私が失敗した投資について FX(外国為替証拠金取引)③

外国為替証拠金取引(FX)では、

人生を狂わせてしまうほどのリスクを伴います。

 

 

前回・前々回の投稿では、私が失敗した投資としてFX(外国為替証拠金取引)について、お話しさせていただきました。

 

私が失敗した投資について FX(外国為替証拠金取引)①

私が失敗した投資について FX(外国為替証拠金取引)②

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

高金利につられて外貨を長期保有をしていたら

 

もし仮に、人気の高金利通貨を10年以上長期保有していたら、どうなっていたか?

気になる方もいると思います(というか、私が気になりました)。

 

リーマンショック前の時点で、当時、高金利(7%)で人気の高かった豪ドルに1万豪ドル(約100万円)投資していたとしたどうなっていたでしょうか。

 

ヒロセ通商HPより

 

前回もみたオーストラリアの政策金利の推移です↑

 

リーマン・ショックの影響でオーストラリア経済も大打撃を受けて、オーストラリア準備銀行は、何度も利下げを行ってきました。

その後、金利がどんどん下がってしまい、現在のオーストラリアの政策金利は、なんと0.1%

高金利通貨の見る影もなく、日本と同じような、超低金利通貨になっていました。

金利が下がることで、当然、スワップポイントは下がってしまいます。

外貨預金であれば、利子は雀の涙ほど、ということになります。

 

金利が無いだけなら、まだ諦めもつくけれど

 

金利が下がることで、当初の高金利という前提が崩れてしまって大打撃なのですが、追い打ちをかけるように、為替による影響も無視できません。

 

オーストラリアドルの例でいうと、豪ドル円の15年チャートはこちら↓

 

投資の森HPより

 

リーマン・ショック直前(2008年)、豪ドル円は、1豪ドル100円を超えていました。

ところが、現在の豪ドル円は、1豪ドル約77円という水準です。

リーマン・ショック前に1万豪ドル(約100万円)で買っていたとすると、現在は、元本は約77万円になってしまっている、という状況です。

 

これでは、長期保有で金利をもらい続けていたとしても、割にあわない可能性がありますね。

 

高レバレッジをかけていたら、この下げは耐えられません

 

ちなみに、リーマン・ショック時(2008年)には、豪ドル円は、60円を割り込むこともありました。

高値から見ると、40%ちかく下落していたことになります。

もし、10万豪ドル(1000万円分)を100万円で買っていたとします。

この場合、レバレッジ10倍となります。

レバレッジ10倍は、今の感覚からするとかなりのハイリスクですが、当時は、相場がそこまで荒れていなかったことから、10倍程度で取引している方は、たくさんいました。

下落のピーク時には、10万豪ドルは約600万円という水準にまで価値を落としていますから、差額が追証という形で、請求されます。

つまり、決済されずに10万豪ドルを持ちこたえるには、400万円以上の追加の資金が必要だったことになります。

ですが、リーマン・ショック時の為替相場の下落のスピードはあまりにも強烈(最終的には、1日に10円近く下げた日もあったと記憶しています)でしたので、この追証地獄に耐えられるかたは、ほとんどいませんでした。

 

もしスワップ投資を長期でやるなら、レバレッジ1~2倍しかない

 

ちなみに、FXのネット取引では、ロスカットというものがあり、顧客の資産がマイナスになる前に強制的に決済されてしまう、という恐ろしいルールがあります。

その水準は、取引会社によって異なりますが、為替は、深夜や祝日などにとんでもない動きをすることもあるので、注意が必要です。

私の場合も、深夜の寝ている間に、このロスカットにあってしまい、ポジション(外貨の持ち高)をすべて決済されてしまう、ということを何度か経験しました。

こういった、ロスカットに合わないためには、レバレッジとしては、1倍がベストです。

1倍とは、つまりレバレッジを一切かけないで、現物の外貨預金の感覚で取引をする、ということです。

豪ドル円を1万豪ドル買うのであれば、約77万円を用意する必要があります。

ですが、現在のオーストラリアは、高金利ではないので、妙味はかなり薄いですね。

レバレッジは、効かせるとしてもせいぜい2倍程度にしてほうが良いと個人的には思います。

投資ビギナーの方であれば、レバレッジをかける取引はするべきではないと、個人的には考えます。

仕組みが理解できない、という方は、なおさらやってはいけません。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

 

【昨日のできごと】

3:22起床。
昨晩は、三男の夜泣きで起こされてしまったのですが、なんとか早起き。
シャワーを浴びて温まった後に、税理12月号チェック。「粉飾決算とDES」という連載記事の最終回を読む。難しい内容ですが、少しアカデミックで楽しいです。

FP2級は、2019年9月の過去問(学科)。恐ろしく不出来だった(正解率40%)だったので、失点している年金や保険のジャンルは再復習が必要です。この分野は、本番でも失点が予想される苦手分野なので、補強したいと思います。

午前は、先週の土曜日から延期した長男(小学2年生)の持久走大会応援。無事、昨年に続き、トップを取れました。自分のことよりも、子供の活躍の方が嬉しいですね。

その後は、11キロのビルドアップ走。キロ6分から、10秒づつタイムを上げていくチャレンジをしてみました。少しづつ、ギアを上げていくような感覚がけっこう面白い練習で、きついですが楽しいです。

 

 

その後、昼寝をして、ブログ執筆、子供のお迎え、という一日でした。

 

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