TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人③

TAC創業者の斎藤先生の著作「ビジネスの論理」再読しました。

今回は、その第3弾です。

 

前回、前々回は、斎藤先生の著作を再読し、先生の受験生時代から講師時代、そしてTACの経営者となった時代について、見てきました。

 

TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人①

TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人②

 

今回は、その続きからお話させていただこうと思います。

 

税理士市場に参戦するも

 

公認会計士市場を席巻したTACのその後。

斎藤先生は、次の狙いを公認会計士市場の5倍の市場規模がある税理士市場に定めました。

斎藤先生自身が「伝説の受験生」であり「人気講師」でもあった公認会計士市場とは異なり、先生自身もまったく知識のない税理士市場。

そこで斎藤先生は、公認会計士の講師時代に財務諸表論の担当だったことから、税理士講座でも財務諸表論の講師を担当します。

そこで、ライバル調査をした際に、ライバル校は年が変わっても、教材の作り変えをしていなかったことに着目し、TACのオリジナルな試験委員対策を行うことを思いつきます。

そして、財務諸表論の試験委員である宇南山先生という方の名を冠した「宇南山対策特別講座」という特別講座を作り、雑誌に全面広告を掲載して宣伝して、その講座に斎藤先生自身が、講師として教壇にたって勝負をかけたそうです。

そして、これが評判となり、夏の講座開講前の前哨戦となるこの特別講座は、税理士試験の受験生を多く集め、順調なスタートを切ったかに見えました。

 

税理士市場での苦戦

 

ところが、夏の本試験後の税理士講座開講時に、集まった受講生は、簿記論・財務諸表論・税法3科目の講座に対して、合計でわずか90名だったそうです。

すでに、税理士講座が順調に滑り出す予定で、新築ビルの賃貸契約もすませていた中での大誤算に、TACの講師たちの士気は下がります。

中には、順調な公認会計士講座に経営の焦点を絞って、税理士市場からの撤退を迫ってくる社員も現れたそうです。

そこで斎藤先生は、手を打ちます。

 

私は講師に集まってもらった。
講師が自信喪失するとそれが受講生に伝わってしまう。
まず会社の立場を明確にした。「予定通り続けます。閉鎖はしません」こうして講師の不安を取り除くと、次に考え方を語った。
「いまきてくれている受講生の面倒を徹底的に見て下さい。寺子屋式で一対一で教えて実力を高めるのです。いまいる人たちを大事にすれば、来年は必ず知人を連れてきてくれます」
私は90名の受講生を雪達磨の芯にして大きく回転させる作戦を熱を込めて語った。そのためにも、目の前の受講生の面倒をしっかり見て欲しいと頼んだ。
(中略)
私は自分が税理士講座の「輝く太陽になろう」とした。
授業前に企画室に立ち寄る講師に、私は明るく元気に声を掛けて情熱と勇気を手渡そうとした。(中略)
私は危機の時ほど、明るく元気に振る舞うことを自分に課した。
私は1年365日を「輝く太陽」であり続けようとした。
『ビジネスの論理』斎藤博明(TAC出版)pp.174-175

 

税理士講座の苦戦で、危機に陥りながらも、自らが「輝く太陽」になり、講師にそして受験生に「情熱と勇気」を与え続ける姿勢が感動的です。

また、顧客である受講生を、徹底的に大事にする姿勢にも、好感が持てますね。

 

コペルニクス的転回で逆転

 

この顧客である受講生を徹底的に大事にする姿勢が、新しい教育システムの発明につながっていきます。

 

私は税理士講座で教えるようになってから、受講生のイメージが変わった。
公認会計士講座では優秀な大学生が集まっていた。親が出資してくれるので、本人は勉強に専念していればよい恵まれた環境にいる人が多かった。
そのため、高いハードルのカリキュラムでもついてきてくれた。
それに対して、税理士講座の受講生は主婦も含む多様な社会人であった。(中略)
私は「多忙な社会人」を見つめて受講生の概念にした。
私は「受講生中心主義」をTACの理念に掲げていた。受講生として「多忙な社会人」を見つめることで、その人たちをはっきりと見分けることができるようになった。
これまでどの教育機関も考え出すことのできなかった全く新しい中心概念を、TACは提示することができた。
この中心点から新しい教育システムが構想された。コペルニクス的な発想の転換であった。私は「これで勝てる」と心の中で叫んだ。
『ビジネスの論理』斎藤博明(TAC出版)p195

 

先生は、それまでの受験予備校では遅刻したり欠席したりする社会人が邪魔者扱いされていた状況に着目し、むしろ「多忙な社会人」こそが、顧客の中心点にあることに気づき、授業を欠席した人たちをフォローするために「無料テープレクチャー制度」を作りました。

こういった改革を行うことで、TACの税理士講座は、翌年の夏には、300人以上の受講生が来ることになり、以降、毎年倍々ゲームで受講生を増やし、税理士講座でもブランドを築くことに成功しました。

 

様々な業界において、この「顧客第一主義」は、良く使われるスローガンではあります(話題のドラマでも、頭取が使っていますね)が、実際に現場レベルで、真の「顧客第一主義」が実践されていることは、少ないものです。

「顧客第一主義」とは何かについて、真剣に考え、実行してきた企業は、優良企業であり、投資に値する会社でしょう。
(その上で、社員満足度も高い会社であれば、なお良いですね)

また、ご自身の仕事においても「顧客第一主義」、できるできないは別にして、突き詰めて考えてみるのも、有効かもしれませんね。

 

少し長くなってきましたので、続きは次回にお話しさせていただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
FP2級の勉強は、社会保険について。3級より詳しくなっていますが、かなり重複しているので、覚えるのはラクです。
漢字検定は、引き続き準1級の勉強。読みのAランク、初見で正答率が30~60%という厳しい現実。間違った問題を全て覚えようとしても、多すぎて無理ですね。ただ、よく読んでいると、意味がつかめてくる感じが面白いですね。

その後、子どもたちを送り出し、雨が降りそうなので、先に11キロジョグ。
曇り空で、気温は23度くらい。涼しくて快適ですが、ちょっと物足りない展開かも。つらかったけど、夏の強烈な日差しが、恋しくなります。

その後、昼食を取らずにブログの執筆。
連休中の体重増加をプチ断食でカバーしてみました。お昼を食べないと、眠くならないし、思ったより快適。勤務時代も忙しすぎるときは、お昼を抜くことはたまにアリましたが、これはこれで、なかなか良いですね。ちょこちょこ試してみようと思います。

午後は3男を保育園から早退させて、予防接種のため小児科に。
3歳になったばかりの3男は、意外にも泣かずに余裕のそぶりでした。

 

 

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TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人②

TAC創業者の斎藤先生の著作「ビジネスの論理」再読しました。

今回はその続きです。

 

前回は、斎藤先生が公認会計士だったころの受験生時代について、お話ししてみました。

 

TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人①

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

カリスマ受験生から人気講師に

 

先生は、超人的な努力(一日3時間睡眠で猛勉強をした結果)で、全国1位を取り続け、公認会計士試験を突破すると、受験生仲間が監査法人に就職していくのを尻目に、1年間は動かずに(就職等せずに)生きる戦略を練る、という決断を下します。

そして、その1年間の間に、ご親族への学費の返済を目的に、1年間だけの契約で会計士の受験予備校の講師を引き受けられます。

先生は、ご自身の公認会計士の受験勉強で汗と涙を流した経験を活かし、受験生と同じ目線で授業を組み立てて、講義用レジュメを工夫され、たちまち人気講師になったそうです。

そしてそのまま、先生は人気講師として活躍してた受験予備校の新会社(TAC)の社長に29歳で、就任されます。

 

人気講師から経営者に

 

受験予備校において人気講師となった斎藤先生は、若くしてTACの未来を託されます。

 

今から約40年前、公認会計士の受験校の市場は今ほど大きくはなく、もちろん、O原、T社といった大手ブランドも存在しない時代の話しです。

そこでは、試験合格者の起業家たちが、小さな市場の覇権を争って、受験指導校を作り、戦国時代さながらの「血みどろの争奪戦」が繰り広げられたそうです。

 

私は公認会計士の受験市場をTACで総取りしようと考えた。
限定された市場ではあるが、高度に知的なマーケットであった。
この市場で圧倒的な強者になれれば次々に他の市場を攻略して日本における知的産業の強力なリーダーになれるはずだと大それた望みを抱いた。
私は野心でいっぱいになった。一方で現実は悲惨で絶望的ですらあった。
私はTACで一番の人気講師であったため、連日授業に忙殺された。
夜の授業が終了した10時過ぎにようやく自分の時間を持ち戦略を考えることができた。
私は会社に寝袋を持ち込んだ。帰宅できる日は幸運な日だった。
私は1年365日を全て働いた。体力なら無尽蔵にあった。
『ビジネスの論理』斎藤博明(TAC出版)p114

 

斎藤先生は、受験生時代に毎日3時間睡眠で勉強したそうですが、この時代にもやはり3時間睡眠を続ける「圧倒的な努力」で、この難局を切り開いていきます。

 

大学生市場を開拓して、公認会計士の受験市場を席巻

 

斎藤先生は、この公認会計士の受験市場を攻略する鍵として、大学生に目を向けました。

 

当時、公認会計士の受験市場の中心に会社を退社した人たちがいた。
大学在学中に勉強を始める人はまだ少数派であった。
私は自分の経験から、これからは大学在学中に公認会計士受験を目指す人が増えるだろう、と予感した。
但し、当時は圧倒的に大企業を志望する大学生が多かったため本当にそうなるかどうかはわからなかった。
私は「プロフェッショナルへの招待」というパンフレットを作った。
その中で、大企業に自分の運命を委ねる生き方とは別に、プロフェッショナル(職業的専門家)としての自立した生き方があることを力説した。
職業的専門家として運命の主導権を自分が握る自立した生き方を主張した。
『ビジネスの論理』斎藤博明(TAC出版)p128 太字部分は、投稿者によるもの

 

当時の日本は、高度成長期。

大企業に入れば一生安泰と思われていて、大学がレジャーランド化していた時代。

斎藤先生は大学生に向かって「人間として如何に生きるべきか」の人生哲学を正面から説き、会社に頼らず自分の足で、しっかりと大地に立つ生き方を大学生に訴えることで、大学生の心を捉え、公認会計士の受験市場において、新たな鉱脈を掘り当てました。

 

その戦略眼の鋭さに、舌を巻きますね。

 

運命の主導権を自分が握る

斎藤先生の言葉の中で、私が好きなのがこの「運命の主導権を自分が握る」という部分です。

経済評論家の勝間和代さんに「会社に人生を預けるな」という本があったと思いますが、同じ発想ですね。

 

会社に所属する≒会社に毎日通勤する、という前提が崩れつつある現在。

コロナ禍の状況下で、働き方は劇的に変化しつつあり、リモートワークを取り入れる企業が増えるなど、ますます成果主義が浸透していくように思います。

企業によっては、入社面接すらオンラインで行われる中で、働く人のスキルを証明する手段の一つとして、「資格」の持つ役割は、ますます増していくのかもしれません。

 

少し長くなってきましたので、続きは次回にお話しさせていただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
シャワー等のルーティンの後、FP2級の勉強。住宅取得資金計画について。3級より少しづつ、論点が掘り下げられていますね。
ちなみに私は、頭金をほとんど入れずに、住宅ローンで自宅を購入しました。10年間は住宅ローン控除を使った方が、お得だからです。10年後は、返せるならさくっと払ってしまったほうが良いですね。

その後、漢字検定準1級の勉強。正直なところ、漢字にはかなり自信があったのですが、準1級は恐ろしく難しいです。そこで、作戦を変更して10日で2級を復習して、2級を突破してから、準1級に行く作戦をとることにしました。

朝食前に、11キロジョギング。3日の休足日をもうけたにもかかわらず、左ふくらはぎは全快せず。ジョギング後のケア(ストレッチ)も研究しないといけないようですね。
連休中に外食が続き、体重が増え始めた(+2キロくらい)ので、ここから走りこんで落としていきたいと思います。

その後、家族で児童館に行き、午後からは、ブログ執筆、という一日でした。

 

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TAC創業者の斎藤先生 限界に向き合い、格闘し、限界を超える人①

私の受験キャリア(簿記検定・税理士試験)のほとんど全ては、TACの講座で学んだものでした。

私がTACを好きな理由は、株主優待券を使うことで受講料が安くなることもありましたが、TACの創業者として、長年、経営に携わってきた斎藤先生の魅力も大きかったと思います。

 

 

そんな斎藤先生の訃報が、9月の上旬にTACのニュースリリースで伝わりました。

 

TAC株式会社 【訃報】弊社全体表取締役社長の逝去に関するお知らせ

 

享年69歳。

あまりにも、早すぎる別れです。

ですが今でも、斎藤先生の残された著作を紐解くと、その濃密で劇的な人生の一端を垣間見ることができます。

 

「ビジネスの論理」を再読

 

今回の訃報を聞いて、久しぶりに斎藤先生の著作を手にとってみました。

 

その一つである「ビジネスの論理」は、70数編からなるエッセイ集です。

一つのエッセイは、4~5ページで2~3分程度で読み終えることが可能です。

その内容は、斎藤先生の少年時代や大学生時代、公認会計士の受験生時代、TACの創業期、数々の講座を立ち上げていく拡大期、趣味のマラソンの話しなど様々な場面が、語られています。

必ずしも時系列で並んでいるわけではありませんが、どのエッセイにも斎藤先生自身の人生経験が色濃く反映されていて、読む人にエネルギーを与え、勇気づけてくれるはずです。

 

受験生時代の私も、何度となく斎藤先生の著作に励まされていました。

今でも、なにか楽をしようとしている時、サボろうとしている時には「合格しなければ、タダの人」や「圧倒的な努力」といった斎藤先生のフレーズが頭をよぎりますね。

 

カリスマ受験生だった斎藤先生

 

斎藤先生は、東北大学を卒業後、公認会計士になるために、東京の受験専門学校に入り、勉強をしています。

その頃の先生は、全国模試で1位を立て続けで取るような「伝説の受験生」だったそうです。

ただし、そんなカリスマ受験生になる前の斎藤先生は、仙台にいる時代に、公認会計士の勉強を2年間独学で行っていて、しかもその2年間の独学は、かなり的外れの独学だったようです。

 

公認会計士試験は7科目から成り、1科目に2名ずつ試験委員がいた。
かつ試験委員は自分の個性で出題していた。そのため私は一人で14名の試験委員と対決することになった。
彼らの著書を全部購入するとサブノートにまとめた。
だが、著書の点数が多すぎてまとめるのに膨大な時間がかかった。
いくらまとめても間に合わなかった。
 7月が、公認会計士の試験日であった。(中略)
問題を見た時、自分の知識とのレベル隔差に愕然とした。
仕方なく寝ていた。

『ビジネスの論理』斎藤博明(TAC出版)p55

 

先生が受験生であった当時には、仙台には受験予備校がなく、また、受験用の参考書も充実していなかったようです。

 

今は、情報格差がほとんどない恵まれた時代

 

今では、仙台にも受験予備校はたくさんあるでしょうし、また、仮に通えない地域にお住まいの方も、Web通信やDVD通信、音声通信といったスタイルで、東京の受験生と変わらない情報量で、受験勉強をすることが可能です。

また、仮にお金や場所の制約等で、受験予備校に頼らずに独学で勉強するにしても、斎藤先生のように試験委員の著作から勉強するようなスタイルではなく、独学用の優れた参考書が書店やネットでいくらでも手に入りますから、先生が受験生だった頃のような情報格差は、いまではほとんど無くなっています

(そういう意味では、今の環境に感謝して勉強しないといけませんね。)

 

ですが、先生が受験生だった当時には、このような情報格差によって、受験生の進路の選択肢が少なかったのだろうと思われます。

このような情報格差は、実はビジネスチャンスであるとも、捉えられます。

つまり、情報格差があるということは、そこに情報格差を補うようなビジネスを展開する余地がある、ということです。

 

少し長くなってきそうなので、続きは次回にお話させていただきます。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

Have a wonderful weekend !!

 

 

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
早朝時間は、先日に続き、新しい勉強のネタ探し。
今日は、漢検について調べてみました。前からチャレンジしてみたかった資格。ネット上でお試し問題を見た感じでは、2級までは取れそうだったので、準1級から受けてみるのも良いのかな、と思っています。とりあえず、問題集を取り寄せてみました。

その後は、大学院に仲間に頼まれた資料探しをしたものの、見つからず。

昨日、だいぶ攻めた走りをして、足にダメージが残っているので、ジョギングは休んで、サボっていた庭の芝刈りと草取り。
今年は、芝刈りを全然やっていなかったのに、あまり伸びていないのが不思議。7月の悪天候のせいかもしれませんね。

お昼は、何回かに分けてみていた映画「キングダム」鑑賞。原作を読んでいないので、特に思い入れがないのですが、けっこう楽しめました。特に、信(しん)と漂(ひょう)の少年時代から別れまでの前半の流れが、良かったですね。開始早々、うるっときてしまいました。

そして、昼寝後にブログ執筆、という一日でした。

 

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「小心者のままでいい」から学ぶ小心者の人生戦略

小心者は、強心臓・強メンタルの持ち主に憧れます。

ですが、小心者ならではの、優位性もありますよね。

 

小心者のサラリーマンが、突然40億円の負債を背負ったら

 

「小心者のままでいい」 湯澤剛 (小学館)

という本の作者である湯澤さんは、大学卒業後にキリンビールで働いていたサラリーマンでした。

ところが、そんな湯澤さんが36歳だったある日、湯澤さんのお父さんが急性心筋梗塞で急死してしまい、お父さんが経営していた会社を突然、継がざるを得なくなったそうです。

そのお父さんの会社は、海鮮居酒屋を中心に「吉野家」のフランチャイズや、回転寿司、カラオケ、サウナなどを多角経営をしていて、店舗数が33店舗、年商が20億円。しかも、借入金の合計が40億円もあったとのこと。

20億円の年商に対して、借入金が40億円ですから、普通に考えたら、状況は絶望的です。

それに加えて、各店舗では、板前さんがくわえタバコで接客してトラブルになったり、営業時間中に店を閉めてお客さんと酒盛りをしていたり、営業中に店舗の2階で麻雀をしていたり、とスタッフのモラルもどん底、という状況。

そんな中で、湯澤さんは、ご自身が小心者であることを強みに変えて、この会社を16年かけて立て直したというストーリーを、この本で描いています。


 

ここではこれ以上、触れることはしませんが、この本の中では、この他にも「これでもか」というぐらい、最悪な状況が次々に現れます。

ご興味がある方は、ぜひ本を手にとってご覧いただけたら幸いです。

 

世の中、何の悩みもなく生きている人などほとんどいない

 

湯澤さんはご自身の個性の特徴として、

 

・臆病で、いつもびくびくしている

・小さなことに敏感で、すぐに動揺してしまう

・新しいことに不安を感じて、心がざわつく

・人からどう思われているかと、気になる

・自分がしたことについて、くよくよと後悔が続く

 

といったものを、あげています。

こうした個性の持ち主をHSP(Highly Sensitive Person)「とても敏感な人」と呼び、こうした個性は、精神医学や心理学の分野では、遺伝による一つの特性であり、生まれ持った個性として、分類されているそうです。

 

湯澤さんほどではありませんが、私自身も自分のことを「小心者」と捉えてきました。

「小心者」であることを克服するために、学生時代には、明るくておおざっぱな友達とつきあったり、営業会社に就職して、営業マンになってみたこともありましたが、どこまで改善されたのかは、自分では分かりません。

今でも、小さな事にクヨクヨすることはありますし、逆に、大きなことに動じなくなったこともあります。

 

世の中、何の悩みも問題もなく生きている人などほとんどいません。
皆、何かしらの問題を抱えながらそれでも笑顔で毎日を過ごしているのです。
そう思うと気が楽になりました。たとえ問題があっても、不安があっても、とにかく行動することが大事なのです。
「小心者のままでいい」湯澤剛(小学館)pp..87-88

 

湯澤さんは、ある時、常に発生し続ける「人の問題」「売上」「資金繰り」「お客様のとのトラブル」といった問題がゼロになることはないことに気づき、「問題があることが普通だ。問題を抱え、それに対応していきながらそれでも幸せに人生を送ることが必要なのだ」と思うようになります。

 

また、新しいことを始めるときの「ざわざわ感」についても、

 

新しいことを始めるときに感じる「ざわざわ感」も同様です。
何か不安になり、心がざわざわするのです。
これに敏感に反応してなかなか行動に移れないことがありました。そんな時には、まずざわざわ感は何らかのリスクのシグナルと考え、それは何かをきちんと考えてみる、そしてそれを確認したら、この感情が消えなくても前に進むことです。
この感情を抱えながらも淡々とやるべきことをやっていくのです。淡々と行動することで感情は消えていきました。
ざわざわ感が無くなってから行動するのではなく、行動することでざわざわ感を消していくのです。
「小心者のままでいい」湯澤剛(小学館)p.88

 

として、「ざわざわ感」の原因を冷静に分析した上で、行動することでざわざわ感を消していくことをすすめています。

 

人間のひとつの理想形は、「細心にして大胆」

 

 

小心者の方(私も含めて)は、小心者であるがゆえに、何かにつけて人の顔色をうかがい、不安になることが多いため、苦労の多い人生です。

ですが、小心者にしかたどり着けない境地もあるようです。

 

人間のひとつの理想形は、「細心にして大胆」であることと私は考えています。そして、その理想にたどり着けるのは、おそらく「とても敏感な人」です。
「細心にして大胆」という理想に到達するためには、初めから大胆である人があとづけで細かく気をまわしていくよりも、気が小さい人の方が圧倒的に有利であると感じています。
「小心者のままでいい」湯澤剛(小学館)p.14

 

「細心にして大胆」まさに理想ですね。

小心者であることを悲観せずに、小心者であることを強みに変えていく発想で、色々なことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

私自身もそうありたいと願い、本日の投稿とさせていただきました。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:00起床。
FP3級の勉強は、過去問にトライ。学科試験を解いたところ、44点/60点で合格点(36点以上)でした。税理士試験では、常に劣等生だったので、けっこう嬉しいです。
驚いたのが、試験時間が120分だったこと。私は25分で、終わったので、相当時間が余ります。これは、途中退室しないと、間が持たないですね。。

午前中は、次男を幼稚園に送った後、三男と買い物。
その後、三男を皮膚科につれて行き、やけどの具合を見てもらいました。幸い、順調に回復しているようで、明日から、保育園にいけることになりました。やけどの跡が残るかは、まだ分からないそうですが、無事で良かったです。

午後は、三男とカレーを食べて、軽く昼寝。
三男は、なかなか寝ないので、ウルトラマンのDVDを見せたところ、なんとか寝てくれたので、そのスキにブログ執筆、夕食の準備という一日でした。

 

 

左利きの人生について

私は、左利きです。

左利きは、スポーツで有利な反面、色々と苦労があります。

そんな左利きの人生について、考えてみました。

 

 

その昔、左利きは「ぎっちょ」と呼ばれていた

 

私は今ではサッカー好きですが、自分が子供だったときは、野球を小学校の1年生から中学校の3年生までの9年間、続けていました。(野球はあまり見ませんが、プレイするのは、今でも大好きです)

野球の練習をする上で、楽しかったことも多いのですが、嫌だったこともありました。

その嫌だったことの原因の一つが、私が左投げ左打ちだったことです。

小学校1年生のときに指導を受けたコーチたちは私のことを「ぎっちょ」と呼んでいましたが、この「ぎっちょ」という言葉が、私はとても嫌でした。

「ぎっちょ」という言葉の使われ方に、蔑視的な雰囲気を子供ながらに感じ取っていたのだと、思います。(「ぎっちょ」という言葉は、語源的には別に差別用語では無いようです。)

反対に「サウスポー」と呼ばれたときは、蔑視的な雰囲気を感じずに、嫌な気持ちにもならなかったことから、「ぎっちょ」という言葉を使っている方は、使わないほうが良いかもしれません(今どき、逆に使っている方は、珍しいでしょうが)。

 

ただ、野球の場合は、御存知の通り、左バッターは右バッターに比べて、一塁ベースが距離的に近くなることから絶対的に有利で、私自身も足が速い選手でしたので、ボテボテの内野ゴロでも内野安打で出塁できたり、セイフティバントで出塁したりと、おいしい思いをたくさんすることができました。

また、左投げは絶対数が少なく、右ピッチャーに比べて打ちづらいため、少年野球レベルでは、左投げというだけで、ピッチャーをやらせてもらえるチャンスは、かなり上がります

私も少年野球時代に、たいして球が速かったわけでも無いですが、リリーフ投手になったり、中継ぎ投手をしたりして、おいしい(今はそう思うけど、当時は、けっこう苦手でしたが)思いをすることもできました。

 

左利きは、苦労します

 

 

そんなおいしい思いもできる左利き。

スポーツの外では、様々な困難が待ち構えています。

 

特に幼少期に問題になるのが、「はしの持ち手」と「字の書き手」だと思います。

まず、「はしの持ち手」の問題ですが、左利きの子であれば、お箸を自然に左手で持って食べ始めることから、左利きであることが、判明すると思います。

私が子供だったときは、両親の教育方針で左箸を右箸に矯正(別に正しいわけではないので、強制ですね)されました。

私の人生の中でも、左手で上手に箸をもってご飯を食べる人は、何人かいましたし、さほどに問題が無いように思えました。

後ほど見る「字の書き手」よりも、問題は深刻では無いようです。

今では、無理に矯正して、右に箸を持たせる必要はないかもしれません。

 

次に「字の書き手」の問題ですが、こちらは、少しむずかしい問題です。

というのも、御存知の通り、日本語の文字や漢字は、左から右に筆順が進んでいくため、右利きであれば、ペン先を左から右に引っ張っていくことで字を書きすすめることができますが、左手で鉛筆やペンを持つと、ペン先を押して線を書いていくため、つんのめって紙がくしゃくしゃになったりして、どうしても書きづらいのです。

左で字を書く器用な友人もいましたが、習字なんかはさらに大変そうでしたね。

ちょっと調べてみると、左利きのための書道メソッドというものもあるんですね。面白いです↓

日本左利き協会 左利き筆法

 

私自身は、子供時代に、箸と字は右に矯正(強制)されました。

現在では、右に直されたことについて、感謝はしています。

が、左字、左箸の人生も面白いかも、と思ったりもします。

 

左利きは、両利きになれます

 

このように、左利きは子供時代に、右手を使うことを強制されますので、両利きになることができます。

税理士試験では、電卓を右で叩くか左で叩くかの論争が良く起こりますが、私の場合は、自動的に左で電卓をたたき、右で文字を書いていました

右字の右電卓の場合は、ペンを一回置いて、電卓を叩いて、またペンを持って、という動作になりますが、右字左電卓の場合は、持ち替えの手間がなく、ペンを持ったまま電卓を叩けることから、先程の野球の例と同じでけっこう有利です。

 

自分で右打席にチャレンジした高校時代

話しは、野球に戻りますが、野球部に入らなかった高校時代、ストレス解消にバットの素振りをよくやっていました。

このとき、本職の左打席だけでなく、右打席の素振りも取り入れるようにしていました。

これもよく言われることですが、実は、左利きの人が引き手(左手)を活かすために右バッターになることもあるのです。

最近では、巨人の坂本選手が有名ですね。

坂本選手の場合、田中将大選手との飛距離の違いから、敢えて自分で右打席を選んだみたいです。(しかし、坂本と田中が同じチームにいたって、すごいエピソードですね。)

自分で選んだ道なので「やらされ感」はなく、楽しい訓練だったはずです。

 

強制された思い出は、あまり心地よくない

左利きで、父親からも「ぎっちょ」と呼ばれた少年時代。

字や箸を右利きに直すのに、随分、怒られた記憶があります。

これが良かったのか悪かったのか、良くわかりませんが、今の私であれば、無理に強制はせずに、左のままで育ててみようかな、という考えに傾いています。

個性が重視される時代でもありますし、字を書くことの重要性が薄れつつある時代でもあります。

 

本人が、右が良いと思えば、ものごごろついてから、自主的に右を使っても遅くはないでしょう。

 

私は今までも、気分転換で左箸にしたり、右打で素振り(野球・ゴルフ)したり、と柔軟に右左ライフを楽しんでいます。

皆さんも、利き手にとらわれず、柔軟な右左ライフ(!)を楽しんでみては、いかがでしょうか?

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:30起床。
昨晩、中学校の同級生とLINEでつながって、チャットしていたため、寝るのが遅くなってしまったため寝坊。
FP3級は、参考書2回転目スタート。とりあえず勉強法の確認。問題集の購入。

8時から、次男(年長)のサッカー練習。お盆で、人数が若干薄かったためか、ミニゲームで次男にチャンス到来。見事、2ゴールで勝利に貢献しました。
次男は長男より体力は無いけれど、ゴールセンスはありそうで、楽しみです。

その後、自宅プールで遊んで、つけらーめんを食べて、昼寝。
午後はブログ執筆、夕食はパスタ作り、という一日でした。

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました③

コロナ禍での、県内キャンプ旅行、さらに続きます。

長瀞オートキャンプ場内の池にて。何が取れるのかな?

 

前回・前々回の投稿では、コロナ禍での旅行について、まとめてみました。

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました①

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました②

 

今回の投稿では、長瀞での具体的な観光の様子について、引き続きレポートしてみたいと思います。

 

宝登山ロープウェイで山の景色を味わおう

 

長瀞観光のメインは、前回投稿のライン下りと岩畳、エメラルドグリーンの荒川を中心に組み立てていただいて良いと思います。

時間的に余裕がある方は、少し足を伸ばして、宝登山(ほどさん)ロープウェイに乗ることをオススメいたします。

 

 

宝登山ロープウェイは、

標高497メートルの宝登山(ほどさん)に架設されている宝登山ロープウェイは、 山麓駅から山頂駅までの全長832mを約5分間で結び、2台のゴンドラ(50名様乗り)が、山頂駅と山麓駅をつるべ式に往復する四線交走式システムで運転を行っています。
宝登山ロープウェイHPより 

とのことで、約5分間の乗車を楽しむことができます。

乗車中は、長瀞の山々を眺めることができ、特に梅の季節には、きれいな花が咲いているようですね。

ロープウェイに乗る機会は、そうはないと思いますので、お子さんのいる家庭は、お子さんが喜ぶと思います。

 

 

山頂からの眺めは、こんな感じです。

もっときれいなのですが、写真が上手くないので申し訳ないです。

 

 

宝登山小動物公園で動物と触れ合う

 

 

ロープウェイの山麓駅から山頂駅に登ると、標高が上がって、若干空気が美味しく感じられると思います。

山頂の見どころは、大人コースとしては、宝登山神社や梅園があるのですが、わが家は子供が小さいので、宝登山小動物公園に行きました。

秩父鉄道HPより 宝登山小動物公園

 

山頂駅から、徒歩7分で動物園に行けるという案内がありますが、この7分は要注意です。

道は整備されていますが、山道のため、アップダウンがかなりあり、足腰に結構きます

また、園内も山の上のため、常にアップダウンがあり、全部回るとかなり足腰にきますので、ご高齢の祖父母さんがいる方は、休憩を取りながら、ゆっくり回ったほうがよいと思います。

 

 

陸ガメさん、かなり大きくて迫力があります。

 

 

餌を購入して、サルやヤギなどの動物に食べさせることができます。

 

 

サルに餌をやると仲間同士で喧嘩をしたりして、なかなか面白いです。

 

小動物公園といいながらも、シカ・ウサギ・ラマ・ヤギ・ヒツジ・サル・ミニブタ・クジャクなどいて、それぞれ餌やり体験などを楽しんでいると、軽く一時間は経ってしまうと思います。

また、園内は、山のなかにあって移動が結構ハードなので、休みながら見ていくと1時間半~2時間くらいは見たほうが良いかもしれません。

 

お昼休憩は、山頂のレストハウスで

 

ロープウェイにのり、山頂で宝登山小動物公園を回ると体力をかなり消耗してしまいます。

そこで、山頂のレストハウスでお昼を食べることにしました。

 

昭和の雰囲気がただよう食事処ですね。

味に関しては、駅で食べる立ち食いそばと同じレベルというところでしょうか。

ただ、値段が観光地価格ではなく、また、山から見下ろす眺望が良い場所で食べることができるので、とっても良心的なお店だと思います。

 

 

名物の「みそポテト」(200円)は、結構イケると思います。

甘味のみそがかかっているあげたポテトですが、とても美味しかったです。

 

子連れの長瀞観光プラン オススメは

 

以上3回にわたって、長瀞について、語ってみました。

たった1泊2日の旅行で、ブログ3回分も更新するなよ、と怒られてしまいそうですが、これでも、書ききれていないこともあります。

夏休みの特別企画ということで、お許しいただけたら幸いです。

 

さて私が経験した範囲での、長瀞のおすすめプランは、

 

日帰りであれば、

川遊び(岩畳見物)+ライン下り+長瀞駅周辺をぶらぶら(ランチorかき氷or昭和の雰囲気ただよう射的場やお土産屋さん見物)というプランで、

1泊であれば、上のプランに

ロープウェイ+宝登山小動物公園をつけるプランをおすすめします。

 

お子さんが大きければ、ロープウェイを使わずにハイキングコースで宝登山を登ったり、川遊びはラフティングをやったり、渓流釣り魚つかみ体験なんかも面白そうですね。

 

コロナ禍がどこまで続くが、先が見通せない現在(2020年8月)ですが、埼玉県内で完結できる観光スポットとして、また、関東近郊からアクセスの良い観光スポットとして、長瀞の人気がじわりとくる可能性はあると思います。

その意味で、この投稿が、少しでもお役に立てたら幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

2:50起床。
FP3級は、贈与税。こちらも学習済みの内容なので復習。
相続時精算課税や教育資金贈与の案件は、10年以上の実務経験があってもほとんど出会えなかった話し。いつどこで出会うか分からないので、慎重に検討しないといけませんね。

朝食前に、お決まりコースの11キロジョグ。
朝6時台とはいえ、日差しも出てきて、若干へたりました。
走りながら、BGMは、80~90年代の日本の歌謡曲をよく聞いています。
今日は、朝から「ルビーの指環」を聞いてしまった。
ジョギングのペースやテンションと全くあっていませんが、懐メロはやめられないですね。

午前中は、自宅の庭でプール遊び。お昼は、宅配ピザでパーティ。
午後は、床屋さんに行き、スーパーでスイカを買ってきました。
外出中に凄まじい雷とゲリラ豪雨。
これまでの強烈な猛暑といい、完全に熱帯雨林気候ですね。

その後、昼寝をして、ブログ執筆、という一日でした。

 

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました②

コロナ禍での、県内キャンプ旅行、続編です。

 

前回の投稿では、コロナ禍での旅行について、まとめてみました。

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました①

 

今回の投稿では、長瀞での具体的な観光の様子について、レポートしてみたいと思います。

 

長瀞といえば、ライン下り

 

長瀞観光の目玉は、子連れ世代の場合、なんといってもライン下りです。

荒川の流れに乗って、雄大な景色の中を、船頭さんが案内してくれます。

秩父鉄道HPより 長瀞ラインくだり

 

わが家の子どもたちは、この船のことを「たこ焼きの船」と呼んでいました。

なんでたこ焼きなのか?謎だったのですが、どうやら「築地銀だこ」のたこ焼きが、船の形のうつわに入れていることから、「たこ焼きの船」と呼んでいるみたいです。

そんな余談はともかく、このライン下り、川の流れが急になる場所もあり、上の写真のように、それなりに水しぶきが上がるスペクタクルなシーンも少しだけ、あります。

が、基本的には、川の流れはとても穏やかですので、小さなお子さんがいるご家庭でも、問題なく楽しんでいただけると思います。

ちなみに、これは船頭さんから聞いた話ですが、長瀞の瀞(とろ)というのは、川が深くて、流れがゆっくりなところ、という言う意味だそうです。

 

いわゆる激流下りのような激しい川遊びをご希望の方は、このライン下りではなく、ラフティングやカヤックの方を探していただいたほうが、良いと思います。

 

長瀞といえば、岩畳

 

ライン下りとセットで楽しめるのが、川沿いの岸の岩場にある岩畳(いわだたみ)です。

 

この階段状の岩場を、ライン下りの乗り場で見ることができ、しばらくの間、子どもたちが遊ぶことができます。

段差が至ることろにあるので、あまり歩けない小さいお子さんは、要注意ですね。

大人が見ても、この地層がくっきり見える岩には、歴史が刻んだ重みのようなものが感じられ、なかなか見ていておもしろいです。

 

荒川に流れ込む小川の流れで遊んだりもできます。

 

ライン下りは、長瀞駅のそばに券売所があるので、車でお越しの方は、長瀞駅目指してナビを設定していただくと、簡単に場所はわかると思います。

ライン下りのチケットは、予約ができないため、当日に現地で購入するしかありません。

私達が、訪問した8月7日では、チケットが売り切れてしまうようなことはなさそうでした。

 

長瀞といえば、エメラルドグリーンの川

 

長瀞の自然のメインは、荒川です。

荒川の色が、エメラルドグリーンでとても美しいのです。

昔、栃木県の鬼怒川のエメラルドグリーンに魅せられたことのある私ですが、この長瀞のエメラルドグリーンも印象深いですね。

 

なかなか日常の中で、このような川の色を見ることができないので、子どもたちに、このきれいな川の色を見せることができて、良かったなと思います。

 

 

ランチには、秩父名物の豚みそ丼を

ランチは、長瀞駅近くの有隣(ゆうりん)というところで食べました。

 

秩父鉄道HPより 豚みそ丼専門店 有隣

 

いわゆる地元の老舗ではなく、鉄道会社の経営する店だと思いますが、秩父名物の豚みそ丼が食べることができました。

 

しっかり炭火で調理されていて、美味しかったです。

最近、食が細り気味のおっさんである私、うっかり大盛り(1,200円)を注文して、「あ~やっぱり無理かな」とちょっと後悔しましたが、しっかりと完食することができました。

 

注意点としては、お昼時には、やっぱり混むことですね。

35度近い夏の日に、子連れでランチに何十分も待つのは、けっこう大変です。

今(2020年8月現在)は、コロナ対策として、店内の座席を間引きして営業しているため、どうしても回転率は下がるようです。

 

長瀞駅前には、他にもそれなりに飲食店がありますし、射的場やお土産屋さん、かき氷店などもあり、時間をつぶすことはできます。

が、飲食店は、どこもお昼の時間は混んでいますので、要注意ですね。

 

 

少し長くなってきましたので、続きは次回にお話させていただきたいと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
FP3級は、相続税。今日の学習内容は、ほぼ学習済みの内容。
あとちょっとで、参考書の1回転目が終わりです。試験まで、あと1ヶ月。
長年、税理士試験のすさまじい緊張感に苦しめられてきたので、FP3級のちょっと力抜いた勉強が、心地良いです。

その後、6時過ぎから、朝ジョグ11キロ。猛暑前に、軽やかに走りきりました。
といっても、30度近いので、ものすごい発汗量でした。

妻が、急に「むさし野村」のプールに行こうと思い立ち、急遽、行くことに。
コロナ対策で、午前午後の入れ替え2部制。午前の部で遊んできました。
やっぱり広いプールは気持ちよさが、違いますね。
私自身も泳ぎを楽しみ、リフレッシュ出来ました。

昼食後に、園内で、もうひと遊びして、汗だくでクラクラ(気温36度)。

その後、帰宅して、洗濯物を取り込み、ブログ執筆、という一日でした。

 

 

 

 

埼玉県内旅行(長瀞)に行ってきました①

コロナ禍で、この夏の旅行が難しくなっています。

わが家では、県内(長瀞)でキャンプという選択をすることにしました。

 

長瀞のかえる岩(ライン下りをすると見えます)

 

長瀞(ながとろ)とは、埼玉県の奥地(地図で言う「左上」の群馬県寄りのところ)にある観光名所です。

私は埼玉に長く住んできますが、長瀞に行くのは、約30年ぶりです。

30年前、高校生のとき、地学の授業で宿題(地層を調べるとか、そういう課題だったのだろうと思います)が出て、夏休みに友人と男二人で長瀞にでかけました。

当時もライン下りはあったのですが、ライン下りはせずに、岩畳を写真に収めて、静かに帰ってきました。

そのときもライン下りの船にのってみたいとは思ったのですが、男二人で乗る気もしなかったので、今回はリベンジできました。

 

長瀞は、アクセスが良い

 

長瀞は、埼玉県にある観光名所で、都心からのアクセスも良いことで有名です。

 

長瀞町観光協会公式ウェブサイトより

 

電車では、池袋から約100分、上野からは約110分と、都内であれば2時間程度で行くことが可能です。

 

長瀞町観光協会公式ウェブサイトより

 

車であれば、練馬ICから約80分となり、さらに楽になります。

私の場合は、埼玉県の春日部市の自宅から、車を使って、ドアツードアで約2時間(高速道路を利用)で行くことが出来ました。

 

コロナ禍での旅行の楽しみ方

 

このコロナ禍の中で、電車や新幹線、そして飛行機といった不特定多数の人が密閉空間で密集する移動手段は、利用が難しくなっています。

本来は、わが家でもこの夏は、沖縄の石垣島に行く予定でした(本当は、3月に行く予定だったのをキャンセルして夏にしました)が、結局、状況はまだ好転せず、この夏の沖縄もキャンセルしました。

 

星野リゾートの「マイクロツーリズム」ではありませんが、この夏は、近場で楽しむことにしました。

ラグジュアリーな星野リゾートの旅、憧れますね。

星野リゾートのマイクロツーリズム

 

そこで、マイカーを使って、県境の移動をしない(個人的には、県境にあまり意味があるとは思っていませんが)県内での観光をチョイス。

埼玉県は、海なし県のため、観光資源が少ないと思われがちですが、秩父方面では、自然が豊富で川遊びができるため、お子さんのいる家庭でも楽しむことができる場所がたくさんあります。

 

キャンプは、コロナに強い

 

長瀞に旅先を決めた上で、もう一つのポイントが「キャンプ」でした。

わが家では、男の子が3人(7歳、5歳、2歳)のため、いずれはキャンプをして、男の子らしいワイルドな旅行をしたいという希望がありました。

三男が、もうすぐ3歳という時期で、保育園にもこの6月から通い出し、少しずつ手がかからなくなってきたので、このタイミングで、キャンプを初体験してみても良いのかな、と思いました。

 

また、コロナ対策として、ホテルや宿泊施設では、クラスターが発生しやすい状況がどうしてもありますよね。

そういった意味でも、キャンプは、屋外での食事や遊びが多く、ソーシャルディスタンスも保たれやすいため、クラスターが発生しにくいのではないか、と考えました。

 

とはいえ、幼子3人をかかえて、テントを張って寝袋にとまる、本格的なキャンピングをするには、私が全くの初心者のため、少しハードルが高いな、と思っていたのも事実。

そこで、今回は、キャンプ場にあるコテージを借りることで、ある程度の快適さを確保しつつ、バーベキューや花火や大自然での川遊び等を楽しむことにしました。

こちらが、実際に宿泊した、長瀞オートキャンプ場のコテージ。

冷暖房完備で、個室トイレ付き。ロフトには、布団が敷かれていて、ホテル感覚で宿泊することが出来ます。

 

そして、軒先で、BBQを楽しむことも出来ます。

 

慣れないBBQですが、なんとかクリア。

肉よりもエビやホタテといった魚介類の方がおいしかったです。

 

少し長くなってきましたので、次回、長瀞観光の名所をご紹介させていただこうと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:50起床。
FP3級は、相続税。数ヶ月前に実務講座を聞いていて、完璧にできるはずが、ちょっとだけ、忘れているものもありました。

その後、日差しが強くなる前に、11キロジョグ。
気温も湿度も高めでしたが、なんとかバテずに気持ちよく走り抜けました。

朝食後には、洗濯物を干して、子どもたちと家族で近所の公園に。
気温が35度近くある夏、外遊びはハードですね。
朝のジョギングで軽い熱中症になっていたのか、ちょっとお疲れモードでした。

その後、昼寝をして、プール遊びをして、子どもたちがテレビを見ているスキにブログをしたためる、という一日でした。

 

他人の失敗は、お金を払ってでも買おう!

人は、自分の失敗を語ろうとしないもの。

私も、できれば失敗の話しはしたくありません。

ですが、ありがたいことに、失敗例をお話しくださる方もいます。

そんなお話しはお金を払ってでも聞いたほうが良い、というお話しです。

 

 

世の中は成功事例であふれている

 

これから新しく何かスポーツに挑戦してみたり、資格の勉強を始めてみたり、事業を始めてみたり、転職をしてみたり、と挑戦しようとするときに、人は(私も含めて)無意識に成功事例を参考にします。

短期間で20キロ痩せたとか、半年で難関資格に合格したとか、起業して年収が10倍になったとか、転職して年収が倍になったとか、成功者のきらびやかな結果だけに目が行きがちです。

ですが、成功者の口から語られる成功事例には、成功の裏にある苦労話がすっかり消えていることも多いものです。

 

ラーメン屋さんは儲かるのか?

私は、以前(といっても10年以上も前の話しですが)、ラーメンの食べ歩きを趣味にしていて、1年間に100店舗以上のラーメン屋さんを食べ歩いていたことがあります。

当時の私の愛読書です

ガイドブック片手に、行ったことのないお店を探して、東京近郊を歩きまわって、食べまくっていました。

当然、こうしたガイドブックに載るようなお店は、美味しいですし、人気店です。行く店行く店行列していて、行列無しで食べられることのほうが、少ないくらいでした。

そうした経験から、
ラーメン屋は儲かるよな、良い商売だよな
となんとなく思っていました。

ただ夏場に、ずんどうが煮えたぎっている、あの暑い厨房にたつのはしんどいな、とは思っていましたが。

 

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

 

そんなラーメン屋は、実は開業から3年以内に7割~8割が潰れてしまうという非常に厳しい商売だそうです。

 

ラーメン屋の閉店理由・廃業率がヤバい!経営の難しさを現役が解説

 

そんな厳しいラーメン業界で、10年以上もラーメン屋を続けてきて、しかも余り儲かっていない、という方の貴重なお話しがこの本に紹介されています。


 

私は、プロレスにほとんど興味がなくて、元プロレスラーの川田さんと言われても、どんな方なのか正直まったく分からないのですが、この本は、非常に参考になりました。

 

川田さんは、この本の中で、

 

俺は成功談よりも失敗談のほうに価値があると考えているし、失敗は何よりの参考書でもあると思う。
「失敗した人間のエピソードなんて役に立たない」と感じるかもしれないけれど、俺の場合、本当に上手くいかないことの連続ではあったけれども、なんとか店を続けることができている。
きっと俺の苦い経験から得るものはあるはずだ。
こんなビジネス本があってもいいんじゃないかな。
「開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える『してはいけない』逆説ビジネス学」

 

と述べられていて、ご自身の貴重な失敗談を、これでもかというくらい惜しみなく、お話されています。

人は、これから新しいことを始めようというときに、成功した人の話しを聞いて夢をふくらませるでしょうし、逆に失敗した人の話しは、縁起でもない、と避けてしまう傾向にあるかもしれません。

そうして、自分で失敗して、その失敗から新たな学びを手にしてくことになるわけです。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉は、プロイセンの鉄血宰相ビスマルクの言葉。

自分で経験して学ぶことも大事ですが、歴史(過去の他者の失敗)から学ぶことができれば、その方がはるかに効率が良いと、思います。

特に事業の失敗は、ダイエットや資格の勉強と違って、たった一度の失敗が命取りに繋がりかねません。出来うる限りで、失敗情報を収集して、対策ができればそれに越したことはありません。

 

もちろん、新しいチャレンジの足を引っ張るような景気の悪い話しをありがたがる必要はないと思いますが、失敗した場合のシミュレーションをしておくことも大事なのではないでしょうか?

 

チャレンジしていない人の話しを聞く必要はない

 

新しいチャレンジに際して、ご親切にアドバイスをいただける方がいます。

そういった方自身が、チャレンジしていて失敗したことであれば、傾聴に値する部分があると思いますが、そもそも、チャレンジしていないのに、「やめたほうがいいよ!」とアドバイスしていただける方もいます。

そういった方のアドバイスは、経験に裏打ちされていない役に立たないアドバイスである可能性が高いので、スルーしてしまって問題ないでしょう。

 

夢見がちな独立時にこそ、失敗事例を研究しよう

これは、私自身への戒めなのですが、独立して事務所を開業しようというときには、事務所をどこにしようとか、パソコンを最新のものにしようか、とか楽しいことだけを考えがちです。

ですが、ひとりで開業税理士として仕事をしていくためには、様々なリスクに向き合っておく必要があります。

出版されたものでも、トラブルや失敗事例研究はできますので、できるだけ情報収集をしていこうと考えています。

 

 

というわけで、今回は、他人の失敗はお金を払ってでも買おう!というお話しでした。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

【昨日のできごと】

2:20起床。少し早いけど、朝ジョグのために、2度寝せず。
FP3級は、不動産に関する法令。借地権って、考えた人すごいなと今さらながらに思います。

日差しが強くなる前にジョギングをしようと、5時50分頃から11キロラン。
曇っていて、日差しは弱かったものの、湿度も気温も高く、55分弱の凡タイム。長梅雨から一転、8月からは一気に夏モードに入ってしまい、タイムが出しづらいです。

隣の市のしらこばと水上公園に家族でお出かけ。今年は、プールが休みで、遊具のある公園のみ。猛暑の影響もあってか、人出はまばら。
恐ろしく広い公園に、50人くらいしかいないため、ソーシャルディスタンスを気にする必要もありません。

昼食後に、長めの昼寝。その後、ブログ執筆という一日でした。

【New Try】
You Tubeで、ハワイアンのBGM。
今年は、沖縄旅行をキャンセルしてしまったので、気分だけでも南国気分を味わっています。

エニアグラムによる性格分析をやってみた

エニアグラムをご存知でしょうか?

エニアグラムとは、円周を9等分して作図される図形のことだそうです。

なにな神秘的な雰囲気もあるこの図、何を意味しているのでしょうか?

 

 

エニアグラムとは一般的に、人間の性格を9種類に分類し、この図形に対応させた性格論のことです。

エニアグラムについては、単純なビジネス目的の性格分析の文脈にとどまらず、歴史的に色々な背景(神秘主義、宗教、心理学等)があり、調べてみるとなかなか興味深いところではありますが、ここでは深入りせず、今回の投稿では、このエニアグラムの性格分析を楽しんでみたいと思います。

 

無料の性格分析を楽しんでみる

 

以前の投稿で、ストレングス・ファインダーを使った性格分析に挑戦してみました。

さあ、才能に目覚めよう!で知る自分の強み①

さあ、才能に目覚めよう!で知る自分の強み②

 

この結果、私の強みは、
①調和性
②慎重さ
③内省
④目標志向
⑤公平性
という、5つの強みが確認されました。

この結果は、私の性格をよく表しているな、とは思いましたが、正直なところ「ホンマかいな?」という疑問も、無くはありません。

そこで、別のテストを受けてみることで、もう一つの角度から自分を確認してみることにしました。

セカンド・オピニオンというのですかね。
医療の現場や、税理士業界でも最近、聞く話ですよね。

いい年したおっさんが自分探ししてる場合か!というツッコミもあるのですが、これもまた、一つのネタとして楽しんでみたいと思います。

 

エニアグラムのやり方

まず、日本エニアグラム学会のサイトにアクセスします。

 

サイトの下側の「タイプ診断 簡易版」をクリックします。

 

90問回答式チェックをクリックします。

 

あとは、設問の文章を読んで、そうだと思うものにチェックを入れるだけです。

90問ですので、10分~15分もあれば、終わります。

 

結果が出ますので、この結果は保存しておきます。

 

ホーム画面から「各タイプの特徴」を確認します。

 

私の性格診断の結果は

 

私の性格診断の結果は、チェック個数の多い順に、

タイプ5 8個
タイプ3 7個
タイプ1 6個
タイプ9 6個
タイプ7 5個
タイプ8 5個
タイプ4 3個
タイプ6 3個
タイプ2 2個

という結果になりました。

それでは、内容を一つづつ確認してみたいと思います。

 

タイプ5は、ニックネーム「調べる人」

このタイプの人は、物事をじっくりと考え、データを集め、慎重に行動します。いろいろのことを調べる研究者タイプと言ってもよく、何かことを進めるに当たっては、先ず思考を使い、情報を重視しますが、あまり実際的でない傾向が見られます。
該博な知識に通じていますが、自分から積極的に知識を分け与えたり、自分の考えを表現しようとはしません。自分が直接に関わるよりも、傍観者、観察者の役割を果たすことを好みます。沈黙していることが多いので、周囲はしばしば当惑します。
何かの分野で専門家になり、時には価値ある独創的な着想を生み出します。自分の興味の対象を追求するあまり、身の回りのことには気が回らず、他のものを犠牲にしても考え、学び、知識を蓄積しようとします。
日本エニアグラム学会HPより

 

まずは、「調べる人」ときました。
職業柄、調べることはとても大事ですね。

ストレングス・ファインダーの「内省」と同じような文章が並んでいます。
じっくり考え、慎重に行動するものの、あまり実際的ではない
最後の部分が気がかりですが、まあ、良しとします。

 

タイプ3は、ニックネーム「達成する人」

このタイプの人は、成功することが最も好きで、成功のために手段を選びません。何時もはっきりした目的、目標をもっていて、その達成のためにはどうしたらよいかを考えています。成功、達成を願っています。

その反面として、失敗を極度に恐れるので、成功がおぼつかないものは極力避けようとします。自分の周りにいる人たちのもつ才能をパッと見抜き、皆を励まし、目標の達成へと導く、優れたリーダー、ボスになって、組織力を発揮します。(略)
日本エニアグラム学会HPより

 

次に「達成する人」がきました。

成功のためには手段を選ばない、優れたリーダー、ボスになって、、ストレングス・ファインダーでは見られなかったアグレッシブな分析が出てきました。

ちょっと嬉しい反面、そうでもないよな、という気持ちもあります。

 

タイプ1は、ニックネーム「改革する人」

このタイプの人は、いつも自分の理想に向かって努力します。何事によらず、きちんとしていることが大切で、何かもっと良いやり方があるのではないかと考えて、改善しようとします。周りを良くしていこう、自分を向上させようと努力を惜しみません。 常に公正と正義を心がけています。(略)

でも、外見からは冷静に見えて、心の中に秘めた怒りを人前に出すことは滅多にありません。正直で、率直で、人と公平に接しようと努め、日常に根差しながら、より良い人生を目指して歩き続けます。
日本エニアグラム学会HPより

 

3つめの上位の分析は2つタイで、1つ目が「改革する人」。

文面は、ストレングス・ファインダーの「調和性」「公平性」に近いような気もします。

 

タイプ9は、ニックネーム「平和をもたらす人」

このタイプの人は、落ち着いてゆったりとした安定感があります。内面での静けさを保っていたいので、葛藤や不快な状況は好きでなく、その状況に遭うと、それを解消しようとしたり、避けようとしたりします。(略)

平和を愛し、人と争うのが嫌いなため、周囲を穏やかにします。他の人に対する価値判断をしないので、その人たちの間で一緒にいることができます。物事を切り替えたり、新規にやり始めたりするよりは、順当に起伏なく過ごす方が性に合います。
日本エニアグラム学会HPより

 

もう一つの3位タイは「平和をもたらす人」。

こちらは、ストレングス・ファインダーの「調和性」にかなり近いかもしれません。

 

分析結果を受けて

 

エニアグラムの分析結果を受けて、2番めに来た「タイプ3 達成する人」については、若干の違和感があったものの、他のものについては、おおむね納得できるものでした。

ストレングス・ファインダーとは違って、上位5つのものを把握するのではなく、一番チェック個数が多いものが、自分のタイプになるようです。

ただし、しっくりこないときは、別のタイプの可能性もあるようです。

私の場合は「調べる人」

おそらくこれで当たっていると思います。

ただ、この業界(税理士業界)には、「調べる人」は沢山いますし、私なんかよりはるかに調べている人が多い印象ですから、この性格が強みになるのかは、微妙ですね。

また、「傍観者、観察者の役割を果たすことを好む」という分析結果は、ともすると「冷たい人」という印象を与えがちでしょうから、この点は、弱点として意識したほうが良いのかなと思います。

 

総合的に見ると、税理士業界で独立して仕事をしていくために「調べる人」で悪くないのかな、と個人的には思いました。

 

奥が深いエニアグラムの世界

エニアグラムを通じて、自分を理解することはもちろん、他人を理解することも役立てることができるようになるようです。

「エニアグラム学会」という学会があるくらいに、このシステムも奥が深く、関連書籍も多いです。

私は、この投稿を執筆するにあたり、この書籍を参照しました。

 


 

ビジネスシーンにおいて上司部下の関係に悩む方や、様々な集まりで人間関係に悩める方、ご自身の性格について調べてみたい方は、このエニアグラムを利用して、自己理解・他者理解にお役立ていただければ幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:05起床。
いつものルーティンのあと、FP3級の勉強。不動産の基本・取引。
不動産も勉強してみると面白いですね。この分野は、もっと勉強して、本業が軌道に乗ったら、自分自身も不動産投資デビューしたいなと思います。

今日は、妻が仕事休み。
午前中は、市内のアスレチックがある公園に家族ででかけました。
気温は30度を超えていますが、森林の中は割と涼しくて、なんとかなります。

その後、自宅に戻って、長男・次男とサッカーの練習を。
大汗をかきながらも、子どもたちと大好きなサッカーで遊べるのは最高ですね。

その後は、昼食後に昼寝をして、ブログ執筆。
夕方にぐずる次男と三男をつれて買い物で気分転換、という一日でした。

 

ちなみに、エニアグラムのことは、この本で知りました。


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