税法免除大学院 文献の集め方④ 国会図書館オンライン

税法免除大学院での研究に必須の文献集め。

今回は、国会図書館オンラインの利用法について、ご説明いたします。

 

 

前回の投稿では、文献集めの場所として、国会図書館についてご紹介させていただきました。

税法免除大学院 文献の集め方③ 国会図書館

 

今回は、その続きとして、国会図書館オンラインの利用方法についてお話しさせていただこうと思います。

国会図書館オンラインの利用法

 

国会図書館オンラインは、非常に親切に設計されていて、使いやすいです。

慣れてしまえば、論文執筆中に気になったキーワードを検索して、ものの数分で目的の論文に到達することも可能です。

オンラインで論文を検索し、郵送依頼をかけてから、私の場合は、5日~10日で手元に論文のコピーが届いていました

 

では、その手続きについて、順序を追ってご説明いたします。

 

① まず初めに、国会図書館オンラインのホームページを検索して開きます。開いたら、ログインします。(ログインの仕方は、割愛させていただきます)

② ホームページを開いたら、キーワードで検索をかけられますので、自分の調べたいもの(修士論文執筆中であれば、修士論文のテーマ)を入力して、検索します。
私の論文の場合では、消費税の事業者免税点制度がテーマだったため、「事業者免税点制度」と入力し、虫眼鏡マークで検索します。

 

 

 

 

 

 

 

③ 検索の結果、46件ヒットしました。結構ありますね。

④ 検索結果の中で、興味をもったもの(後ほど、どれを選ぶべきかはご説明いたします)をクリックします。

⑤ 画面右下の「遠隔複写」ボタンをクリックします。

⑥ 複写箇所の入力画面になります。
今回は、該当箇所の他に表紙と奥付にチェックを入れました。
また、備考欄には「B4サイズ以上は二つ折り希望」と入力しました。
その後、「申し込みカートに追加」をクリックします。

⑦ 「申込手続に進む」をクリックします。

⑧ 使用目的のチェックボックスをチェックします。

⑨ 「注意事項に同意して申込内容の確認へ」をクリックします。

⑩ 「この内容で申し込む」をクリックすれば、申し込み完了です。

後は、郵便で論文が届くのを待つだけです。

論文と一緒に請求書が入っていますので、コンビニ等で料金を払います。

ちなみにコピー料金は、A4・B4で1枚 25.3円、A3で44円です。
その他に、発送事務手数料が220円送料実費がかかります。

発送事務手数料や送料は、1回につきかかるので、1回の申し込みで、何本かまとめて取り寄せる(最大で30本まで一回の依頼でまとめられます)と、割安になります。

コスト的には、一見すると割高に感じますが、時間がない社会人学生の方が、少ない時間を割いて(半休取ったり、時間休取ったり)、交通費かけて図書館に行って自分でコピーを取る手間を考えると、実は、非常に安いと思います。

国会図書館オンラインの注意点

 

便利な国会図書館オンライン、利用上の注意点をまとめます。

 

・奥付のコピーは必ず依頼しよう

これは、論文集めをする際の常識なのですが、論文をコピーする場合は、論文の本文のコピーをとると同時に奥付のコピーもとります

奥付とは、書籍や税務専門誌の最後にページで、ここにその論文の発行日・雑誌名・出版社名等の情報が載っていて、これらの情報を論文に掲載する必要があるため、この情報が大変、重要な意味を持ちます。

この奥付のコピーを忘れると、修士論文作成の終盤戦で、あわてることになります(調べなければならなくなります)ので、必ずコピーを取らなくてはいけません。

また、税務専門誌によっては、奥付では情報が分かりずらいこともあるため、私は念のため、表紙もコピーを依頼していました

コピーされた表紙から、同じ雑誌にもっと面白そうな論文があることが判明することもあります。そういった偶然から、論文が集まってくると、研究も面白くなってきます。(コストはかさみますが、場合によっては、目次までコピーを取った方が良いケースもありますね)

・「B4サイズ以上は二つ折り希望」しよう

これは好みの問題もありますが、B4サイズでも、国会図書館では折らずに大きな封筒で送ってくださるので、その分、郵送代が高くなってしまいます。

そのため、「B4サイズ以上は二つ折り希望」と備考欄に入れることで、二つ折サイズの封筒で送ってもらえます。

ちなみに残念ながら、国家図書館のコピーサービスでは拡大・縮小まで対応してもらえないため、B4サイズをA3に拡大してもらうことはできません。
ファイリングがちょっと困りますよね。

 

どの文献を取り寄せるかの見極め

 

先ほどの例では46件の資料が、検索によりヒットしましたが、このうち論文に使える資料というのはどのくらいあるのでしょうか?

オンラインのため、実際に雑誌や書籍を手に取って確認することができないため、不安に思われる方も多いと思います。

ですので、ここでは、選んではいけないものを、まずお話ししようと思います。

 

① 実務解説系の記事

これは、研究内容によって異なるとは思いますが、まず初めに省かなければいけないのは、実務解説雑誌系の記事になります。

これは、修士論文という内容の性格上、引用するのは難しいためです。

例えば、消費税の熊王先生の解説、実務上では大変役に立ち、ありがたいのですが、修士論文の引用として使うには、実務解説系の記事では難しいのです。
ただ、実務家一般の見解というような切り口で、紹介することは出来なくはないと思います。

ちなみに熊王先生は大学院で教鞭をとられており、学術論文も発表されているので、著者(誰が書いたか)が判断基準ではありません。

実務解説系かどうかは、実務家の方であれば、雑誌名やタイトル等でおおよそのカンは働くと思います。

② 官公庁発表の資料等

こちらは必ず論文に使うことできない、というわけではないのですが、修士論文の序盤の資料集めの段階で取り寄せても、使うことは難しいと思います。

こういうデータ系のものは、誰かの学者先生が論文で使用してる場合で、自分の論文の趣旨にも関係してくる場合には取り寄せるという位で、ちょうど良いと思います。

③ 税務大学校論叢、各大学の紀要に収録されている論文

税務大学校論叢は、修士論文を作成する上で、非常に重要になる文献です。

なぜならば、税大論叢は、税務大学校(税務署職員の研修機関)の先生が書いた論文で、そのテーマの主要な論文・論点をしっかりフォローしてくれているものになりますので、修士論文を作成するにあたっては、この税大論叢を探すところからスタートしても良いくらいです。

取り寄せてはいけない理由は単純で、国税庁のホームページで無料で全文をPDFでダウンロードできるので、もったいないから、というだけの話しです。

また、大学教授・准教授の論文が、大学の紀要に収録されている場合は、論文として参考になる可能性が高い論文です。
まず、その論文のタイトルを検索して、その大学のHP等で無料公開していないかどうかを確認した方が良いと思います。

けっこう良い確率で、こちらも無料で全文をPDFでダウンロードできるので、探してみることをおススメいたします。

 

このように取り寄せずとも、ネット上で無料公開されている文献もありますので、有効に活用していただければ幸いです。

 

以上の点に注意して、選んではいけないものを外していただくと、残る文献はそんなに多くないはずです。

オンラインですので、実際に手に取って確認できない点で、どの論文を取り寄せれば良いのか?というボール・ストライクの選球の難しさもありますが、研究が進めば進むほど、色々な論文を読めば読むほど、この選球眼は磨かれてきますので、最初はとまどうと思いますが、うまく利用していただけたら幸いです。

 

次回は、文献の探し方について、国会図書館以外の方法についても、お話しさせていただこうと思います。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

昼前に10キロラン。
最近は涼しくて、非常に快適です。

あぐらがかけないほど、ひざの調子が悪いのですが、
なぜか走る分には、まったく痛くないのが不思議です。

午後からは、ブログ執筆。
スクリーンショットも使えない自分にビックリでした。

 

 

税法免除大学院 文献の集め方③ 国会図書館

税法免除大学院での研究には、文献集めが大事です。

文献集めの話し その③です。

(筆者注)この写真はイメージであり、本物の国会図書館の写真ではありません。

 

前回・前々回の投稿では、文献集めの場所として、大学図書館や市立・県立図書館、租税資料館、そして日本税務研究センター図書室について、お話しさせていただきました。

税法免除大学院 文献の集め方① 租税資料館

税法免除大学院 文献の集め方② 日本税務研究センター図書室

 

さらに続きとして、国会図書館をご紹介させていただこうと思います。

国会図書館 最後の砦

 

先日お話しした、租税資料館・日本税務研究センター図書室で、租税に関する文献はほぼ揃うと思いますが、なかには、この2か所でも手に入らないものが出てくることがあります。

そんなときに、利用したいのが国会図書館です。

国会図書館は、場所的には東京メトロ永田町駅から徒歩5分ということで、東京都心のド真ん中にありますので、アクセスは良いと思います。

文字通り国会の図書館というタテマエなので、国会議事堂のすぐ近くにあり、自民党本部なんかも近くにありますから、図書館の近くを通る車を見ているとテレビで見たことあるような議員さんが乗っているかもしれない(⁉)車も見かけることがあります。

基本的には、国会図書館には、すべての出版物が納められることが義務付けられているそうですので、国会図書館にない本は無い!はずです。

国会図書館のHPより
国内の出版物―納本制度

国立国会図書館法によって、日本国内で発行されたすべての出版物(マイクロフィルム、CD、DVD、地図などを含む)を国立国会図書館に納入することが、出版者に義務付けられています。この制度により、日本で唯一の納本図書館として国内の出版物を広く収集しています。また、納本制度開始以前の日本の出版物も収集しています。所蔵資料数は日本最大です。

国会図書館は行かなくても良い?

 

国内の全ての出版物が揃う国会図書館。
とっても頼りになりますが、利用の仕方は、ちょっとしたコツが必要です。

というのも、国会図書館は、一般的な図書館とは違い、開架式(利用者が解放されている本棚から、本を直接手に取って読むことができる)図書館ではなく、閉架式(本棚が解放されていない)図書館のため、本を手に取るために、所定の用紙に記入して、係員の方が書架から本を持ってきて来るのを、待たなければならないという、面倒な手続きが必要になるためです。

利用の仕方がYoutubeにありました↓ 親切ですね。

国立国会図書館東京本館利用案内 「資料の複写手順」編

 

本を持ってきてもらうのに書類記入が必要になり、係員の方にもってきてもらい、さらにはコピーを取るのにも書類を記入して、係員の方にお願いしてコピーをとってもらうことになるため、かなり時間を使ってしまします。

時間が余裕がある方でしたら、気長に待ちながら、対応することができると思いますが、社会人学生の方は、そこまで時間に余裕がある方はいないと思います。

 

国会図書館オンラインを利用しよう

 

国会図書館に行くことは、永田町周辺の国会議事堂や自民党本部などのテレビでおなじみの建物を見ることができ、なかなかにテンションがあがる体験にはなると思います。
私が単に田舎者だからかもしれないですが。。

 

しかし、修士論文の資料を集める図書館としての利用しやすさという点では、手続きに待ち時間が多く、時間的なロスが気になるところです。

 

そこでおススメしたいのが、国会図書館オンラインです。

国会図書館オンライン

 

このサイトの遠隔複写サービスを使うことで、国会図書館に行かなくても論文をどんどん取り寄せることができるようになります。

私の場合は、修士論文の資料集めに300本以上の論文を集めましたが、最初の100本ぐらいまでは、租税資料館等を使って足で集めていました。
その後、国会図書館を使い始めてからは、この遠隔複写サービスを利用することに専念し、資料収集のための移動やコピー時間を大幅に削減することに成功しました。

 

今回、前回、前々回にお話しした場所は、東京都内に出やすい環境の方でないと利用できない点で、汎用性がありませんでしたが、国会図書館オンラインは、移動の必要がないため、どの地域の方も利用できる点で優れていると思います。

また、今回のような新型コロナウイルス感染拡大の影響下では、移動を伴った論文収集というのは、極力避けたいものです。

その意味でも、国会図書館オンラインの遠隔複写サービスの利用価値は高いと思います。

ただ、コロナ禍で、図書館が閉館して、遠隔複写サービスがストップしている時期もあったため、現在は申し込みが殺到していて、通常より納品に時間がかかっているようです。
(私が利用していた時は、ネットで申し込みをして5日~10日で納品されていました。)

今年は、資料集め・修士論文執筆に、例年以上に早めに動き出す必要がありそうですね。

ご利用にはくれぐれもご注意ください。

 

具体的な利用方法は、次回にご説明させていただこうと思います。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

天気予報は曇りのち晴れだったので、昼前に
洗濯物を外に出して、10キロジョグ。

残念ながら、この賭けは失敗に終わり、ジョギング中に
小雨が降る展開になってしまいました。

午後からは、しっかり晴れてくれたので、洗濯物は何とか乾きました。
(って洗濯物の話しなんかして、すみません。)

 

 

 

税法免除大学院 文献の集め方② 日本税務研究センター図書室

税法免除大学院での研究において、文献収集は必須です。

そんな文献収集話しの続きを、お話しいたします。

前回の投稿では、文献集めの場所として、大学図書館や市立・県立図書館、そして租税資料館について、お話しさせていただきました。

税法免除大学院 文献の集め方① 租税資料館

 

今回は続きとして、もう一か所、ご紹介させていただこうと思います。

日本税務研究センター図書室 アクセス◎

 

前回、お話しした租税資料館で、おおよその文献は揃うと思います。

その他に一般の方が利用ができる租税専門書の図書館と言えば、日本税務研究センターの図書室が有名です。

場所は品川区の大崎で、アクセス的にはJR山手線の大崎駅から徒歩2分ですので、東京都内で仕事をされている方は、顧問先を訪問している間にちょっと寄ったり、大学院に行く前にちょっと寄ったり、という具合に、ピンポイントで利用ができるため、とても便利です。

公益財団法人日本税務研究センター図書室

 

アクセスが良く、図書室の雰囲気も租税資料館にくらべるとオシャレです。

 

 

ただし、蔵書数は、和書で約2万冊、洋書で1500冊ですので、租税資料館よりは、少ないですね。

また、コピー代は1枚20円しますし、コピー機はけっこう人がいて込んでいました。

私は平日に一度、利用しただけでしたが、大学院生の他にも、実務家風の方もいて、20人くらいはいたように思います。

租税資料館ほど、閲覧席は広くないため、ノートパソコンを持ち込んで、一日じっくり研究・執筆するという感じではないかもしれません。

 

利用したい賛助会員制度

 

日本税務研究センターには、賛助会員制度があり、この制度の学生会員になると、機関誌の「税研」や研究紀要の「日税研論集」その他「税務事例研究」といった出版物を、会員価格でお安く購入することができます

安く購入するどころか、実は、過去に発行された「税研」や「日税研論集」が全てPDFデータで、HPからダウンロードできてしまいます。

これは余り知られていませんが、かなりおいしい制度です。

例えば、私が修士論文執筆中に購入した「消費税法の研究 日税研論集第70号」では、定価6,000円(税抜)ですので、税込で6,600円もするのですが、この学生会員になっていれば、年会費5,000円(大学生・大学院生の場合)でPDFをダウンロードすることができます。

 

 

結局、紙の本を買っても、コピーを取って、アンダーラインをひきながら読んでいくことになるため、PDFデータをダウンロードしてプリントアウトした方が、コピーする時間分お得(自分で数十ページコピーするだけでも、かなりの時間がかかります)です。

また、プリントアウトも自宅ですれば、図書館やコンビニでコピーするより大いに節約になります。

PDFを自宅のPCでダウンロードできる環境というのは、現在のように新型コロナウイルス感染拡大の影響で移動を制限された時などに、大いに役に立つと思います。

また、実際に修士論文を執筆してみる分かるのですが、様々な論文を読み漁る中で、その論文で引用されていて重要なものだったりする論文に出会うと、この論文を自分の論文に使いたい(引用したい)というものが、急に出てきます

そういったときに、このPDFをダウンロードできる環境があることは、かなり有利です。特に、論文執筆の終盤戦(11月~12月)頃になって欲しい論文が出てきたときに、すぐに論文が手に入らないタイムラグが、結構、煩わしくなります。

ちなみに私は、「日税研論集」で2冊、「税研」で10冊以上をダウンロードして、修士論文中に引用しましたので、軽くモトは取れたと思います。

「日税研論集」は自分の修士論文のテーマのものがあれば、必ず必要になってくると思います。それくらい重要な論文が収録されているので、要チェックです。

執筆されている方は、そのテーマの重要な学者・先生ですし、収録されている論文は、そのテーマの基本的な文献になると思います。

 

「税研」も自分が選んだテーマが特集されている号などは、必須になりますね。
「日税研論集」に比べると、重厚な論文は少ないですが、5~6ページくらいの小論文が多く、引用数を増やしたい時にも役に立ちます。

私は、修士論文の中で、10回以上引用しました。

おまけももらえました

 

日本税務研究センターの学生会員は、他にもこんなサービスがありました。

 

・コピーサービスもあります

私は利用したことはありませんが、コピーサービスも賛助会員の特典です。
大崎まで行かなくても、希望する文献をコピーしていただけるので、なかなか便利ですね。

料金は、20枚までは1,000円 20枚超は1枚につき50円。

後日お話しする国会図書館より、やや割高ですね。

 

・郵送貸出のサービスもあります

賛助会員の特典として、郵送貸出のサービスもあります。
このサービスを利用するば、着払いで本を送っていただけます。

返送もするので、往復で2,000円程度の送料がかかります。

コストはかかりますが、東京都内まで足を運ぶ電車賃や時間を考えると、まだ安いかなとも考えられます。

私は、国会図書館の遠隔複写(後日、ご説明いたします)ができない文献があって、どうしても気になったので、一度だけ利用しました。

 

 

ちなみに学生会員になったことでプレゼントに「租税基本判例70」が貰えました。この本は、「租税判例百選」と並んで、判例探し、論文のテーマ探しに最適な本ですね。

すでに、持ってたので、ダブりましたが。。

 

そんなわけで、今回は、文献探しの日本税務研究センター図書室をご紹介いたしました。

基本は、租税資料館の方が蔵書が多いのでおススメですが、近場で用事がある方や、少しだけ文献を集めたい方には、こちらもおススメです。

また、学生会員サービスは、個人的には非常にお得なサービスだと思っています。正直に言うと、私は自分の論文に使うもの以外の日税研論集もダウンロードして保存してます。

ぜひ、ご利用をご検討してみてください。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

昨日は雨で気温も低め。

ジョギングができないため、読書を多めにしました。

積読本がたまっているため、速読にもチャレンジ。

あまり印象には残りませんでしたが、本棚が片付いたので良しとします。

 

 

 

税法免除大学院 文献の集め方① 租税資料館

税法免除大学院に通い勉強を始めると、文献を集める機会が多くなります。

そこで、「文献って、どこにあるの?」という方に、おススメの場所をまとめてみました。

 

社会人学生の場合、仕事をしながら(人によっては、さらに税理士試験の勉強をしながら)文献を探すのは、なかなか大変なことです。

少しでも効率的(時間的にも金銭的にも)に集める方法を考えましょう。

低コストなのは、大学図書館

 

一番お金がかからずに手っ取り早いのが、大学図書館で文献を探して、コピーを取ることです。この方法で、授業に出席するついでに、目的の文献を見つけることが出来れば、交通費なしのコピー代だけで、文献を集めることができ、安くあがります。時間的なロスも少なく、ベストな方法です。

ただし、私のようにサテライトキャンパスの学校に通っていると、サテライトに備えられた文献の範囲でしか入手できないため、入手できる数が限られてくる(というよりも、ほとんど無いに等しい)、というハンデがあります。

他大学院のサテライトキャンパスの蔵書の状況は、良く分からないのです。
気になる方は、事前にオープンキャンパス等で調べてみることをおススメいたします。

私は、大学院の本校の図書館を一度だけ利用しましたが、あまり資料がそろわなかったため、その後利用することはありませんでした。

本校が遠い場合には、本校よりも後ほどご紹介する租税資料館日本税務研究センターの図書室の方が良いかもしれません。

 

ちなみに、私は利用しませんでしたが、近くに大学があるという方は、その大学に目的の文献がないかチェックしてみるものおススメです。

大学によっては、図書資料を無料で一般開放していますので、近所に大学がある方は、通っていない大学でも利用することができる可能性はあります

 

また、ご自身が卒業した大学であれば、OBとして図書館が解放されている思いますので、出身大学が近いという方は、ご利用を検討されてはいかがでしょうか?

また、お住いの地域の市立図書館や県立図書館等も基礎的な文献であれば、入手可能なものも(少ないと思いますが)あります。

基本は、租税資料館

 

大学図書館や一般の図書館では、例えば金子宏先生の「租税法」のような有名な本であれば、入手することができると思いますが、大学院の修士論文や研究で使う税務の専門誌は、なかなか入手が難しいものです。

そこで、大学院の先生から勧められたのは、租税資料館でした。

場所的には、東京都中野区の南台というところで、アクセス的には、JR新宿駅西口からバスで行くか、地下鉄丸の内線で方南町駅から徒歩8分のところにあります。
他にも、JR中野駅や京王線の幡ヶ谷駅からバスで来るルートなどいろいろありますが、どれも分かりずらいです。

私は、大学院に在学中、都合5回ほど租税資料館に行きましたが、丸ノ内線の中野富士見町駅から歩くルートを良く利用していました。
写真の通り、駐車スペースも少しだけありますので、車で来た方が楽かもしれません。

 

館内は、ゆったりとした作りで、閲覧スペースが広く、ノートパソコンを持ち込んで一日中、修士論文の作成にあたっている人もいます。
無料のWi-Fiも利用できます。

私が行ったときは、ほとんど平日だったせいか、来館者が一日いても10人来るか来ないかくらいですので、かなり空いていて、コピー機が混雑してイライラするようなことは、ほとんどありませんでした。

ちなみに、租税資料館は、コピー代が1枚10円
「ミスコピーありますか?」と係の方に聞かれますので、「1枚」と答えると、10円ひいていただける心温まるサービスもあります。

 

 

見る前に飛べ、ではなく

 

租税資料館に行けば、大半の文献は揃うと思います。

租税資料館のホームページによると、和書6万冊、洋書6万冊の蔵書(租税に関する文献だけ)があるそうですので、すさまじい量ですよね。

ただ、私の埼玉の自宅から租税資料館までは、ドアツードアで2時間近くかかり、行くとなると休日丸一日使っていくか、仕事の日の場合は、午前休を取って、自宅を早めに出て、大急ぎで資料を探して、午後の仕事に向かうというスケジュールでなかなかタイトでした。

 

そこでお勧めしたいのが、租税資料館に行く場合には、事前にネットで図書検索をかけておいて、入手したい資料の場所を事前に把握しておくということです。

租税資料館 検索

特に修士論文の文献集めをしていて、欲しい文献の候補が、20~30も事前にある場合には、かなりスピーディに行動しないと、一日で30件探し出してコピーを取るのは、難しいと思います。

そこで、事前に集めたい文献のリストを作成して、ネットで検索しておいて、書架の場所を調べておけば、当日に行ったときに、すぐに本を手に取って、コピーすることができます。

中には、開架(解放されているところ)には出ていなくて、閉架(一般には解放されていないところ)にしまってある文献もありますので、そういったものは、係員の方に頼んで、持ってきてもらうものもあります。

一番最悪なのが、何の準備もせずに、「多分あるだろうな」という希望的観測のみで、租税資料館に行き、そこでネット検索をかけてみたら、欲しい文献が実は無かった、というパターンです。

その日に費やした交通費や時間が、すべて水の泡になってしまいます。

そういうことを私は何回かやらかし、反省したので、事前に調べてから行動するようになりました

 

というわけで、文献集めに関しては、見る前に飛べ!
ではなく、飛ぶ前に見よ!です。
調べてから動かないと、時間が無駄になってしまいますので、
気を付けましょう。

少し半端ですが、今日はここまでにして、明日続きをお話ししたいと思います。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

午前中に長男のサッカー自主練に付き添い。

最後は、いつものように子供対大人でミニゲーム。

私は、途中から劣勢の子供チームで、キーパー役に回りました。

大人チームに股抜きのゴールを許し、悔しいです。。

 

 

 

 

 

税理士試験 受かったら何しますか?

税理士試験も税法免除大学院も終わってしまった私。

新しい何かを始めようと、いろいろ挑戦しています。

SNS解禁からスマホ中毒へ

 

税理士試験と大学院の修士論文を終え、11年に及ぶ長~い受験生生活にピリオドを打ったのが、1月末。

今まで、ずっと時間を支配され続けてきたものから解放されて、新しいことを色々始めました。

 

一番最初に手を付けたのが、SNS。

受験生時代は、Instagramで好きなサッカー選手の情報収集をする程度でしたが、論文のゴールが見えたところから、Facebookを始めました。

昔の友達や前職、前々職の仲間達とどんどんつながり、楽しいですね。

Facebookにつづいて、3月からは、InstagramとTwitterも始め、4月末からは、ブログをスタートしています。

 

SNSは、想像以上に面白くて奥の深い世界。

単なる趣味のつながりや知人との交流だけでなく、仕事に役立つ業界のトップランナーたちの情報発信や、ちょっと先行く先輩たちの素敵な日常も気になり、、とやっていたら、気が付けばスキマ時間は、ほとんどスマホを見ている状態に。

いや、スキマ時間に見ているつもりが、勉強や家事をしている時間よりスマホをいじっている時間の方が長くなっている、という危険な状況。。

妻や子供たちからは「スマホ中毒!」と怒られてしまいました。

これでは、いけませんね。

今は、スマホを見る時間帯に制限をかけて、スマホを見る時間を少しづつ減らしているところです。

 

 

新しい勉強にチャレンジ

 

せっかく11年かけて、作り上げた勉強習慣ですから、捨てるのはもったいないですよね。

私も1カ月程度は勉強から離れていましたが、勉強の無い日々もいまいち張り合いがないもので(⁉)、Webで大原の相続税の実務コースを勉強していました。

 

私は、残念ながら相続を実務で経験したことがなく、今後も自分が扱うかは微妙なところですが、最低限の知識は知っておこうと思い、一通りは勉強してみました。

相続の世界もすさまじく奥が深いので、素人がどこまで突っ込むべきか?
悩ましいところでは、ありますね。。もう少し、勉強してみたいと思います。

 

スペイン語にチャレンジするも、あっさり撃沈

 

全く新しいことをやろうと思い、スペインサッカーが好きなので、スペイン語を勉強してみようと思い、NHKラジオの「まいにちスペイン語」を聞き始めました。

これは、残念ながら、聞き始めて二日で撤退してしまいました。

 

撤退を決めた理由は、

 

① スペイン語会話のストーリーの舞台設定が日本

② 解説の先生が高齢

③ 番組のカラーが全体的に古色蒼然

 

というところです。

①の舞台設定は、出来ればスペイン国内の文化や流行を知りたいところ(欲を言えば、サッカー関係の話しであれば、最高にテンションが上がります)ですが、舞台が日本だったため、内容的に新鮮さに欠けるところがありました。

②は、逆に安心感を与えるという意味では、高評価になりうるポイントですが、今の私は、若い先生からハイテンションな会話を教えてほしかったのです。

③については、私は高校生時代に、ラジオ講座で英語を勉強していましたが、そのころを思い出してしまうような、番組のトーンでしたね。

 

もっと聞き続ければ、違った展開もあったのかもしれませんが、スペイン語自体の難しさもあって、あっさりと撤退してしまいました。

不要不急の勉強は長続きしませんね。

ただ、撤退を決めたのは、同じNHKラジオ講座の「英会話タイムトライアル」が①~③の逆を行く、非常に興味深い番組だったこともあります。

語学のカンを取り戻す意味もこめて、しばらくこの番組で英語でやってみよう、という決断に至った次第です。

気ままな英語の勉強、始めてから3カ月くらいたったところで、今のところ、目立った成果はありませんが、もう少し続けてみようと思います。

 

洗濯物を干しながら、そして洗濯物をたたみながら、英語を聞いている日々です。

 

そんなわけで、税理士試験、終わった後に何をするか?

ちょっと休憩の時に考えてみては、いかがでしょうか?

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend!

 

【昨日のできごと】

昨日もお昼に10キロラン。

走ることとブログを更新することで自分の軸を作っていきます。

フィジカルとメンタルのブレない軸ですね。

私は、フィジカル重視ですが。。

今週だけで、かなり日焼けしてしまいました。

 

税法免除大学院というルートを選択する理由について

税法免除大学院というルートを選択する理由について

考えてみました。

私たちは、なぜ税法免除大学院に行くのでしょうか?

そこに税法免除大学院があるから?

それでは答えになっていませんよね。。

 

理由① 時間的にも金銭的にも有利だから

 

税法免除大学院を選択する理由の、最も重要にして最大の理由は、税法2科目の免除を受けるため、ということになると思います。

そして、前回のブログでもお伝えしましたが、

 

前回のブログ↓

税法免除大学院に行った方が良い人とは?

 

税法1科目取るのに5年もかかってしまうような私であれば、法人税法や所得税法に合格するには、8年から12年くらい、相続税法であれば、6年から8年くらいかかるでしょうから、税法免除大学院に2年間だけ行くことは確実に、時間的にショートカットになりますし、学費の面でも、専門学校の費用より大学院の費用の方がはるかに安くなります。

 

学費面での検討:

 

税法免除大学院(授業料等の費用)
2年間総額 225万円

以前のブログ→税法免除大学院 お金の話し①

 

税理士試験(受験予備校の費用)
法人税に10年、相続税法に7年とした場合

年間 22万円(法・相同じ)が17年間で 総額 374万円

 

ここまで、受験が長期化するプランを立てること自体に、若干無理がありますが、、金銭面でも有利になりますよ、という分かりやすい事例を考えてみました。

つまり、金銭的にも時間的にも税法免除大学院をつかった方が有利であるから、という理由ですね。

 

また、忘れてはいけないのは、受験が長期化することによる機会損失ですね。

そう、税理士に早くなっていれば、稼げていたかもしれない報酬が、受験が長期化することによって、どんどん失われていることに気づかなくてはなりません。

仕事ができる人ほど、この機会損失、大きくなるのではないでしょうか?
私の場合は、ほとんどなかったりして。。

ですから、仕事ができる方ほど、大学院に早く行くべきだと思います。

理由② 税理士試験では学ぶことができない視点を養うことができる

 

大学院で学ぶことのメリットとして、税理士試験では学ぶことができない法律について、深く学ぶことができます。

その内容は、以前のブログでもお話しさせていただいたので、ここで繰り返すことはしませんが、

以前のブログ↓

税法免除大学院 何を勉強するのか?

 

税務調査に役立つような模擬裁判を行ったり、修士論文の作成過程では、税務訴訟の裁判例を調べて、様々な学者の学説を対比して学んだり、また法の立法趣旨や法改正の歴史を紐解くことで、税法を丸暗記するだけの受験勉強とは、違った次元で税法を捉えることができるようになると思います。

 

また、私の出身校の場合は、先生が官僚出身の方でしたから、法律を作る側の心理や興味深いエピソードを裏話的に教えていただけます

そういった先生方の薫陶を対面で受けることができること(時にはお酒を酌み交わしながら)も、大学院の魅力のひとつですね。
今は、オンライン授業みたいですが。。

 

試験合格組はやっぱり偉い!けど

 

税法免除大学院がなぜ選ばれないか、ということの大きな理由の一つは、税理士試験を5科目しっかり受験して合格した人が、日の当たる「王道」を通ってゴールを切ったのに対して、税法免除を受けて税理士資格を取得した人は、日陰の「裏道」を通ってゴールしたようなイメージがあるから、かもしれません。

私自身も税理士試験を受験し始めた当初は、大学院は眼中になく(知識もありませんでしたが)、5科目を受験し合格することによって、5年間で税理士になる!という目標を持っていました。

受験を重ねる中で、5年では到底受からないという厳しい現実を知り、税法免除大学院を意識するようになりました。

そして大学院を卒業した今、思うことは、試験合格組はやっぱり偉い!ということです。

自分も両方経験したので、5科目揃えることの大変さは、身に染みて分かるつもりです。

ただ、大学院に通ったことで、実は、大学院も世に言われるほど、ラクではないことが分かりました。

つまり大学院ルートを使ったことに、後ろめたい気持ちを抱く必要が全くないくらいハードな経験も、入学後にたくさんしますので、安心して大学院にすすんでいただいて大丈夫です。

 

例えば、、

模擬裁判で同級生にこっぴどくやっつけられたり、
授業で質問攻めにあって、大量の脇汗かいたり、
自分が発表でプレゼンしているときに先生からの鋭いツッコミが入って頭が真っ白になったり、
睡眠不足で、やけ食いやけ飲みして太ったり、
修士論文作成中にダメ出しをされすぎて、眠れなくなったり、、

いろんなことが、大学院生活では起こります。

それも終わってしまえば、すべて良い思い出です。

そんな、税法免除大学院というルート、検討していただければ幸いです。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

お昼に10キロラン。

昨日も、比較的涼しく、楽しめました。

迎えに行った次男からは「いつもお迎えしてくれてありがとう」という言葉が。

どうやら、父の日の感謝メッセージを幼稚園の先生に言わされた模様。

それでも、嬉しかったです。親バカですね。

 

 

 

税法免除大学院に行った方が良い人とは?

税法免除大学院、どんな人が行った方が良いか?

そんなテーマで、考えてみたいと思います。

3科目持ってるいる方は、ぜひ

 

税法免除大学院というと税法科目が2科目免除となることから、イメージとしては、3科目(会計2科目+税法1科目)揃った人が行くところ、とお考えの方が多いかもしれませんが、実際のところは、3科目無くてもチャレンジすることは出来ますし、0科目で入学する方も少数ですが、います。

以前のブログ↓ ご参考まで

税法免除大学院に通う人々 -年齢構成と男女比、保有科目数について-

 

私の個人的な考えでは、3科目持っている方は、税法免除大学院に来ていただきたいですね。

特に3科目取得するのに、かなりの年数がかかっていて、さらに、4科目めのチャレンジでも、数年足踏みしていて、なかなかモチベーションが上がってこない、という方は、ご自身の年齢とモチベーションを計算して、早めに動くことをおススメしたいと思います。

ちなみに、税法免除大学院には、かなり少ないですが、4科目合格者が通っているケースもあります

あと1科目の苦しみは、私には経験がないので、分かりません。

が、あと1科目というところで、定年を迎えてリタイアした方もいます。
いろんなお考えやご事情があるので、どのような経緯でそうなったのかは良く分かりませんが、勿体ない話しですよね。

そういった意味では、少し高額な投資ではありますが、税理士として独立開業した暁には回収できる!という自信があるかたは、4科目からでも、税法免除大学院に行く価値はあると思います。

これも知人の超レアケースですが、4科目合格者が、税法免除大学院に通い始めてから、税理士試験を受験したところで5科目めに合格して、めでたく税法免除大学院を退学した、という方もいらっしゃいます。

絶対行った方が良い方

 

税法免除大学院に絶対行った方が良い方、
これは言い換えると、
税理士試験に5科目合格するのは、現実的に厳しい方
ということになると思います。

一番良い例が、私です。

私の場合、33歳から税理士試験の前段階として簿記検定を受け始め、39歳で簿記論・財務諸表論を合格し、44歳で消費税に合格しています。

 

私のこっ恥ずかしい戦績はこちら↓

税理士試験 全国公開模試と実際の結果(私の実例公開)

 

簿財に6年かけ、消費に5年かかった人が、法人税・相続税をまともに受験したら、普通に考えて、

法人税に8~12年、相続税に6~8年はかかる、と考えるべきではないでしょうか?

そして残念ながら、私の年齢ではおそらく、そこまでのモチベーションは保てないと思います。
願わくば、消費に合格することで合格癖がついて、1年1科目づつ突破!みたいなシナリオを描きたいですが、まぁ無理ですね。。
20代~30代前半くらいの方であれば、そういうシナリオもアリかもしれません。

ちなみに私は、3科目合格してから大学院に通ったわけではなく、2科目の時点で大学院に入学しました。

大学院は似たような境遇の仲間たちに会えるのが良いです

大学院に入ることで、同じ目的(税理士になるという目的)を持った仲間に出会うことができ、すごく刺激になりました。

私の場合も、既に3科目持っている同級生や先輩になんとか追いつきたいと思いましたし、先輩が2年生の特に3科目めを合格した実例を見ることができましたので、「自分にもできるかも!よっしゃ、頑張ろう!」という気になりました。

受験がマンネリ化している方は◎

 

普段の実務を行っている会社や事務所内が、税理士試験にチャレンジする人がたくさんいて、毎年のように科目合格者や5科目合格者がゴロゴロ発生するような刺激的な環境であれば、理想的ですね。

しかし、多くの方は、そういう環境ではなく、むしろ、勉強してる人の方がレアという環境ではないでしょうか?
中には、実務優先の空気感すらあって、勉強していることを隠さなければならないような、隠れ受験生的な方のお話しも伺います。

そういう方にとっては、税法免除大学院は、刺激を与えてくれる場所になります。

私は、2科目の時点で税法免除大学院の門をたたきましたが、受験が長期化している方、科目合格から遠ざかっている方は、2年間の税法免除大学院をはさんで、2科目を確定させた後に、また税理士試験に戻るというプランもありだと思います。

税法免除大学院では、先輩・同級生・後輩と何十人もの方とのネットワークができ、色々な方の受験の状況や仕事の状況(基本的には、ほぼ会計事務所関係者でした)を知ることができるので、刺激になり楽しいですよ。

逆に行くべきではない人

ちなみに、私が考える税法免除大学院に行くべきではない人とは、

①1年で簿財取れた人
②1年で税法科目を合格したことがある人
③税法科目を1年で複数とったことのある人
④20代の人

これが2つ以上当てはまっていれば、試験合格の方が安くて早いかもしれませんね。短期での試験合格目指して、突っ走っていただいた方が良いと思います。

そういう方でも、税法免除大学院は、税理士試験とは別の学問的刺激を与えてくれるので、楽しめると思いますが。。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

午前中に10キロランにチャレンジ。

湿度が低く、日差しも弱かったので、ペースダウンなしで、

気持ちよく走れました。

走れる日は、なるべく走って、体調管理につとめようと思います。

 

 

 

税法免除大学院 何を勉強するのか?

税法免除大学院 興味はあるけど、何を勉強するのか?

いまいちピンとこない。。そんな疑問にお答えいたします。

前回のブログでは、税法免除大学院の1年生のとある1週間をまとめてみました。

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)①

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)②

 

その中で、私が実際に履修した授業の様子もお伝えしました。
その他にも、私が選択しなかった授業も沢山あります。

今回は、そういった授業も、ご紹介したいと思います。

法学部の場合、法律全般について学ぶことができます

 

まず、私が所属した大学院では、法学部の法律学専攻ということになりますので、法律について学ぶことができました。

これは、私が所属する大学院が法学部なので、そうなっているだけで、他の全ての税法免除大学院が法学部というわけでは、ありません。

税法免除できる大学院のなかでも、経済学部系のところもあり、経営学部系のところもあり、商学部系のところもありで、各校によってバラつきがあるようです。

ですので、受験校によって、入学後に勉強する内容が異なってきますので、その点も受験校選びの際には、参考にされた方が良いかもしれません。

法学部出身者ではないのですが?

 

大学生時代に法学部ではなかったのに、大学院に入っていきなり法学部になっても大丈夫なんですか?

そんな疑問を、私は入学する前に感じていました。

結論からいうと、それは全く問題ありません

私が所属していた大学院でも、むしろ大学生時代に法学部だった人は、おそらくほとんどいなかった(多分いても一人)です。
また、大学に行っていない専門学校卒の方もいました。

※大学卒業が、大学院の受験資格になっているところもあるため、各大学院の状況は、事前にご確認ください。

ですが、先生方もその点を十分に考慮して、講義をしてくださいましたので、その点は、心配ないと思います。

 

また、
税理士試験の税法科目を勉強していないけど、税法の授業についていけるか?
という疑問をお持ちの方いると思います。

この点についても、問題はないです。

大学院に入学した時点で簿記論・財務諸表論に挑戦中で、税法の受験をしたことがない方もいますし、私のように消費税法しか受験していない、という方も結構います。

ただ、所得税法や法人税法を税理士試験で勉強している方は、その分、授業の理解は早いと思いますし、勉強していない方に比べると有利な点は多いと思います。

どちらかというと、税理士試験で税法を勉強していない方よりも、実務で所得税・法人税・消費税に触れていない方の方が、大学院の勉強についていくのが難しいかもしれません。

それでも、実務経験のない大学院生もいますし、そういった方でも、卒業できていますので、実務経験の有無もそれほど、重要ではないと思います。

卒業要件は?

 

大学院に入学したとして、卒業するための要件は、どのようなものか?

気になる方もいると思います。

私の所属した大学院では、卒業要件は、

 

①単位を30単位以上とること

②指導教官の指導を受け、修士論文を書き上げること

 

簡単にいうと、この2点だけです。

①の単位に関していうと、1コマ(90分)の授業を毎週1回、半年間受講すると(半年間で15コマになります)、2単位が認定されます。

ですので、30単位以上となるためには、15個以上の授業を選択して単位をとることが必要になります。

その中でも、専門分野とされる「公法」からは16単位以上、「私法」からは4単位以上を取るように、という指定もありました。

公法の授業には、

憲法特殊研究、公法特殊演習、行政法特殊研究、刑事法特殊研究、刑事訴訟法特殊研究、刑事法特別演習、租税法特殊研究租税法特殊演習、国際法特殊演習

といった授業があり、色付きが、私が履修した授業です)

私法には、

民法特殊研究商法特殊研究民事手続法特殊研究、社会法特殊研究、民事法特殊演習、国際私法特殊演習

といった授業がありました。

 

②の修士論文については、後日、お話しさせていただこうと思います。

以前のブログでもご説明しましたが、単位を取ることよりも修士論文を書き上げることの方が、はるかに重要で大変です。

 

実務で生きてくるか?

 

大学院で学ぶことが、実務で生きてくるのか?

ということも気になる点だと思いますが、この点は、私の場合は生きてくると云えると思います。

まず、税法免除大学院の勉強の中心となる「租税法」については、以前のブログでもお話ししましたが、「模擬裁判」を行うことで、納税者側・税務署側の税務訴訟の場での、議論の仕方を徹底して学びます。

ですので、実務に際して顧問先の税務調査に立ち会ったときの対応に自信が持てるようになります。(といっても、私は卒業後に、まだ立ち会ってませんが。。)

また、ゼミでの判例研究の発表や修士論文の作成に際して、税法だけを研究し続ける税法のプロ中のプロである学者の方々でも、解釈が分かれるような難しい判例を学ぶことで、事例を多面的に複眼的に見る視点を、養うことができるようになったように思います。

こういった勉強は、税理士試験とは違って生きた勉強になったと思います。

逆にいうと、法人税の別表の作り方や、所得税の申告書の記入方法といった実務的な勉強は一切ないですし、税理士試験でいう計算問題のような勉強は、大学院では一切ありませんので、実務経験がない方が実務を教わる場ではないことも念のため、申し添えたいと思います。

なお、租税法では、法人税法・所得税法・消費税法を中心に勉強しました。

これは、各大学院に所属する先生方の専攻によって変わると思いますので、この点も、気になる方は、事前に調べることをおススメいたします。

 

講義の内容としては、民法では、債権(契約)や家族法(相続関係)が面白く役に立つにではないかと思いました。

また、私は履修しませんでしたが、社会法は、労働問題について扱っている授業で面白そうでしたし、憲法や刑事法も余力があるのであれば、取ってみたい授業でした。

過去の卒業生の中には、懐に余裕があって、仕事をしないで、大学院の勉強に専念して、サテライトキャンパスだけでなく、本校の授業にも積極的に参加して勉強を楽しむような方もいたようです。

 

いずれにしても、大学院は受け身の姿勢だと、何も得られないところです。
(それでも、税法2科目免除されれば良い、という考え方もアリですが。。)

せっかく高い授業料を払っていくのですから、積極的に授業に参加して、生きた知識を獲得していただきたいと思います。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

日中に10キロラン。

天気予報では、33度まで気温が上がるという予報だったけど、

湿度が高くなかったので、そこまで苦しくなかった印象。

スペインプロサッカーもいよいよ再開。

無観客試合だけど、CG合成なのか、客席に人の姿があって、

けっこう、盛り上がって観戦できました。

 

 

 

 

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)②

税法免除大学院の学生生活(社会人学生)について、

1週間の流れをリポート、続きです。

前回のブログでは、大学院入学後の1年生のときの、1週間の時間の流れ方(月曜から水曜)を、私の実例をもとに、お話しさせていただきました。

前回のブログ↓

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)①

 

今回は、続きの木曜日から始めさせていただこうと思います。

週の後半、疲れのピークは木曜日

木曜日 租税法特殊研究Ⅰ・租税法特殊演習Ⅰ
(18:00~21:10)

5時起床。
1時間だけ税理士試験の勉強。
理論は電車でのスキマ時間にこなしているので、家で電卓が叩ける環境の時は、計算問題を解くようにしている。

仕事は、いつも通り17時に終えて、大学院に向かう。

18時からは、租税法の講義。
テキストは、「スタンダード所得税法」。

内容は、帰属所得の考え方について。
帰属所得の定義は、「自己の労働や所有資産の利用から生じ、市場を経ないで、自己に直接帰属する所得」。
この定義だけを読んでも全く、意味不明だけど、この本には豊富な事例があって非常に分かりやすい

たとえば、2時間かけて自宅の庭の草取りを自分でしたとすると、この作業を他人に頼んでアルバイト代を払った場合と比較すると、自宅の庭がきれいになるという結果(これを消費と考える)は同じだけど、自分で草取りをすると、だれにも何も支払うことがない、ということで、帰属所得が発生していることになる。

帰属所得は原則的に非課税とされていて、その理由は、「収入が得られていないのに、所得があるとされるのは不自然」なこと等が挙げられている。

例外的に、棚卸資産などを自分で消費(自家消費)した場合には、課税されるとのこと。

日ごろの実務や勉強・研修では聞いたことがなかった「帰属所得」の考え方は、新鮮で面白い。先生が補足してくださる海外の税法の事例なども興味深く、刺激的だった。

19時40分からは、演習。
事前に指名された学生が、一つの税務訴訟の事例を調べてきて、それについて、1時間15分程度かけて、ひとりで発表する授業。

2年生の先輩から順番に割り振られて、自分の番も来月にはやってくる。
早めに準備をしなくては。。

今日の発表者の先輩(といっても、年は一回り以上下だけど)は、判決文をコピペして、並べただけという感じのレジュメ(A4判で20枚くらい)で、しかも、そのレジュメを棒読みしていただけだったの発表だったで、時間内に収まりそうになく、先生から厳しいお言葉をいただいてしまった!

自分が発表の時は、もっとコンパクトにまとめて、発表しようと思う。

仲間たちと、演習の感想を語りながら、ゆっくり帰っていたら、帰宅は22時50分。

風呂に入り、サッカーを見ながら、食事とお酒。
この時間が自分にとって、至福のとき。25時過ぎに就寝。

花の金曜日も大学院

金曜日 民法特殊研究Ⅰ・民法特殊研究Ⅱ
(18:00~21:10)

5時起床。1時間だけ、税理士試験の勉強。

仕事は、9時出社。金曜日ということで、夕方になってくると、社員のみんなもテンションが上がってくるのが分かる。
きっとみんな、楽しい週末が待っているんだろうな。
こちとらは、残念ながら夕方から、男だらけの大学院

金曜日は、民法の講義を2つ。

一つは、民法総則の授業。

「民法の基礎」という教科書を使いながら、先生に詳しく解説していただく。

「デイリー六法」も使って、実際の民法の条文にあたる。消費税法の条文よりも民法の条文のほうが、一つ一つの条文は読みやすいような気がする。
内容的にも税法よりも、生活感がある家族法なんかもあって、とっつきやすさはあるかも。

それでも、条文の数が1000以上あるので、ボリュームはすごい。

19時40分からは、もう一つ、別の先生の民法。

今日の内容は「債権」。

民法の債権では、契約と非契約を次のように定めている。

契約(任意債権)→贈与、売買、交換、消費貸借、使用貸借、賃貸借、雇用、請負、委託、寄託、組合、終身定期金、和解

非契約(法定債権)→事務管理、不当利得、不法行為

普段、何気なく使っている契約も、民法でここまで細分化されて、規定されていることに驚く。

民法を勉強していると、自分が今まで見てきた世界の中にも、法律の網の目がしっかりと張り巡らされていたという事実に気づく。

税理士として開業するからには、「知らなかった」では済まないこともあるだろう。もっと民法も勉強しないとな、と気を引き締める。

仲間たちとの雑談もそこそそに、22時40分ごろ帰宅。

風呂に入って、サッカーを見ながらの食事・飲酒のお決まりパターン。
25時就寝。

ちなみに私が1年生の時は、サッカーワールドカップのロシア大会があり、いくらみても追いつかないほど、サッカーの試合があったのです

土曜日、休みだけど大学院!

土曜日 民事手続法特殊研究
(10:55~12:25)

土曜日は、仕事は休み。ただ、大学院は1コマだけある。
朝は、6時半におきて、家族とゆっくり朝ご飯を食べて、大学院に。

一コマだけなので、気楽。
スーツを着ていないので、リラックスした気分で、講義を受ける。

内容は、民事手続法。
民事裁判の手続きについて、学ぶ講義だ。

幸いにして、今まで、訴訟とは無縁の人生を送ってきたが、税理士の実務においては、場合によっては、トラブルに巻き込まれたクライアントから相談を受けることもあるかもしれない。

そんなときに役立ちそうな内容だが、なかなか難しい。

先生は、授業中に学生にどんどん指名して、答えさせるので、自分の番が来るたびに冷や汗をかき、緊張してしまった。

帰りがけに、仲間たちとラーメンを食べて、しばし談笑してから帰った。

午後3時帰宅。子供たちと家の前でサッカーをして遊ぶ。

長男・次男と風呂に入って、21時に就寝。

 

という感じの一週間です。

仕事、大学院、税理士試験、家族サービス、のすべてをうまくバランスをとることは難しく、私の場合は、残念ながら、家族は二の次になっていました。

当時は、妻が三男(現在2歳9か月)の産休から育休とずっと休んできたため、妻に育児の負担が、かなりかかってしまったのが、実際です。

これは、税理士を志して、受験勉強を始めてから、ずっとの話しですので、税理士試験・税法免除大学院に挑戦する場合は、家族の協力は必須になります。

その分、妻が復職して、忙しくなった今、私が専業主夫的に献身性の高いプレーをして、挽回しているところでございます。

そして、税理士として独立開業した後も、それが可能だと思っています。

 

参考にしていただけたら、幸いです。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

今週もよろしくお願いします!

 

 

【昨日のできごと】

長男(小学校2年生)のサッカー自主練の付き添い。

人数が少ないので、私も練習に参加。

グランドがぬかっていて、なかなか思うようなプレーが

出来なかったです。その後、居合わせた親子混合チームで、試合。

途中で雨が降り出して、終了。

梅雨時は、練習時間の確保が難しいですね。

 

 

 

 

税法免除大学院 1年生のとある1週間(社会人学生の場合)①

税法免除大学院の学生生活(社会人学生)について、

1週間の流れをリポートしてみました。

前回のブログでは、税法免除大学院の入学準備から卒業・免除申請までの大まかなスケジュールについて、お話しさせていただきました。

前回までのブログ↓

税法免除大学院 入学前から卒業までのスケジュール①

税法免除大学院 入学前から卒業までのスケジュール②

 

今回は、もっと細かい時間の流れとして、大学院入学後の1年生のときの、1週間の時間の流れ方を、私の実例をもとに、お伝えしようと思います。

1年生の時は単位を取ろう

 

税法免除大学院の1年時、多くの学生は、この年に必修単位のほとんどを取得するように推奨されるようです。

私も教授から、1年生の時に単位をそろえて、2年生になったら修士論文に専念できる環境を整えるよう、ご指導をいただきました。

先輩の中には、1年生の時に余り単位をとらず、2年生になってから1年生と一緒に単位を取るという方もいました。

気の合う同級生同士で、1年生のうちに単位をそろえた方が気楽に思いますが、特に気にならないという方は、それでも良いかもしれません。

ただ、基本的に授業で学んだことを修士論文に生かす、という観点からすると、授業のインプットを先行させた方が、良いと思われます。

 

大学院1年生のとある1週間

 

ここで、私の大学院1年生(春学期)の1週間を、月曜日から再現してみようと思います。

月曜日 授業休み

朝は、4時起床。税理士試験の勉強を2時間してから、仕事に。
月曜日は、唯一授業がないウィークデイ。

仕事は17時が定時だけど、月曜日だけは18時まで1時間だけ残業ができる日。この1時間が結構ありがたい。

予定通りに18時に仕事を済ませて、帰宅。19時から自宅で家族と食事。

平日に家族と夕ご飯が食べられるのは、この月曜日だけ。

夕食後は、長男・次男の相撲大会に付き合い大騒ぎ。

そのまま、長男・次男と一緒にお風呂に入り、絵本の読み聞かせをして、21時30分には就寝。

火曜日 租税法特殊研究Ⅰ・租税法特殊演習Ⅰ
(18:00~21:10)

4時起床。税理士試験の勉強を2時間して会社へ。

仕事を定時の17時に終え、すぐに電車に飛び乗る。
17時45分に大学院に到着。途中のコンビニで買ったおにぎりをたべながら、今日の演習の予習をする。

18時から19時半は、講義。
苦手な法人税の授業で、租税公平主義という原則を学び、公平の概念には、水平的公平と垂直的公平に分けて考えることができることを学ぶ。

座学なので楽だけど、法人税法の素養がない私には、少々厳しい内容。
やむを得ず、副読本の「スタンダード法人税法」をアマゾンでポチる。

19時40分から21時10分は、演習。
模擬裁判で、扱う事件は、「消費税更正処分等取消請求事件」。
※税務調査の際に、臨場した調査官に、帳簿・請求書等を提示しなかったため、消費税の仕入税額控除を否認された事件。

前の週に判決文のプリントを渡されていて、電車の中やスキマ時間を積み上げ、1週間で10時間くらいかけて読み込んできた

私は原告(納税者)の側に立って、発言。

この納税者は、税理士の他に第三者のS氏を同席させることに固執していて、逆にS氏の同席を拒んだ調査官との議論が平行線になり、調査が全然進まず、更正されてしまう。
税務調査のやりとりがリアルで、面白い事件。

結局、裁判には負けてしまうのだけど、税理士試験で覚え続けた、仕入税額控除の条文が、こんなところで生きてくるのかと、非常に面白い経験になった。

仲間たちと、模擬裁判の感想について、軽く立ち話をして、帰宅は、22時40分。

風呂に入り、海外サッカー(レアルマドリード!)の試合を見ながら、食事、ビール、ハイボール、ハイボール、ウイスキー、、で25時に就寝。

水曜日 商法特殊研究Ⅰ
(18:00~19:30)

朝は、6時に起床。会社に行き、いつも通りの仕事をこなす。
定時の17時に会社を出て、最寄り駅で立ち食いそばを5分で食べる。

17時55分ごろに大学院に到着。
商法の先生は、プリントを使って講義するので、テキストがない。

内容は、会社法。
取締役の任務懈怠と善管注意義務違反についてのお話し。

この講義は、試験もレポートもなく、先生のお人柄もフレンドリーかつフランクなため、リラックスして聞くことができる。

19時半に終わり、帰りの電車の中では、税理士試験の理論の勉強。
乗換駅のパン屋さんのイートインコーナーで、コーヒーを飲みながら、
1時間だけ来週の模擬裁判の準備をする。
21時過ぎに帰ると、子供たちが寝る時間にぶつかってしまい、興奮して寝なくなってしまうので、この時間調整が重要なのです。

22時過ぎに帰宅し、風呂に入り、サッカーを見ながら、食事、飲酒。
24時過ぎに就寝。

移動時間が多いので、有効につかいましょう

 

以上が、週の前半の、社会人大学院生ライフでした。

後半は、次回、お話しさせていただこうと思います。

 

ご覧のとおり、自宅と会社と大学院の3か所を移動しますので、移動時間は多く、移動時間の使い方がかなり重要になってきます。
当然、移動時間のほぼすべてを勉強に充てることになります。

私の場合は、朝の頭が冴えてフレッシュな時間を、税理士試験の理論の勉強に回し、夕方から夜にかけての頭が疲れている状態のときは、大学院の予習(模擬裁判の準備)に充てることにしていました。

 

といっても、私も疲れているときは、SNSを見たり、動画を見たり、ヤフーニュースを見たりして、だいぶ時間を無駄にしていました。

また、大学院に行った後に、お酒を飲んでばっかりだったので、こうして客観的にみると、ずいぶん無駄がありますね。

忙しい週には、もっと睡眠不足(睡眠が3~4時間)になる日もあります。

ストレスをため込みすぎないことが、社会人大学院生ライフのポイントなのですが、お酒でストレスを解消するのは、睡眠不足を助長しているので、悪手ですね。反省。今さらですが。。

 

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

それでは、良い週末をお過ごしください!

 

【昨日のできごと】

天気が、快晴→雨→快晴→雨とコロコロ変わり、

洗濯ものを出したり、取り込んだり、忙しい一日でした。

週末は天気が悪いみたいなので、その前に、ジョギング。

30度近い晴れ間の中で、10キロほど走ってきました。

 

 

 

 

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