信用取引のわかりづらい点
空売りについても少しお話しします。
前回の投稿では、株の信用取引についてお話しさせていただきました。
今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。
売りから入る「空売り」とは?
信用取引の特徴は、前回お話ししたとおり、持っている資金以上の投資(担保として証券会社に預けている金額の約3.3倍)が出来てしまうということがありました。
もう一つの特徴が売りから入ることができる「空売り」になります。
一般的な商取引では「買ったものを売る」という行為しかないので、このものを持っていな状態から「売る」というのがとても不思議ですよね。
信用取引の「買い」のときと同じように、証券会社に預けた株券や現金を担保にして株を借りてきて、「売り」から入るのが「空売り」です。
「買い」は安く買って高く売り抜けることで、その差額が利益になるのに対して、「売り」では、高く売って安く買い戻すことで、利益になります。
株価が下がると利益になります
例えば「買い」であれば、1万円で買った株を2万円で売ることができれば、差額の1万円が利益になりますね。
つまり「買い」の場合は、株価の上がることに期待して投資することになります。
そして「売り」の場合はその逆です。
例えば、2万円で売った株を1万円で買い戻すことが、差額の1万円が利益になります。
つまり「売り」の場合は、株価が下がることを期待して投資することになります。
信用取引で株を買うことを「買い建玉」を持っている状態というのと逆で、信用取引で株を売ることを「売り建玉」を持っている状態といいます。
建玉(たてぎょく、たちぎょく)という言葉よりも「買い」や「売り」のポジションを持つ、という言いかたのほうが一般的かもしれませんね。
空売りはほとんどやりません
空売りができるようになれば、株の上級者といえるかもしれません。
だいたい相場というのは、ジェットコースターのようなもので、登っていくときはとてもゆっくりと進んでいきますが、下りの局面になると猛スピードで落下していきます。
その意味では、買いポジションを取って株価が上昇するのを待つよりも、相場が下落しそうなタイミングで売りポジションを仕掛けて、雪崩のようなスピードの下落相場で一気に利益を出すことができれば、資金的にはとても効率的ではあります。
◯◯ショックといわれるような、相場の大幅な下落局面は必ず何年かに1回はやってきますので、このチャンスを空売りでものにできれば最高ですね。
ですが私自身、空売りに何度も挑戦したことがありますが、目立った成果を出したことはありません。
逆言うと、空売りで大損をしたこともありません。
空売りをしたまま、株価の下落を待ち続けるということが感覚的に気持ち悪いので、あまり待てないんですよね。
普段から株価が上昇するものに注目しているせいか、株価の下落に反応するというのは感覚的にとても難しいのかと。
株価が下がっていくのは企業や社会にとっては不幸なことですから、その様子を眺めながら儲けるというものなかなか胆力のいる話です。
その辺りドライに割り切れるかたが、相場の勝者なのかもしれませんが。。
空売りについては、単純に株価の値下がりによって利益を狙うだけでなく、守りの手法として使うこともできます。
そのお話しは、また次回に。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
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【昨日のできごと】
4:45起床。
3:20ごろに一度起きましたが、あまりの寒さに布団に退却。
二度寝して、再び起き出すことにしました。
週末に少しだけのんびり起きるのもありかな、と自分に都合よく言い訳しています。
午前中は、確定申告を1件。
新しい顧問先の新しい会計領域や申告書を作るのが気持ちいいです。
中には前税理士の誤った処理の引き継ぎに苦労することもありますが。。
次男のサッカー練習の送迎をしたあとで、また一仕事。
ようやく確定申告1件完了しました。
午後は長男のサッカー練習の送迎をして、また仕事。
夕方は、借りたものを返しに元チームメイト宅に訪問。
帰りに近所のケーキ屋さんでロールケーキをゲット。
いちごをふんだんにつかっていて美味しかったです。
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