、学科を最後までがんばっている方が、10人弱、そのスピリッツ、素晴らしいです!

私は、お昼休憩中に開放されている(12:00~12:45)ホールで、ルーティンの昼寝(ふざけているわけではなく、あくまでルーティンを守ることを重視し、疲れを取りました)を済ませて、午後の実技(13:30~14:30)を受験してきました。

ちなみに、実技では、途中退室は認められていません。

 

試験当日に解答が公表されます

 

日本FP協会では、試験当日に試験の解答がHP上で公表されます。

問題用紙に◯☓や、三択の結果を残しておけば、その日のうちに明確に点数が分かりますね。

 

模範解答 日本FP協会

 

こちらのHPでは、過去問も入手可能です。

Twitter上でもご報告しましたが、私の自己採点は、

学科 52/60
実技 19/20

という結果でした。(60%以上で合格)

私のキャリア(資格・実務経験)で、勉強時間を50時間程度つっこんだことを考えると、余りぱっとしない点数ではありますが、とりあえず次のステップに進めそうなので、安心しております。

税理士試験とちがって、結果がすばやく、しかも明確に分かるのが良いですね。

 

といったところで、私の2020年9月のFP3級試験の体験記を終わりたいと思います。

応援していただいた皆さま、温かい言葉をかけていただき、ありがとうございました。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
FP3級の最後の勉強は、相続・事業承継の問題集の続きと総見直し。
結局、問題集は2回転で終了しました。つめが甘いといえば、甘いのですが、3級合格にはこれで十分かな、と判断しました。

朝は、大急ぎで洗濯物を干して、試験場のある所沢に出発。
時間に余裕を持ったつもりでしたが、普段通らない新しい道を通ったところ行き止まりであることが発覚したり、くつの紐がほどけたり、と不吉な出来事が連発。目的の電車に乗り遅れました。それでも、試験場には、30分以上前にはつきました。

夕方は、解答速報を見ながら、採点。Twitterで、フォロワーの皆さまにご報告をして、ブログ執筆、という一日でした。

 

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(この教科書で、私は勉強していました)


「何か」を勉強したい方におすすめしたいFP3級について②

何かをはじめたいけど、何をはじめたら良いか分からない方にオススメのFP3級について、続きです。

 

 

前回は、FP3級について、資格のボリューム感や受験資格等について、お話しをさせていただきました。

 

「何か」を勉強したい方におすすめしたいFP3級について①

 

今回は、その続きをお話しさせていただこうと思います。

 

FP3級は勉強しやすい試験です

 

FP3級は、私が勉強した限りでは、大変勉強しやすい資格です。

というのも、FP3級の学習内容は、

 

① ライフプランニングと資金計画

② リスクマネジメント

③ 金融資産運用

④ タックスプランニング

⑤ 不動産

⑥ 相続・事業承継

 

という6つの枠に分かれますが、この6つは連動していないため、積み上げの学習が無くても、⑥から勉強することもできますし、順序通り①から勉強することも出来ます

資格試験に関わらず多くの勉強では、最初に勉強した内容を消化して理解していかないと、あっというまにカリキュラムの進行から、置いていかれてしまうことが多いと思いますが、FP3級の勉強では、積み上げ部分がないため、理解できていない部分があっても、次の学習に引きずることはありません

 

また、試験の形式は、学科試験と実技試験(実技というと、エクセルとか専用のソフトを使って、小難しいプランを作成しなければいけないのか、というイメージがありますが)に分かれており、いずれもマークシート方式です。

そのマークシート方式も、◯☓方式か、三択問題であり、しかも問題文にはひっかけ問題が少ないので、おおよその勘でもなんとなく、正解を選びやすいです。

 

FP3級は、独学でも十分合格可能です

 

FP3級の勉強方法は、

① 自分で参考書を読み、独学する

② 専門学校の専門講座に通学する

③ 通信講座で勉強する

といった方法があります。

 

①の方法は、一番お金がかからない点がメリットですが、分からないことがあるときに人から教えてもらうことが出来ないということや、普段の学習習慣があまりない方には、挫折しやすい方法です。

②の方法は、専門学校の講師が色々と情報提供をしてくれますし、合格までの学習計画のペース配分をしっかりと組み立ててもらえます。
また、分からない点は、講義の場で質問することが出来ますので、すぐに解消できる点も大きなメリットです。
デメリットは、通学の時間に縛られてしまうことと、費用が比較的かさむ、ということです。

③の方法は、②の方法の費用面でのデメリットを押さえつつ、講師から教えてもらうことができるため、ある程度の学習習慣がある方、自信がある方にはおすすめですね。

 

FP2級をめざすのであれば、専門学校に通学するのもあり

 

FP3級の試験自体は、難易度はさほど高いものではなく、前回の投稿でも見たとおり、資格取得にかかる時間は、一般的に30時間から120時間と言われています。

学習内容的にも、一部に理解しづらいものもありますが、独学では到底無理、というレベルのものは、そんなにありません。

また、試験の合格率は、日本FP協会では学科は平均で77%と高く、実技においては86%という高確率ですから、かなり受かりやすい試験であるといえます。

ですので、3級の試験合格を最終地点と考えるのであれば、独学でトライしても問題はないと思います。

 

専門学校に通うことで、3級の試験が免除になる

 

ですが、もし仮に、FP2級の合格を目標(2級から履歴書に書くことができるようになります)にするのであれば、3級の試験範囲を勉強する段階から専門学校に通うのも、一つの方法です。

というのも、専門学校に通うことで、3級の試験を免除(2級の受験資格である3級の合格が必要なくなる)してもらえる制度(日本FP協会に認定教育機関として指定されていることが条件)もあるためです。

なるべく短期間でFP2級を目指したいという方は、専門学校ルートを使うと、資格取得までの時間の節約になりますね。

※ 詳しくは、各専門学校にお問い合わせください。

 

リンク 日本FP協会 認定教育機関

 

FP3級は、勉強しやすく、合格しやすい試験です。

その意味で、学習キャリア形成のスタートに最適だと思います。

ご自身のキャリアプランの形成のために、参考にしていただければ幸いです。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

この投稿では、この書籍を参考にしました↓↓

(この教科書で、私も勉強しています)


 

【昨日のできごと】

3:30起床。
FP3級の勉強は、問題集2回転目。「リスクマネジメント」の損害保険の内容。今年5月に10年以上ぶりに、事故を起こしたことを思い出しました。その時は、損害保険で対応できました。ただ、保険料が今後上がってしまうので、本当に得なのか?よく分からないですね。

その後、子どもたちを送ってから、健康診断と歯医者の予約。
毎年、税理士試験が終わったこの時期に、歯医者と健康診断に通うのが通例です。去年は、検査で腎臓に結石が見つかり、通院することになったのですが、今年は、どうなることやら。

午前中は雨が降ったりやんだりという天気なので、ジョギングをせずに、先にブログ執筆。お昼休憩に、半沢直樹(第7話)鑑賞。途中で天気が良くなってきたので、ジョギングにでかけました。
ですが、残念ながら7キロ過ぎに大雨。ずぶ濡れになりながら、完走しました。このブログでも、何度かお話していますが、私は夏の雨に濡れながら走るのが大好き(特に、ゲリラ豪雨は最高)なので、気持ちよかったです。

その後、再度、ブログ執筆。子どもたちのお迎え、という一日でした。

 

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「何か」を勉強したい方におすすめしたいFP3級について①

「何か勉強をはじめたい」とか「はじめなくては、いけないよね」と思いつつ、でも「何からはじめたら良いか、よく分からない」という方。

ファイナンシャル・プランナーという資格をご存知でしょうか?

お金についての色々なことを、効率よく学ぶことができる資格試験です。

 

 

同じ作業をこなすだけで、日々の成長を感じることができない仕事。

会社と自宅を往復するだけで、代わりばえのしない日々。

何かをしなければいけないけど、その「何か」が分からない。。

 

FP3級という資格の挑戦からはじめてみては、いかがでしょうか?

 

人生についてまわる「お金」について学ぶ

 

長い人生の中で、将来のことを考える上で、避けては通れないのが、お金の問題です。

私自身、お金に関する知識がなく、思うままにお金を使っていた20代のころには、毎月の給料日前になるとお金が足りなくなってしまい、最悪なときには、クレジットカードのキャッシングで数万円を借りて間に合わせるというカツカツの懐具合でした。

今思うと、お金に余裕がないときは、気持ちにも余裕がなく、新しいなにかにチャレンジしようという気持ちがなかなか起きなかったように思います。

 

その頃の私 千里の道も散歩から -私のダイエット格闘記①-

 

その後、簿記3級に出会い、株式投資をはじめることで、お金に意識が向きはじめ、少しずつ、お金をコントロールすることができるようになりました。

ファイナンシャル・プランナーの勉強は、お金のこと全般を広く学ぶことができるので、簿記や株式投資の世界以上の広さがあります。

 

学習内容については、こちら↓

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験①

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験②

 

資格試験の勉強をはじめるには、最適なボリューム感

 

 

ファイナンシャル・プランナーの資格には、国家資格のファイナンシャル・プランニング技能検定3級~1級があり、さらに日本FP協会認定のAFP資格とCFP資格があります。

私自身が今、勉強しているのが、この資格の入り口であるファイナンシャル・プランニング技能検定3級(いわゆるFP3級)です。

資格取得にかかる時間は、個人差はあると思いますが、一般的に30時間から120時間と言われています。

中間値をとって、トータルで75時間と考えると、平日1日1時間と休日2時間ペースで、約2ヶ月くらいの期間で、水準に達することが出来ます。

これは、今まで、高校や大学、専門学校を卒業後に、ほとんど勉強をしていないという方でも、なんとかこなすことができる程度の時間ではないかと思います。

 

勉強を続けるコツは、試験合格を目指すこと

 

 

勉強を続けるコツは、試験に合格することを目標にすることだと思います。

何の目標も無く、ただ自分自身の知識を増やすためだけに勉強する、というのは、ある程度の資格試験を乗り越えてきた人がするのであれば、成果はあると思います。

が、勉強習慣がない方が、目標なく勉強することは、かなりの確率で失敗することになると思いますので、試験に合格することにそれほど興味がない人も、敢えて試験合格を目標にすることをオススメいたします。

 

FP3級は、年に3回も試験があるので、チャレンジしやすい!

 

FP3級は、試験が9月、1月、5月と年に3回実施されるので、どこからでもスタートが切りやすい試験になっています。

(例えば、私が長年苦しんでいいた税理士試験では、年に1回しか試験がなく、適切な時期にスタートしないと受験レベルに達することが難しいのです。また、残念ながら、力及ばず不合格になってしまったときに年に1回の試験では、計画がとても立てづらい、ということもあります。)

 

また、受検資格がないため、だれでも参加できることも魅力ですね。

(これまた税理士試験では、受検資格に制限があり、受検資格を取得するのに数年かかってしまったような私の事例もあります。)

 

そんな参加しやすく受検資格がないFP3級、勉強をはじめてみては、いかがでしょうか?

次回、もう少し試験の内容について、詳しくご紹介させていただきたいと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

この投稿では、この書籍を参考にしました↓↓

(この教科書で、私も勉強しています)


 

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
FP3級の勉強は、問題集2回転目。「リスクマネジメント」。主に生命保険について。やっぱり複雑で分かりにくいですね。ちなみに私自身は、生命保険が苦手で入っていません。

朝から雨が降ってしまったため、子どもたちのサッカー練習は、休み。
午前中は、児童館に家族全員で行って、遊び。次男と私は、バスケットコートでシュート練習に汗を流しました。
次男のシュートは不発でしたが、私の方は、だいぶ、感覚がつかめてきて、シュートがサクサク入るようになってきました。3ポイントが決まると、特に気持ちいいですね。長男は、妻とオセロをして負けてしまい、大泣きでした。

午後は、昼寝をしてブログ執筆。
夕方に長男のサッカー自主練につきそい(リフティング15分)。前日に、1時間30分もリフティングをしたので、今日はその特訓の成果が出ました。

 

 

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験②

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験について、続きです。

 

 

前回は、私がFP3級を勉強しはじめたきっかけと、FP3級はどんなことを学ぶのか?ということについて、お話しさせていただきました。

 

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験①

 

今回は、その続きからお話させていただきます。

 

FP3級は、どんなことを学ぶのか? 続き

 

FP3級の教科書は、6章立てに分かれています。

ちなみに、この教科書を参考にしています↓↓

(分かりやすくて、カラー印刷ですので、とても使いやすい教科書です。)


 

 

 

① ライフプランニングと資金計画

② リスクマネジメント

③ 金融資産運用

④ タックスプランニング

⑤ 不動産

⑥ 相続・事業承継

 

①~③までは、前回の投稿でお話しさせていただきましたので、今回は④の「タックスプランニング」から、お話しいたします。

では、さっそく、その内容はというと、

01 所得税の基本
02 各所得の計算
03 課税標準の計算
04 所得控除
05 税額の計算と税額控除
06 所得税の申告と納付
07 個人住民税、個人事業税

といったものになります。

ここでの学習内容は、所得税の基礎知識です。

税理士試験で所得税法を勉強されている方であれば、ここは全く勉強する必要がない分野ですし、会計事務所での実務経験がある方(個人の確定申告)にとっては、新しい知識は、ほぼないと思います。

純粋にファイナンシャル・プランナーから資格挑戦をしようという方にとっては、難しい話しになるかもしれませんね。

ただ、一般の方が、所得税の仕組みを知ることは、とても良いことだと思います。特に事業をしている方、毎年、確定申告をしている方は、こういった所得税の知識は、有効ですね。

 

⑤の「不動産」の内容は、

01 不動産の基本
02 不動産の取引
03 不動産に関する法令
04 不動産の税金
05 不動産の有効活用

となっています。

会計事務所にお勤めの方であれば、相続・資産税の仕事をしている方は、かなりのアドバンテージがあると思います。

私は、資産税の仕事をほとんどしていないので、ここで、コンパクトに勉強をすることができて良かったなと思います。

この程度の知識は、税理士として最低限知っておかなければいけないことでしょうし、もっと深堀りすべき分野です。

 

最後の⑥の「相続・事業承継」は、

01 相続の基本
02 相続税
03 贈与税
04 財産の評価

といった内容です。

こちらも、会計事務所業界でいえば、相続・資産税を扱っている方は、かなり有利でしょうし、税理士試験の相続税法を勉強されている方は、ほぼ、新たなインプットはないものと思われます。

 

税理士試験や実務との重複部分が多いです

 

先に見たとおり、FP3級は、税理士試験や会計事務所実務との重複も多いため、税理士試験の受験生が新たにインプットをする内容は、そんなに多くないかもしれません。

前回の投稿で見た①のライフプランニングと資金計画は、社会保険や年金の知識は、実務上、顧問先のお客様から質問の多い分野であり、ある程度の知識がある人も多いと思います。

また、②のリスクマネジメントも保険についてですので、実務上、保険を多く取り扱う方は、スムースに学習をすすめることができると思います。

強いて言えば、③の金融資産運用だけが、実務とも試験とも余り絡んでこない分野ですが、知っておいて損はない分野だと思います。

 

私が勉強してきた感触では、FP3級の試験は、所得税・相続税を勉強している方で、会計事務所の実務経験がそこそこある方であれば、勉強時間ゼロでも合格できてしまう試験だと思います。

そのくらい税理士試験(および会計事務所実務)とFPの試験は学習範囲は被っています。

 

※ちなみに、FP3級の試験合格に必要な勉強時間は、30時間~120時間と言われています。

 

重複していない学習分野が、FPの面白さ

 

そんな税理士試験と親和性が高いFP3級の試験ですが、学習内容が重複しているから合格するのがラク、ということよりも、むしろ、FPオリジナルの内容を勉強できることにこそ、メリットがあるように思います。

 

それが、前回の投稿でお話した、最初に①で学習する「ライフプランニング」の中のライフイベント表の作成やキャッシュフロー表の作成です。

3級では、ほんのちょっとしか説明がありませんが、このジャンルは、FP独自の学習分野であり、ファイナンシャル・プランナーの「プランナー」らしい部分だと思います。

また、③の金融資産運用では、投資について、広く浅く学ぶことができますので、会計事務所実務において顧客の資産を理解する上で、役に立つと思います。

そんなメリットもあるFP3級、税理士試験が一段落して余力のある方、結果次第では、税理士試験卒業の方、のんびり楽しみながら勉強するのにオススメです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:15起床。
FP3級の勉強は、問題集2回転目。「ライフプランニングと資金計画」。1回転目より正答数が増えて、成長が実感できます。こういうところが、勉強の楽しいところですね。

午前中は、ネットで市立図書館のCDを予約。事前にオンラインで検索かけると、市内3ヶ所の図書館の資料を1ヶ所に集めてくれて、受け取れる便利なサービスです。相変わらず、邦楽・懐メロのCDを漁っていました。

その後、ジョギング11キロ。15分程度の大雨の後の晴れ間に出発。雨上がりの日差しは強烈で、消耗しましたが、なんとか完走。ウォークマンを忘れる、というトラブルもありましたが、あれこれ考えながら、楽しく走りました。

お昼は、半沢直樹(第6話)視聴。話題がつきません。筒井道隆や石黒賢といった後半戦のストーリーの脇を固める俳優陣、40代のおっさんには刺さりますね。

その後、昼寝をして、ブログ執筆という一日でした。

 

 

ファイナンシャル・プランナーと税理士試験①

このブログのあとがきでも、ちょくちょくお話していますが、ファイナンシャル・プランナー3級の勉強をしています。

そこで今回は、ファイナンシャル・プランナーがどのような資格なのか、ご紹介させていただこうと思います。

 

 

まずは、そもそも、私がこの資格の勉強をはじめることになったきっかけについて、お話しさせていただきます。

 

そもそものきっかけは、税理士試験後のココロのスキマを埋めるために

 

私は、昨年の夏まで、税理士試験を受験していて、今年の3月まで、税法免除大学院に通っていました。

33歳で簿記3級の勉強をはじめてから、、11年間ずっと勉強していたこともあり、勉強のない日々に物足りなさを感じてもいました。

 

色々と試行錯誤しました →税理士試験 受かったら何しますか?

 

また、税法免除大学院の卒業(3月)から、税理士試験の科目免除通知が来るまでの待機時間も長く(この投稿を執筆している9月2日現在、まだ通知はありません。)、開業に向けて、税理士登録なしでは動けない部分もあり、手持ち無沙汰な状態ではありました。

そんな中で、この色んな意味のすき間を埋めるために、以前から少し気になっていたファイナンシャル・プランナーの試験勉強をはじめてみることにしました。

 

FP3級は、どんなことを学ぶのか?

 

では、ファイナンシャル・プランナーの試験では、どのようなことを学ぶのか?

なんとなく税金や保険などのお金に関することを学ぶもの、といった認識はあったのですが、細かい内容までは、知りませんでした。

FP3級の教科書は、6章立てに分かれています。

ちなみに、この教科書を参考にしています↓↓

(分かりやすくて、カラー印刷ですので、とても使いやすい教科書です。)


 

 

 

① ライフプランニングと資金計画

② リスクマネジメント

③ 金融資産運用

④ タックスプランニング

⑤ 不動産

⑥ 相続・事業承継

 

まず、①の「ライフプランニングと資金計画」ですが、その中身は、

01 FPと倫理
02 ライフプランニングの手法
03 ライフプラン策定上の資金計画
04 社会保険
05 公的年金の全体像
06 公的年金の給付
07 企業年金等
08 年金と税金
09 カード

となっています。

ライフプランニングとは、人生の様々な局面(子供の教育、住宅取得、老後の資金等)でのお金のプランニングのことで、このような大局的なお金の流れをつかむことは、非常に有意義だと思います。

特に、将来に備えて、お金を貯めたいけど貯まらないという方は、このような長期的・大局的な視点からお金の流れを見ていただくと、今のお金の使い方が変わってくるかもしれません。(これだけでも、FPを勉強する価値はあると考えています

その他、住宅ローンのことや社会保険や公的年金のこともコンパクトに勉強することができ、日常生活において、かなり役に立ちます。

 

次に②の「リスクマネジメント」ですが、その中身は、

01 保険の基本
02 生命保険
03 損害保険
04 第三分野の保険

となっており、保険について、様々なことを学ぶことが出来ます。

日常生活レベルでは、お釣りが来るほどのボリュームですが、人生で2番めに高額な買い物(1番は当然、住宅ですね)とも言われる保険について知ることは、大切なことですね。

 

続いて、③の「金融資産運用」では、

01 金融・経済の基本
02 セーフティネットと関連法規
03 貯蓄型金融商品
04 債券
05 株式
06 投資信託
07 外貨建て金融商品
08 金融商品と税金
09 ポートフォリオとデリバティブ取引

といった内容を学習します。

すでに金融資産運用をしている方にとっては、とても楽しい勉強になるでしょうし、これから投資をはじめてみようと考えている方にとっては、いい教材になると思います。

私、実は、先物取引やFX(外国為替証拠金取引)の営業マンを7年間もやっていた上に、株式投資歴も10年以上ありましたので、この分野は楽勝かと思っていましたが、知らないこともけっこうあり、たいへん興味深く勉強することができました。

この内容を勉強することで、株に詳しくなるとか、投資信託の買い方が分かるとかそういった内容ではありませんが、用語やルールには詳しくなると思います。

(ちなみに私は、このFP3級程度の知識もなく、株式投資を長くしていますが、順調に資産を増やすことができています。)

 

少し長くなってきましたので、続きは次回にお話しをさせていただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

2:15起床。
ちょっと早すぎますが、ここで寝ると、大幅に寝坊しそうなので、ちょっと無理しました。
FP3級の勉強は、実技問題の過去問。90点(合格点は60点)取れたので、安心しました。問題集の問題はかなり難しくて、ずっと出来が悪かったので、「これはひょっとすると落ちるかも」と内心ビビっていた(小心者なので)のです。

午前中は、次男・三男を送った後に、4日ぶりのジョギングに。気温も湿度も高めでしたが、B’zを聞きながら、気持ちよく走ることが出来ました。
左足ふくらはぎの故障はだいぶ回復してきたようですが、今度は、左足小指が痛み始めました。おっさんランナーなので、日々、故障との戦いでもありますね。

午後は、半沢直樹(第5話)を見て、食事。最高に面白いんですが、大企業の幹部や役員が、あんなに怒鳴り合ったりしているのって、どうなんですかね。個人的には、あんなに人をやり込めなくてもいいんじゃないの、と思いながら見ています。もちろんドラマとしては、最高に面白いんですけどね。

その後、昼寝をしてブログ執筆。
晴れたり曇ったり、大雨に雷、天気の移り変わりが激しい一日でした。

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら④

消費税法のベテラン受験生である私が、消費税法初学者の方に贈るアドバイス。

続きの続きの続き(長!)です。

 

前3回の投稿では、理論暗記のつらさ、インプット期のゆるさに注意、実務の繁忙期は難所中の難所、といったお話しをさせていただきました。

 

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら①

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら②

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら③

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

確定申告明けの燃え尽き症候群に注意

 

会計事務所業界にお勤めの方であれば、3月15日までが忙しさのピークであり、その後、少しの間、実務の忙しさは和らぐと思います。

残業に次ぐ残業で、フラフラという方も多いかもしれませんが、この実務が一段落した時期は、勉強で巻き返しを計らなければいけない時期にあたります。

やり残した計算トレーニングや覚えきれなかった理論、復習ができていない実力テストの解き直しなどの溜まったタスクを、この時期に消化しましょう。

初学者の方で、計算トレーニングがこなせていない方は、この時期にしっかり追いついておく必要がありますね。

 

私が犯した過去の失敗の一つには、この時期に、燃え尽き症候群におちいってしまい、すぐに勉強を開始することができずに、4月の中旬ぐらいまで、ダラダラした感じを引きずってしまったことがあります。

実務多忙で、勉強が遅れてしまった人は、なんとか気持ちを切り替えて走り出せるように、旅行等のイベントを入れておくことで、切り替えが早くできると良いかもしれません。

もう直前期が迫っていますので、この時期からペースアップしないと確実に間に合いません。

 

GWはリフレッシュしつつ、総復習の時間に

 

3月末から4月の落ち着いた時期に、勉強の体制を立て直したら、ゴールデンウィークに突入します。

こちらも年末年始とならんで、気が抜けやすいポイント。

ですが、1~2日は、家族サービスやリフレッシュの時間にあてて、残りは、直前期に備えて、今までの実力テストの解き直しに集中する必要があります。

ここからのラストスパートが、本当に大事になります。

 

直前期、最後の難関です

 

5月の連休が明けると、いよいよ直前期になります。

この時期には、今まで以上に答練の回数が増え、教材のボリュームが増え、難易度も本試験レベルの問題演習も混じってくることから、一気にハードになります

前回の投稿でもお伝えしましたが、こちらが私が体感した、消費税法の学習ボリュームです。

 

特に、5月以降の直前期のボリュームの多さが最大にして最後の難関です。

私は、過去4年間、この直前期のボリュームの壁を超えることができずに、直前期の教材を未消化のまま、本試験に臨んで撃沈する、というパターンを繰り返してきました。
(ですので、初学者の方や受験経験が浅い方には、ここからが本当にキツイということを認識していただきたいのです。)

 

その結果、私なりに考えに考えた末に出した結論は、仕事をしながら受験を続けていても受からないから、仕事を辞めるしかない、というものでした。

ちょっと極端な結論なのですが、私の場合は、昨年、税法免除大学院の2年生として、修士論文の準備期間であったこともあり、「仕事・税理士試験・大学院」の3つのうち、「仕事」をやめることで、「税理士試験」と「税法免除大学院」の2つを活かす道を選びました。

 

詳細は、以前の投稿で書いたので、こちらをご覧いただけると幸いです。

 

仕事を退職して、試験に専念することについて、まとめています。

私の合格体験記 消費税法①

他の予備校の答練も受ける、万年筆を使うことについて、まとめています。

私の合格体験記 消費税法②

理論の覚え方、直前対策テキスト・理論ドクターの使い方について、まとめています。

私の合格体験記 消費税法③

 

以上が、ベテラン受験生だった私が、消費税法初学者の方に贈るアドバイスでした。
ちょっとだけ、アドバイスをと思ったら、ブログ4回も更新してしまいました。(歳を取ると、話しが長くなっていけませんね。気をつけます。)

役に立たない部分も多いかもしれませんが、反面教師として、参考にしていただけたら幸いです。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

3:50起床。
FP3級の勉強は、投信・外貨建て金融商品の問題演習。
早いもので、FP3級の試験まであと19日。少しペースを上げて、なんとか試験に間に合わせたいと思います。

子どもたちを送ってから、再度FP3級の勉強。
その後は、11キロジョギング。左足の違和感は残っているものの、楽しく走ることができました。走りながら聴いていたのが、図書館で借りてきたB’z。ベスト盤で、私が学生だった頃の曲も多く、テンションがかなり上りました。

お昼休憩中には、半沢直樹(第三話)を見ながらドキドキ。ドラマをちゃんと見るのは、7年ぶりのこと。ちなみに、7年前に見たのも、半沢直樹です。
個人的には、電脳雑技集団の副社長がお気に入りです。

お昼寝後に、ブログ執筆、子どもたちのお迎え、という一日でした。

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら③

消費税法のベテラン受験生である私が、消費税法初学者の方に贈るアドバイス。

続きの続きです。

前回、前々回の投稿では、理論暗記のつらさやインプット期のゆるさに注意、といった、お話させていただきました。

 

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら①

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら②

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

年末年始は、学習ペースを崩しやすいポイント

 

9月~12月のインプット期は、比較的ゆるやかな学習スケジュールで進みます。

計算については、ある程度余裕をもって楽しみながら、理論についても、それなりに努力していれば、十分についていくことができると思います。

 

税理士試験の1シーズンは、1年間に及ぶ長丁場。

中には、勉強のペースを崩しやすい時期が存在します

 

最初の落とし穴が、年末年始す。

ご存知の通り、年末年始には、専門学校も学習スケジュール上、休みにしています。

この時期には、クリスマスがあり正月がありと、なにかと世間の空気が浮つきがちな季節です。

お勤めの方は、取引先との忘年会で夜のお付き合いが多い季節(今年は、コロナの影響で、忘年会のスタイルも変わるかもしれませんが)でしょうし、家族がある方は、家族サービスも大事です。
独身の方であれば、パートナーとのイベントがあるでしょうし、いない方だって、婚活パーティに忙しいかも。。

その上、会計事務所業界にいれば、実務上は、年末調整で繁忙期入りしてしまいます。

そんな、年末年始には、勉強まで気が回らず、学習計画が崩れがちです。

本来は、この時期は、9月~12月までに学習した内容をしっかり復習して、基礎をガッチリ固めるために、使われるべき時期です。

特に、理論が追いついていない方は、ここで追いついておかないと、追いつくタイミングを逃してしまいます。

また、計算が追いついていない方も、ここが挽回できるチャンスです。

 

アウトプット期は、受験経験者の合流あり

 

そして、アウトプット期(1月~4月)には、12月の合格発表後に、残念ながら涙をのんだ受験経験者の方々が、猛烈な勢いで、再参戦してきます

受験経験者の方々の中には、惜しくも59点で不合格になってしまったような猛者も含まれますので、初学者の方の実力テストの成績は下がってしまうかもしれません。

私も何度も経験していますが、不合格になった方のこの時期のモチベーションはかなり高いので、初学者の方は、要注意です。

 

科目合格確定後に舞い上がってしまうパターンも

 

特に、初学者の方は、12月の発表で、簿記論・財務諸表論などの科目合格が決まって、舞い上がってしまうパターンもあると思いますので、なおさら要注意ですね。

私の簿記論・財務諸表論の同時合格を果たした年は、随分はしゃいでしまった上、ちょうど次男が生まれた時期だったこともあり、かなり浮ついてしまい、ペースを崩していたように思います。

 

実務の繁忙期は、難所中の難所

 

残念ながら、専門学校の学習スケジュールは、会計事務所業界の実務上の繁忙期は考慮に入れてくれません。
(と同時に、会計事務所業界も、専門学校の学習スケジュールを考慮してくれません。)

ですので、繁忙期でもあるアウトプット期になると、教材のボリュームも増えてくるため、勉強時間も一日2~2.5時間程度は確保しないと、教材をこなしきれなくなってきます。

 

 

上の図は、私が体感した、消費税法の学習ボリュームです。

あくまで私の個人的な主観に基づくものですが、このように1月からのボリュームは、一段ギアが上がってくる感じです。

このことを知らないで、インプット期(9月~12月)と同じモチベーションで同じ勉強時間で、取り組んでいると段々と遅れをとってくると思います。

 

理論についても、通勤時間や移動の時間をフルに活用して行かないと追いつかれないレベルになってくるでしょう。

 

そして、会計事務所業界にいる方であれば、確定申告が始まり、実務の忙しさがピークになる2月~3月の時期が、第二の挫折期というとになると思います

私自身、小さな支店の立ち上げに関わって、強烈な忙しさだった(始発出勤、終電帰りを繰り返すような状態で、月の残業時間は100時間を越えていました)年には、繁忙期は全く勉強できない時期になってしまい、その年の不合格につながるような経験もしています。

 

この時期に月100時間を超えるような残業をすることになると、その月は、おそらくほぼ勉強できていない、ということになるでしょうから、繁忙期の残業が多すぎる事務所では、この時期を乗り越えることができません。

私自身は、その後、月50~60時間程度の残業時間に収まるように、個人的に業務改善(法人のお客様に決算期変更をお願いする、個人の確定申告のお客様は、閑散期に仕込みをしておく等)することで、なんとかやり過ごしていました。

が、それでも、この時期の学習時間をキープするのは難しく、大幅なペースダウンは避けられない状況でした。

 

このペースダウンした状況から再度、ペースアップして先頭ランナーたちに追いついたのが、合格した昨年です。

その話しについては、次回お話させていただこうと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:00起床。
FP級3級の勉強は、債券・株式の問題演習。株式については簡単でしたが、債券については、理解できていなかったです。

朝は、三男を保育園に送り、次男を幼稚園に送り、その足で図書館に。
図書館では、ジョギングのときに聞くCDを借りてきます。
今日借りたのは、桑田佳祐、B’z、カーペンターズ、レディ・ガガ、リンキン・パーク。統一感ないですね。。図書館なので新作はありませんが、無料なのが素敵です。

今日は、左足ふくらはぎの筋肉系のトラブル(走りすぎ?)のため、ジョギングは休み。
午前中は、勉強をして、昼寝。その後ブログ執筆、という一日でした。

 

 

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら②

消費税法のベテラン受験生である私が、消費税法初学者の方に贈るアドバイス。

続きです。

 

 

前回の投稿では、理論暗記がかなりつらい、というところまで、お話させていただきました。

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら①

 

今回は、その続きから、お話させていただこうと思います。

 

インプット期のゆるさに注意

 

9月~12月期のインプット期は、勉強スケジュールがかなりゆるめに設定されているので、一日1~1.5時間程度の学習量でも、おそらくついていけると思います。

特に、計算に関しては、簿記論・財務諸表論をこなしていて、実務経験もある方であれば、つまづく人はほぼいないでしょう。

そうでない方であっても、計算に関しては、問題集を2周する程度でも、十分、小テストや実力テストで満点がとれてしまうかもしれません。

私もそんな感じで、計算に関しては「消費税けっこうラクだな、楽しいな」と思いながら、勉強していた記憶があります。

この時期にもっと勉強することができれば、という反省もありますが、この時期には、家族サービスに力を注いだりする時間でもありましたので、バランスが難しいところです。

ただ、間違いなく言えることは、このインプット期のスケジュール感・ボリューム感が、この先もずっと続くわけではない、ということです。

 

私の初年度の失敗は、このインプット期のスケジュール感・ボリューム感に慣れすぎ油断してしまい、実務の繁忙期(1~3月)にアウトプット期(1月~4月)の学習を実務多忙を理由にしてサボってしまい、直前期に取り戻そうとしたものの直前期のボリュームが凄すぎて、全く追いつかずに「The End」というシナリオでした。

 

理論暗記の壁

 

インプット期には、理論も覚える分量(専門学校から課される分量)が少ないですが、それでも、税法特有の回りくどい言い回しに苦戦する方もいると思います。この「税法理論の壁」が第一の挫折期かもしれません。

特に、私のように理論を覚えるのに、たった数行でも1時間以上かかってしまうような、暗記が苦手な方は、要注意です。

 

ただし、「暗記が苦手」で逃げてしまえば、そこで終わりです。

私の周りにも、「理論暗記が得意」なんて人はいませんでしたので、安心してください。(実は一人だけいましたが、その人は目覚ましい成果を上げてはいませんでした。)

 

理論暗記は、覚えれば覚えるほどラクになる

 

理論は、最初の1行を覚えるのがとにかく大変ですが、学習が進むにつれて、覚えることがどんどんラクになっていきます。

特に、インプット期には、理論の内容がよく理解できないままに暗記しようとすることになるため、非常に効率が悪く、苦しむところです。

理解できないまま暗記するのは無意味とする説もありますが、忙しい税理士試験の学習スケジュールでは、理解を待ってから暗記するというような流暢なことは言ってられない事情もあります。

また、同時並行的に学習する計算の理解が進むうちに、スッと理論の内容が理解できたりもするので、諦めずにコツコツと積み上げていく必要があります。

 

最初の1題は、覚えるのに丸一日かかってしまうかもしれませんし、その苦労して覚えた1題も、次の日にすっかり忘れてしまったりして、呆然とすることもあるかもしれません。

が、覚えた理論をすぐに忘れてしまうことは、誰もが通る道なので、あまり気にしないことが大事です。

 

苦労の先には、ボーナスステージが待っている

 

ですが、私の経験上、学習が進み、40題覚えるようなところまで来ていれば、41題目を覚えるのは、かなり楽で、実は2~3時間で覚えられるような状態になっていたりもします

特に消費税法は、内容や文の構造が似通った条文も多く、趣旨が理解できてしまえば、一気に2~3題覚えられるような理論もあります

ですので、45題と聞いて途方に暮れている方も、そんなに不安になる必要はありません。苦労の先には、ラクに理論が覚えられるようなボーナスステージが待っています

ただし、そのステージにたどり着くまでに、私の場合、5年もかかってしましたが。。

この私の事例を参考に、皆さまには、なるだけ早い時間でそのステージまで、たどり着いていただきたいと思います。

 

少し長くなりましたので、続きは次回にお話させていただきたいと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

2:20起床。
FP3級の勉強は、「資産設計提案業務」と言われる実技科目。
実技と言っても、学科とさして変わらず、解答は3択問題です。今日は保険に関する内容で、保険の保証内容に関する資料を見ながら、給付金の金額を計算します。これは、実務的で非常に有用な勉強になりました。

4時からは、欧州サッカーのチャンピオンズリーグ決勝を観戦。バイエルン有利の下馬評でしたが、私の中では、パリの中心選手であるネイマールやディ・マリアが確変級の働きをすれば、チャンスは有ると思い、若干パリサイドで応援していました。結果は、1対0でバイエルンの勝利。
あのバルサから8点もぎ取ったバイエルンの攻撃陣を1点に押さえたパリの守備陣が素晴らしく、白熱した好ゲームでドキドキでした。
こちらもコロナ禍で、スケジュールが大幅に延期し、無観客試合が続く中でも、最高のパフォーマンスを見せてくれた選手たちに感謝です。

その後は、ジョギング11キロをこなし昼寝をして、午後はブログ執筆という一日でした。
小学校の夏休みも終わり、いよいよ今週から本格始動。私もようやく自分のリズムを取り戻せそうです。

 

税理士試験 消費税法初学者の方にベテラン受験生だった私が、アドバイスするとしたら①

税理士試験 令和2年の本試験を受験された方、お疲れさまでした。

今後の科目選択の問題、非常に難しいでしょうが、私の経験が、お役に立てれば幸いです。

 

私は、税理士試験の消費税法を5回連続で受験して、昨年の第69回にようやく合格することができました。

 

私の戦績: 税理士試験 全国公開模試と実際の結果(私の実例公開)

 

そんな、いわゆる「ベテラン」受験生の私から、消費税法初学者の方に経験談をお話させていただこうと思います。

 

波乱ずくめの本試験、お疲れさまでした

 

今年の第70回の税理士試験は、東京オリンピックの影響で2週間遅れでの実施予定でした。

そして、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大手予備校の自習室が閉鎖されたり、本試験の受験票がなかなか来ないことから、そもそもの試験開催が危ぶまれたり、試験会場が2転3転したり、という予測不能の事態が、次々に起こりました。

そのため、(特にメンタル面で)コンディションを整えて、受験することが非常に難しい試験になってしまいました。

そんな中、数々の試練(答練)を乗り越えて、受験にこぎ着け、結果はまだ分からないものの、問題に必死に取り組み、解答を作成された受験生の皆さまには、本当に頭が下がる思いでいます。お疲れさまでした。

 

私自身、税理士試験を受け始めて、9年目。

今年初めて、外野から税理士試験の様子を、受験生の方が発信するTwitterやInstagram、ブログ等のメディアを通じて知ることとなり、改めて、税理士試験にかける受験生の皆さまの熱気・本気に感動しました。

 

ボーダーを超えていたら、次の科目にGO

 

科目選択の問題でいうと、私の場合は、簿記論・財務諸表論の同時受験をした平成25年、簿記論・財務諸表論とも自己採点では、ボーダーライン以下でした。

答練の成績は、簿記論は、上位30%くらい、財務諸表論は、上位40~50%くらいだったと思いますが、とりあえず本人感覚ではやりきったと見て、消費税法のレギュラーコース(TAC、Web、塚田先生)に参戦しました。

結果としては、簿記論・財務諸表論とも不合格で、もう一度、12月の発表後に簿記論・財務諸表論については、上級コースでスタートすることになりました。

その時点で、消費税法は撤退し、簿財2科目のリベンジに焦点を絞っています。

 

合格科目がなく、簿記論・財務諸表論を受け始めた時期であれば、まだまだ勉強に対するモチベーションも高いでしょうし、どんどん先に進むべきかなと個人的には、思います。

基礎の積み上げができていて、勢いがある方なら、12月に戻ってきても十分に間にあうと思いますので、ボーダーを越えている方は、次の科目に進んでしまうのも手です。

 

迷ったら、講師に相談しよう

 

一番良いのは、担当講師に相談することです。

本試験の自己採点の結果と模試・答練の成績表を持参して、科目相談会に参加してみては、いかがでしょうか?

 

TAC オープンセミナー・個別学習相談会 へのリンクはこちら

 

初めての税法科目 理論暗記は、かなりつらいのですが

 

財務諸表論の受験をされた経験をお持ちの方であれば、すでに理論暗記については、ある程度、経験済みですので、理論に対するアレルギーは薄れていると思います。

とはいえ、税法科目の理論暗記で求められる精度は、財務諸表論の理論暗記で求められるそれとは、比べ物になりません。

つまり、財務諸表論の理論では、キーワードを外さなければ、ある程度、自由な文章で書いてしまっても問題ないと思いますが、消費税法では、キーワードを押さえて作文するという方法は、重要な理論では減点の対象になりやすい(一字一句レベルの正確性を問われます)ため、注意が必要です。

また、財務諸表論の理論は、文章が整然としていて覚えやすい(日本語として、そんなに不自然なところはない)のですが、税法は、独特の言い回しがあり、これに馴染むのにかなりの時間と労力を要します。

 

究極の目標は、全題暗唱

 

例えば、私の場合、理論マスターのたった2~3行を覚えるのにも、最初は、1時間以上かかっていました。(ですので、当初は理論マスターまるごと1冊覚えるという話しは、夢物語のように聞こえたものです。)

理論について、どのレベルまで勉強すれば合格できるのかは、なんとも言えませんが、私が合格した昨年の理論暗記では、TACの理論教材である「理論マスター」(45題)は、ほぼ全題暗唱できる状態にまで、持っていっていました。

初年度でそこまで持っていくのは相当ハードなので、そこまでする必要はないのでしょうが、理想形は全題暗唱、というのは覚えておいていただければ、と思います。

私の場合、初年度は、15題程度しか暗唱できなかったのですが、その原因については、次回お話しさせていただきます。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:20起床。
FP3級の勉強は、損保についての問題演習。
試験まで、あと3週間というところですが、税理士試験とは本気度が違うので、力が入りません。今日も、気がつけば、勉強中にウトウト。これではマズイですね。明日から、子どもたちの学校も本格スタート。アクセルを踏みます。

今日は、朝8時から次男のサッカー付添。今日のミニゲームでは、次男は残念ながら、ノーゴール。コーチの指導が良くて、年長さんの皆んなが日に日に(週に週にですが)うまくなっているのが分かります。

その後、午前中に少し、ブログをいじって、昼寝。
起きてまた、ブログ執筆。夕方は、長男のサッカー送迎、という一日でした。

 

税理士試験 私が消費税法の本試験後にやっていたこと

税理士試験、終わった後は、すべてを忘れて遊びたい!

ところですが、なんか気がかりで楽しめない。

そんな方には、この投稿が少しだけ役に立つかもしれません。

ゴールまで、あと少しです!

 

本試験が終わった後は、どのように過ごせばよいのでしょうか?

私が行ってきた方法について、まとめてみようと思います。

見たくはない、お気持ちお察しいたします

 

本試験が終わった後、色々なことを我慢して、勉強に専念してきたこともあり、ゆっくりと何もかも忘れて遊びたい、という気持ち、良く分かります。

振り返ってみたところで結果は変わらない、、のは正論です。

 

ですが、私の場合は、振り返りまくっていました

〇チャンネルも、書き込みはしませんが、こまめに見ていました。
さすがに、これは噂レベルで不正確な情報も含まれているので、あてにならない部分もありますが。。

私の場合は、本試験が終わった後に、解答を再現し、大手受験予備校(TAC、大原)の解答速報で自己採点をして、TACの解答解説会に参加しました。

解答解説会は、解説を聞くことも大事(ただ、そんなに詳しくはやってくれない)です。

が、一番大事なのは、解答解説会のあとの個別相談です。

科目別の担当講師の方に、採点が微妙な個所(計算ではあまりズレは無いと思いますが、理論については、結構あると思います)を、できるだけ答案を再現したうえで、見ていただき、講師の方の目から見て、どのくらい点数がくるかを、しっかりつめておくこと、が大事です。

自分の感覚で自己採点をしても、採点が甘くなってしまうことが多いため、プロの講師の方にしっかりと判断していただき、自己採点の精度を上げた方が良いと思います。

 

解答解説会、まさかの5時間待ち!

昨年、私は、TACの八重洲校で解答解説会に参加し、消費税担当の○宮先生(通信担当の講師で、抜群に解説が分かりやすい先生です)に採点が微妙なところの配点を聞き、確認しました。

4時くらいから個別相談がスタートして、私の番が来たのは、夜の9時くらい。待ってる間に、軽めの本2冊読めちゃいました。。

個別相談に来る人は、みんな本気だし、対応する講師の方も本気で(ホント丁寧に対応されていたので、頭が下がります)答えるので、なかなか順番が来なかった。。個別相談は、速攻で順番を押さえた方が良いですね。

 

TAC 解答解説会へのリンクはこちら

大原 解答解説会へのリンクはこちら

大原は個別相談があるのか不明のため、各自ご確認ください。

 

昨年の私の自己採点結果

 

令和元年に私が合格した消費税法、私の自己採点は、

TAC 60点 (合格確実 67点、ボーダー 54点)

大原 54点 (合格確実 72点 ボーダー 63点)

となりました。

ただし、TACの○宮先生は、ボーダーの54点は甘いかな、60点ぐらいではないか、とおっしゃってました。

ですので、私の受験自己採点後の感覚は、まさにボーダーすれすれ、フィフティフィフティかな?くらいの感覚で、来年に備える気持ちの準備は出来ていました。

大原の自己採点からすると、全く可能性が無いようですが、TAC生の場合、大原の基準で採点すると若干厳しめに出てしまう、と思うので、余り気にしなくて良いのかな、と思います。

 

「見たくはない現実」を直視することからスタート

 

 

自己採点をしない方の考え方として、「合格発表まで、楽しみを取っておきたい」からというものがありました。

確かに、自己採点をしなければ、なんとなく、うかっているかもしれないという「ふわっとした気持ち」のままで、合格発表の日を待つことができると思います。

それはそれで、個人の自由なので、否定するつもりは全くありません。

 

が、一日も早く、税理士になりたいという方であれば、出来るだけ早く、白黒つけて、来期への科目選択や、大学院の入学準備に気持ちを切り替えた方が良いと思います。

税理士試験は、本試験が終わった日が、また新しいシーズンの始まりの日でもあり、一日も早く、勉強のスタートを切った方が、より優位に立つことができるものだからです。

ちなみに、今年(令和2年)は、本試験スケジュールが例年より2週間ほど後ズレ(忘れそうなので、敢えて書いておきますが、東京オリンピックのためでした)していました。

来年の本試験スケジュールは未定ですが、今年同様、まだまだコロナ禍の中で、バタバタしている可能性はありますね。

 

ただ、やみくもに勉強を始めても、受験シーズンの1年は長く、ガス欠する可能性もあります

 

税理士となった未来の理想像を確認する時間に

 

そこで、私は、本試験終了後には、どんな税理士になりたいか、という未来の理想像を確認する時間があっても良いのかな、と思います。

特に、独立した税理士の方が書いている本を読んで、参考にしていましたね。

私は、そんな時、こういう本を読んでいました。



 

 

井ノ上さんのブログやメルマガも有名で、すでにご存知の方も多いと思いますが、オススメです。

色々な先輩税理士の方々の独立経験談を見て、自分はこのひとに近いかな?こういうふうにやってみようかな、と考えながら、夢をふくらませていました。

税理士になりたいという目的をあらためて確認して、モチベーションアップにつなげていただけたら幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

【昨日のできごと】

3:25起床。
FP3級の勉強は、保険の基本と生命保険の問題演習。
生命保険も、実務上で顧問先の相談を受けやすい分野。その割には、思いの外、理解できていないので、ちょっと焦りました。

今日は、妻が健康診断&仕事で不在なので、ジョギングは休み。
久しぶりのワンオペデイです。皿洗いや洗濯物干しを終えて、子供の勉強のマル付けを。

午前中は、3兄弟を連れて、おなじみの児童館へ。長男と次男が、最近「かいけつゾロリ」シリーズにハマって読んでいるので、自宅でも読むかなと思い、アマゾンで、30冊セットを注文してみました。
一冊一冊ちまちま購入すると、郵送料が高く付くので、まとめ買いのほうがお得と判断したのですが、成果はいかに?

午後は、昼寝後に自宅前でサッカーのミニゲームをして大汗をかき、その後、かき氷マシーンでかき氷を子どもたちと作って、みんなで食べました。
夕方、妻が帰宅後に、ブログ執筆という一日でした。

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