税法免除大学院の入学から卒業までのスケジュールについて、
大きな流れをまとめてみます。
前回のブログでは、税法免除大学院に関するお金のことについて、まとめてきました。
前回のブログ↓
今回のブログでは、税法免除大学院への入学(入学準備段階含めて)から卒業までのタイムスケジュールについて、大きな流れをまとめてみたいと思います。
入学前の準備段階 一番楽しい時期
税法免除大学院の入学試験は、一般的に秋入試と春入試に分かれます。
秋入試は、出願期間が8月~11月で、試験日が9月~12月、入学手続きは9月~11月。
春入試は、出願期間が12月~2月で、試験日が1月~2月、入学手続きは3月。
私は秋入試をおススメしております。
詳細は、以前のブログにまとめております↓
税法免除大学院の秋入試への準備は、実は、税理士試験後のゆっくりしたい時期から始まっています。
私の場合は、8月20日の河合塾KALS新宿校のセミナーに参加し、情報収集を始めました。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、こういったセミナーが開催されるのか微妙な情勢ですが、調べてみると、現在(令和2年6月)、KALSの黒須先生のセミナーの動画が無料公開されています。
行かないと手に入らないはずの情報が、行かなくても手に入ってしまうすごい時代になりましたね。
大学院受験を検討中の方は、時間があるとき(約60分)に見た方が良いと思います。
特に付属のレジュメ(大学院の難易度ランク表等)は必見です。
私の場合は、その後、9月に2校の学校説明会(オープンキャンパス)に参加して、学校の雰囲気や教授の人柄などで、受験校を選び、10月の試験に臨みました。
こちらも、ご参考まで。
以前のブログ→税法免除大学院の受験校の選び方
晴れて、合格が決まると、そのまま入学手続き、入学金・授業料の支払いまであっという間(10月中に全てが完了しました)です。
※この入学前のスケジュールは、あくまで私個人の実例であり、各大学院によってかなりバラツキがあります(大学入試のように揃ってないです)ので、ご自身の受験校のスケジュールは各校のホームページでご確認ください。
この手続きが済んでしまえば、4月頭の入学式までは、特に何もイベントはありません。
税理士試験の勉強をしたり、仕事(年調、確定申告)に没頭したり⁉しても大丈夫です。
大学院1年生の春学期が体力的には一番ハード
4月になるといよいよ大学院生活がスタートします。
私たちの場合、入学式(私の場合は、4月3日でした)を終えると、翌日の4日から授業開始でした。
これは私の失敗談ですが、学生時代の経験から、4月8日あたりから授業は始まるものと思っていたため、4月4、5日に家族で一泊旅行の予定を入れていました。
実は、4日は必修科目の租税法の授業で、絶対に休んではいけない授業でした。
そのため、3日に泣く泣くキャンセルし、旅行費用が全額損失になってしまうという、ほろ苦い気分でのスタートとなりました。。
私が通っていた大学院では、
春学期が4月から7月まで、
秋学期が9月末から1月まで、という期間でした。
卒業要件の30単位のうち、ほとんど(26~28単位)の単位を1年時に取得するプランを立てる学生が一般的です。
残りの4単位は、2年生時に指導教官のゼミ(演習)に参加して取得することになります。
そのため、1年生時の授業スケジュールはけっこうタイトなものになります。
私の春学期の1週間のスケジュールは、
火曜日 租税法特殊研究Ⅰ・租税法特殊演習Ⅰ (18:00~21:10)
水曜日 商法特殊研究Ⅰ (18:00~19:30)
木曜日 租税法特殊研究Ⅰ・租税法特殊演習Ⅰ (18:00~21:10)
金曜日 民法特殊研究Ⅰ・民法特殊研究Ⅱ (18:00~21:10)
土曜日 民事手続法特殊研究 (10:55~12:25)
の合計8コマ16単位を選択しました。
気持ちがフレシュなうちに、たくさん単位をとって、後で楽をする作戦です。
これは悪くない作戦ですが、週5日の通学はかなりハードです。
今となっては、もう少し抑えても良かったかな、という気がしています。
出席率や税理士試験との兼ね合いは?
ちなみに大学院の講義は、出席を取らない先生もいますが、基本的には全出席するつもりで予定を立てた方が良いと思います。
特に、必修の租税法(私の場合でいうと火曜日と木曜日)は、欠席できません。
私たちの学年では、全員で7人しかいないので、出席を取らなくても、来ていないのはバレます。
一つの講義で100人以上が聴講するような大学の講義と違い、大学院の講義は、数人(下手すると一人しか受講しない講義もあります)から10数人しか聴講生はいません。
そのため、教授との距離感はかなり近いため、休みずらいと思います。
休む場合も、できれば前の週に直接、出張や税務調査等などの理由をお話ししておいた方が無難です。
一番最悪なのは、無断欠席ですね。
最低限、メール(ショートメール)等での連絡は必要です。
この辺のお話しは、各大学院、各教授ごとに空気感がかなり違うと思いますので、一番良いのは、所属する学年の一つ上の学年の先輩から直接、情報収集をすることだと思います。
単位という意味では、出席率の目安は8割という話しを先生から聞いたことがあります。
8割を切ると単位を落とされてしまう可能性がありますので、ご注意ください。
今でいうと、授業はリモートなので、逆に休みずらい環境になってますね。
通学時間がない分、体は楽になっているんでしょうが。。
税理士試験とのスケジュール感で言うと、大学院は7月20日過ぎまで講義が入っていて、税理士試験の寸前まで授業があるため、仕事をしながらだと1年生の時には税理士試験との両立はかなり難しい、というのが私の体験談です。
少し長くなりそうなので、今回は、この辺で。
続きは次回、お話しさせていただこうと思います。
本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!
【昨日のできごと】
午後に、Webでセミナーを受講。
株式会社武蔵野の小山社長の軽妙なトークで
笑わせていただきました。