創業の計画
いよいよラストです。
前回の投稿では、創業計画書の「7 必要な資金と調達方法」について、お話しさせていただきました。
起業をしたらまず、日本政策金融公庫で借り入れをしよう⑩ いちばん大事な数字の話し
今回は、その続きからお話しさせていただこうと思います。
事業の見通し
創業計画書の記入も残すところ、あと1項目です。
1 創業の動機
2 経営者の略歴等
3 取扱商品・サービス
4 取引先・取引関係等
5 従業員
6 お借入の状況
7 必要な資金と調達方法
8 事業の見通し(月平均)
「8 事業の見通し(月平均)」で今後の見通しを語ります。
事業の見通しとして、月平均の事業の数字を「創業当初」と「1年後又は軌道に乗った後(◯年◯月頃)」の2つで記入していきます。
内容としては、売上高・売上原価(仕入高)・人件費・家賃・支払利息・その他・利益といった内容です。
このうち、売上高以外の項目は、ある程度、予測が立ちやすい科目だと思います。
特に家賃や人件費などは決まっていれば、かんたんに埋まりますね。
一番難しくて重要なのが、売上高の予測になります。
売上高についても、おおざっぱな見込みをたてるのではなく、毎日の売上を分解して考えています。
見ずらいですが、上の日本公庫の記入例は洋風居酒屋のものです。
売上高は、曜日ごとに客単価×席数×回転率×日数で細かく計算されています。
ランチとディナーの営業があれば、それぞれ別の数字になりますので、別々に試算することになりますね。
売上高の根拠を明確に
この数字の根拠をしめす欄が狭いので、やはり別紙を使って、A4用紙1枚にまとめても良いかもしれません。
また、来客数は楽観的に見積もりがちな部分ですが、実際に営業時間帯の店舗前の通りの人通りを数えて、そのうちの何%が来店するから、来客数はこの人数です、といえるような客観的な根拠を示せるほうが、融資担当者には響くと思います。
また、軌道にのったあとで言えば、リピーターになってくれるかたが〇〇%で、宴会需要等(コロナを経験してしまった今となっては、厳しいですが。。)はこれくらいといった今後の見通しを盛り込んでも良いかもしれません。
そういった数字が、実際にご自身の経験(修行時代の)から導き出せていれば、より良いですね。
理想を言えば、創業当初と軌道に乗ったあとの2項目ではなく、創業当初から1年分(もっというと返済期間全体があればベスト)の事業の毎月の見通しをエクセルで作成できれば、より具体的な事業の見通しやお金の流れが見えてくるかもしれませんね。
毎月の数字のうち、固定的な数字はある程度コピペできますので、ハードルは高いですが、志が高いかたはチャレンジしていただけたら幸いです。
提出書類がそろったら、オンラインで申込を
だいぶ長くなってしまいましたが、創業計画書の作成が終わりですね。
終わったら、ようやく借入の申込みができます。
スピーディな審査を希望するならば、郵送や電話をするのではなく、インターネット申込が有利です。
メールアドレスを登録してから、申込情報を入力し書類を添付するという流れです。
注意点としては、メールアドレスを登録してから、書類を用意しようとすると、書類の作成に数日かかっている間に、メールアドレスの登録が消えてしまう点です。
申込情報も消えてしまいので、ご注意いただきたいと思います。
私の場合は、このことを知らずにメールアドレスの登録から先にして、書類の作成に時間がかかって、再度、メルアドの登録からやり直すことになってしまい面倒でした。。
申込みが終わると、お近くの日本公庫の融資担当者から電話が入り、面談の日程が決まります。
面談の際には、提出した書類についても質問がありますので、資料はかならずプリントアウトして保存しておくことをおすすめいたします。
また、資料の数字の根拠となる書類はできるだけ用意しておいて、面談時にすぐに提出できるようにしておくと審査はスピーディに進むと思います。
次回は、日本公庫の融資担当者との面談についてお話ししたいと思います。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
【昨日のできごと】
3:30起床。
休日の朝は、事務所HPの更新から。
住宅ローン控除について、軽い記事を書きました。
細かいところを書くと難しくなってしまうので、シンプルな内容にしています。
一応、今年の税制改正大綱についても触れた内容にしています。
午前中は、長男(小3)のサッカー大会に帯同。
決勝リーグを勝ち上がり、決勝戦まで行きました。
残念ながら決勝では負けてしまいましたが、立派な準優勝。
新加入選手の活躍もあり、素晴らしい戦いっぷりでした。
途中、練習から帰ってきた次男(小1)とも合流し、空き時間に試合会場の横でロングキックの練習をしたり、昔のお友達と1対3の試合をしたり。。
試合は、広いコートを使ったので、ほんとに辛かったです。
夕方は、自宅でゆっくりと情報収集などして、ブログの仕込みという1日でした。
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