CFPのライフプランニング・リタイヤメントプランニング
この科目を追加したことが間違いのモトでした。
前回の投稿では、CFPの不合格体験記として不動産の勉強法などについてお話しさせていただきました。
今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。
ちなみに、模範解答による自己採点は、30/50(合格点は27~33点)。
かすかに合格の可能性が残っています。
ライフプランニング FPらしい取り組みやすい科目
ライフプランニングは、今回、受験した3科目(金融・不動産・ライフ)の中で、一番勉強していて楽しい科目でした。
ライフで扱う内容は、まずFPの倫理とコンプライアンスといったFPのそもそも論から始まって、パーソナルファイナンスという分野では、AFP研修でじっくりと取り組んだおなじみのキャッシュフロー表を扱います。
キャッシュフロー表は、計算は手間ですが、難しいものではありません。
その後の住宅ローン資金計画は、AFP研修で学んだ内容です。
ローンやクレジットの基礎知識などは、興味深い内容ですし、中小法人の資金計画は簿記1級をやった方や会計事務所にお勤めの方にとっては、ラクな内容です。
学習内容的にAFPの延長線上にある部分が多いので、CFPの1科目めにちょうど良い科目なのではないでしょうか。
ライフで難しいところ
ライフは、学習序盤に取り組みやすい内容が多く、CFP学習のスタートに最適です。
私自身、ライフ序盤の問題はスイスイ解けるので、不動産と金融の学習時間が減って、ライフばかり勉強するようになっていました。
ですが、学習後半に入ってくると難易度が増していき、ごちゃごちゃしてきます。
後半の学習内容は、リタイヤメントプランニングが主になりますので、人生の後半戦のお話しでもありますね。
具体的には、公的年金や確定拠出年金、退職金、高齢者の住まいといったところです。
私もまもなく46歳という年齢になり、人生の後半戦が始まったところです。
これから親の介護の問題や自分自身の老いの問題など、考えてもあまりテンションが上がる話ではありませんが、避けては通れない道でもあります。
誰もが直視したくはない現実ですが、そんな現実と冷静に向き合う視点こそ、FPが一番必要とされるシーンかもしれません。
そんなちょっとテンションが下がるリタイヤメントプランニングですが、終盤戦では、障害年金や遺族年金といった社会保険の内容が多くなります。
これらの分野は、内容が複雑で似たような仕組みなので、整理がつきにくいです。
私自身、これらの内容をはっきり理解できないままに試験場に行ってしまったので、結果として、ボーダーライン上の微妙な点数に終わってしまいました。
ライフに投じた時間は?
ライフに私が投じた学習時間は、約61時間。
受験した3科目の中で、一番時間をかけた科目になりました。
2月から不動産と金融の学習を始め、もう一つ行けるかも?とライフに手を出したのが4月です。
CFP学習のメリットの一つは、1科目で考えると必要学習時間が80~100時間程度とわりと気楽な単位で考えられることです。
ですが、このメリットは逆にデメリットにもなりえます。
CFPのワナ 科目の追加は慎重に
つまり私のように、調子に乗って欲を出して、学習期間中にもう一科目追加!みたいにラーメンの替え玉でも頼むかのような気楽さで、科目数を増やしたくなる欲望に駆られてしまうのです。
1科目600~1,000時間とも云われる税理士試験では、そんな気楽な科目追加はなかなかできないのですが、CFPではそんなことが起こりえます。
(ちなみに、私は税理士試験では1科目数千時間はかかっています。。)
そして科目数を増やした結果、1科目あたりの投入時間が減ってしまい、全科目不合格という私のような悲劇(はたから見ると喜劇ですが。。)が起こってしまうのです。
この問題に対する私が考えた解決法は、
① 科目追加をするのであれば、追加した科目は、今までの学習時間を確保した上で、ボーナスとして勉強する
② 科目追加するのであれば、1科目は撤退する
③ 追加しようと思った科目だけにして、元の2科目を撤退する
の3つです。
まず①ですが、これが3科目をキープする方法としては王道かもしれません。
あくまでも、今まで勉強してきたことを大事にした上で、ご褒美的に新しい科目を勉強するということですね。
これは既存の科目の学習がうまく行っていれば、ピタッと来るかもしれません。
私の場合は、残念ながら新しい科目に対する興味が湧いたのは、背後に今まで勉強してきた科目からの逃げの心理があったはず(その時はそうは思ってなかった)ですので、取るべき方法は、むしろ②でした。
ライフを追加するのであれば、その時点でうまくいかない兆しのあった金融を切り捨てて、不動産とライフに集中するというのがベストの解だったように思います。
終わった今だから分かるのですが、結局のところ、3科目合計で180時間弱しか投入できなかったので、3科目合格はありえないのです。
ですので極論すれば、私の場合は③の方法をとって、ライフ1科目合格を目指すべきだったのでしょうね。
ライフであれば、100時間投入すればちゃんと結果は出ると思います。
私の現時点での実感としては合格に必要な時間は、
ライフ80時間、不動産100時間、金融150時間というくらいの感覚です。
全科目に同じ時間を投入しても、厳しいように思います。
このバランスは、個人の学習経験によって変わってくると思うので、勉強しながらつかんでいただくしかないのかなと思います。
以上、3回にわたって、お伝えしてきたCFP試験の不合格体験記は、今回で終わりです。
今後は作戦を練り直して、リベンジを図りたいと思います。
こんな失敗をするのは私だけなのかもしれませんが、ご参考にしていただけたら幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
Have a wonderful weekend !!
【昨日のできごと】
3:50起床。
朝勉は、税務雑誌チェック。
税理6月号での特集「DX税理士事務所」をじっくり読んでいます。
ここに執筆されている先生方は、情報をオープンにされていて有り難いです。
色々と吸収して、私も取り入れていこうと思います。
子どもを送った後は、車が汚れてきたので洗車。
だいぶ手慣れてきて、今まで1時間以上かかっていたのが、40分くらいでできるようになりました。
その後、事務所のグーグルマップ表示を充実させるためにグーグルビジネスに登録。地域でビジネスされる方は、こういうことやってるんですね。
色々勉強になります。
午後は、問い合わせ対応と調べ物。
ブログを色々手直ししたいのですが、なかなか進まないです。
夕方は、子どもの宿題を見て、ブログ執筆という一日でした。
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