税理士試験の試験日の過ごし方、この日のパフォーマンスに全てがかかっているので、とても大事です。
私の経験を交えて、お話しさせていただきます。
本試験当日のパフォーマンスを最大限にする調整をしよう
資格試験は、結果が全てです。
どんなに、答練や模擬試験で点数が良くても、本番当日に失敗して不合格になってしまえば、その勉強は、失敗ということになります。
ましてや、税理士試験は年1回のみ。
たった一度の失敗で、1年間を棒に振る可能性があります。
そのため、合格に向けて、日々の勉強によって、地力をつけることはとても大事ですが、それと同時に、試験当日に、持っている力を100%出し切る準備をすることも、とても大事だと思います。
そこで、私が行った試験当日のパフォーマンスを最大化する方法をここで、お伝えしたいと思います。
会場の下見は忘れずに
税理士試験は、ご存じの方も多いと思いますが、受験会場は、大学で行われることが多いです。
私の受験地である埼玉県では、会場が、
東京経済大学(65回?)
日本工業大学宮代キャンパス(66回)、
聖学院大学(67回)
獨協大学(68回、69回)
と、毎年のようにコロコロ変わっています。
去年と同じ、というわけではないので、毎年、下見をした方が良いでしょう。
上記の会場で言うと、獨協大学以外は、かなり最寄駅から遠いので、実際に歩いて、その距離感や体力の消耗度を体感した方が良いと思います。
また、郊外型のキャンパスでは、電車の本数も1時間に2~3本なんてことがザラにありますので、なるべく、本試験当日と同じ時間帯に下見をして、電車の本数や込み具合も確認した方が、良いと思います。
税理士試験は、夏の真っ盛りに行われ、朝のさわやかな時間帯(9時開始)で行われる簿記論や法人税法ならまだしも、昼スタートの財務諸表論・相続税法や消費税法は、真夏の炎天下で20分近く歩くと、かなり消耗します。
タクシーを使えば良いのですが、郊外型のキャンパスでは、そもそも最寄り駅にタクシーが殆ど止まっていない、というケースも想定されるので、ご利用予定の方は注意が必要です。
近くのコンビニやドラックストア等で、ひと涼みできるような施設があるか、私はチェックして、利用していました。
これは、試験当日に、大学構内で涼みながら、最終チェックの勉強をできる場所がない(大学の廊下で、ライバル受験生たちと棒立ちになってしまう)状態で、前試験科目の終了を待つ時間をなるべく減らしたい(モアっとした空気で戦意を喪失したり、他の受験生たちの会話が高度すぎて、気になって緊張してしまうこともあり)という思いから、実行していたことです。
大学構内に学食があって、解放されていれば良いのですが、過去には、学食は閉鎖されているパターンもありました(今年は、新型コロナウイルスの影響で閉鎖の可能性が高いかもしれませんね)。
ちなみに獨協大学は、アクセス的には過去のどの大学よりも良く、最寄り駅のそばには、喫茶店やファミレスがあります。
私の場合、去年は早めに最寄り駅まで入って、ファミレスで最終チェックの勉強をしていました。ただ、ファミレスには受験生の姿もチラホラ見えましたが、昼下がりのマダムのご歓談など、なかなかににぎやかですので、注意が必要です。
下見では、大学構内に入ってみて、教室の雰囲気や机のサイズも確認しています。どこの教室になるかは、本試験当日にならないと分からないですが、雰囲気はつかめるかなと思います。
机に関しては、私は経験したことは無いのですが、机といすが一体型で、サイドテーブルを大きくしたようなタイプの簡易的な机の会場がある、という話しもあります。
これで、電卓をたたけと言われても。。
こういう会場に当たってしまったら悲劇ですね。ただ、そういう机にあたる可能性がある、という想定をしてるだけでも、少し違いますよね。
寒さ対策、暑さ対策
私は、エアコンが苦手なので夏の寒さ対策は、常にしていました。
TACで勉強していると、だいたいが寒すぎるので、常にユニクロのポケッタブルパーカーを持っていて、寒くなったら着込むようにしています。
特に夏の暑い日に、室外から、急にエアコンの効いた建物に入って一気に体を冷やすと、体調を壊すことになるので危険ですが、このパーカーがあれば乗り切ることができると思いますので、おススメです。
逆に、過去にTACの公開模試で行った早稲田大学の教室では、エアコンが故障し、試験中にかなり暑くなってくる、というトラブルを経験したこともあります。
私がたまにやっていたのは、試験開始前に濡れたオシボリを用意して顔をふく、ということぐらいですね。試験中は、おしぼりは使えないと思います。
本試験当日に着席したら、受験票は両面テープでしっかりと固定していました。
これは、受験票が床に落ちるか心配で、気が散らないために、やったほうが良いテクニックです。
また、着席後は、超簡単な計算問題を電卓を使って解いたり、理論の冒頭部分だけを紙に書き出したりして、緊張をほぐすようにしていました。
これは、試験前にずっと参考書だけ見ていると、いざ試験が始まったときに、手がうまく動かなくて、パニックになることを防ぐためです。
ですので、野球選手がバッターボックスに入る前に、軽く素振りをしつつ、相手ピッチャーの投球リズムやタイミングをチェックしてから、打席に入るように、あらかじめ、当日のペンや万年筆のインクの滑り具合や、机の硬さや傾き、電卓の叩き具合(たまに四捨五入のレバーが、おかしなところにあるので、要チェックです)、周囲の受験生との間隔などを確かめながら、試験までの時間を有効に使っていただきたいと思います。
また、これらの動作の間中、イヤホンではお好きな音楽を聴いてリラックスするなり、テンションを上げるのも良いと思います。
以上、税理士試験で本試験当日に快適に過ごす方法について、まとめてみました。
明日は、税理士試験当日に起こった私の失敗事例をお話ししたいと思います。
それでは、今日はこの辺で、失礼します。
【昨日のできごと】
昨日は、子供たちと公園に。
その後、ローソンストア100にキムチを買いに行きました。
キムチは、日が経って、酸っぱい方がおいしいとも聞きますが、
私は、開けたてのほうが好きです。