吉野家HD 株主優待制度変更を発表 100株株主にとっては改悪に 続き

吉野家の優待制度変更

他の優待実施企業に影響が及ぶ可能性もあります。

 

 

前回の投稿では、吉野家が株主優待制度を変更したことについて、お話しさせていただきました。

 

吉野家HD 株主優待制度変更を発表 100株株主にとっては改悪に

 

今回は、その続きからお話しさせていただこうと思います。

 

吉野家の最近の株価は?

 

今回の株主優待制度の変更を受けて、マーケットの反応を確認してみましょう。

 

↑このチャート図の右端をご覧いただくとわかるように、この発表前の株価は2,100円程度だったのですが、発表後に2,200円代に上昇しています。

 

一般的に株主優待の改悪が発表されると、個人投資家が売り逃げしてしまうので、株価が急落してしまう場合が多いです。

ですが今回の場合は、業績見通しの上方修正と同時に発表したため、グッドニュースの方に市場は反応したようです。

 

このグッドニュースとバッドニュースをぶつける手法は、以前にヤマダ電機の優待改悪のときにもお伝えしたパターンです。

 

ヤマダHD 株主優待改悪を発表

 

悪い業績発表のときに優待改悪を発表すると、個人投資家には完全にそっぽを向かれ、売りを浴びせられて株価は下がります。

ですが今回のケースでは、優待改悪というバッドニュースが業績改善というグッドニュースの影に隠れるので、個人投資家の心象はそれほど悪化しないかもしれません。

特に吉野家のケースでは、200株保有者には優待を増設することで救済の道を残していたことから、個人投資家の売りをうまく回避したようです。

 

吉野家の業績は?

 

では、その業績の方も見てみましょう。

 

2021年2月期は、コロナの影響で75億円もの赤字を出してしまいました。

一方で2022年2月期の予測は、28億円の利益予測となっています。

今回の業績の上振れの発表は、コロナの助成金収入が増えたという内容で、本業の好調さを示すニュースでもないのですが。。

売上が大きく落ち込んでいる(1,700億円→1,510億円)のは、2021年4月に「京樽」ブランドをスシローに売却した影響が大きいです。

 

回転寿司を株主優待で食べる方法 大手4大チェーン比較② スシロー編

 

この投稿のときにも述べましたが、京樽(寿司)と吉野家(牛丼)のシナジー効果は薄いのではないかと思っていました。
逆に、スシロー傘下になった京樽はうまくいきそうな気がします。

「京樽」という重いブランドを減らしてスリムになった吉野家が、今後、どのような展開を見せるのか、楽しみにしたいと思います。

 

吉野家の優待変更は、今後の優待市場に響く

 

個人投資家に人気の高い吉野家の株主優待。

私も10年以上にわたって、保有し続けています。

その吉野家が、私の記憶する限りでは初めての優待改悪です。

 

吉野家HDは、すかいらーく日本マクドナルドHDと並んで、外食産業の株主優待銘柄の代表選手です。
(マクドナルドは業績が悪化していないことが救いです。)

先にすかいらーくは、優待改悪を発表しています。

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと② すかいらーくHD

 

吉野家HDもすかいらーくもコロナ下で業績が悪化したことから、優待にメスを入れざるを得ない状況でした。

この業界のトップランナーの動きが、他の企業に影響を与えるかもしれません。

つまり、この優待改悪の傾向は今後も続く可能性があります。

 

株主優待11年ぶり減のニュースに思うこと

 

特に、コロナ下で業績が赤字になってしまった企業が、今回の吉野家HDと同じように黒字転換または黒字の上乗せといったグッドニュースと一緒に、優待改悪のバッドニュースを発表するというパターンが増えてくる可能性はありますね。

先の投稿で述べたので、ここで詳しくは語りませんが、個人投資家と優待実施企業の蜜月関係(相互依存関係)も少しづつ終わりが見えてきているかもしれません。

 

株主優待は終わっていない

ですが、今後も新たに株主優待制度を新設・増設する企業もあるでしょう。

 

株主になって株主優待を楽しもう㉒ ひろぎんHD(2020年優待新設銘柄)

 

また健全な業績に基づいて、優待を新設・拡充していくことはまったく問題ないと思います。

丸亀製麺・肉のヤマキ商店(私の一押しブランド)を展開するトリドールなどは、業績好調で優待も拡充傾向という良いパターンです。

 

株主になって、株主優待を楽しもう④ トリドールHD(丸亀製麺)

 

理想は、スシローやコメダのような絶好調企業が株主優待にもっと積極的になってくれると最高ですね。

私の今後の投資戦略

 

吉野家HDはついては京樽を手放し優待制度をスリム化したことは評価しますが、残念ながらそこまで勢いを感じないので、保有株数を少し減らします。

100株5名義を200株2名義にして、もらえる優待を最大化する方針です。

 

今後は、優待を楽しみつつも優待に縛られない自由な視点で、企業の業績や将来性を見据えて投資をしていきます。

このブログを通じてその経過を更新してきますので、ご参考にしていただけたら幸いです。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

【昨日のできごと】

3:30起床。

週末のレアル・マドリードの試合が中止になってしまい少々退屈しています。
今週は、チャンピオンズ・リーグのグループステージと対バルセロナ戦(クラシコ:伝統の一戦)があるので、楽しみです。

朝はブログの残りを仕上げて、名刺の原稿を作成。
時間がかかりましたが、ようやく原案ができました。

午前中は、春日部税務署で記帳指導を。
2時間は長いと思っていましたが、色々な課題があるので、けっこうあっという間に終わってしまいます。

お昼は、週末の海外サッカーダイジェストをダゾーンで視聴。
バルセロナにコウチーニョとアグエロが復帰。
両ビッグネームが全盛期のような活躍をみせれば、バルセロナもまだまだ怖いですね。そしてファティは大化けしそうな雰囲気です。

午後は、自宅で家事や郵便物の処理を。
夕方は、子どもをサッカーに送ったあとにブログ執筆という1日でした。

 

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