エニアグラムをご存知でしょうか?
エニアグラムとは、円周を9等分して作図される図形のことだそうです。
なにな神秘的な雰囲気もあるこの図、何を意味しているのでしょうか?
エニアグラムとは一般的に、人間の性格を9種類に分類し、この図形に対応させた性格論のことです。
エニアグラムについては、単純なビジネス目的の性格分析の文脈にとどまらず、歴史的に色々な背景(神秘主義、宗教、心理学等)があり、調べてみるとなかなか興味深いところではありますが、ここでは深入りせず、今回の投稿では、このエニアグラムの性格分析を楽しんでみたいと思います。
無料の性格分析を楽しんでみる
以前の投稿で、ストレングス・ファインダーを使った性格分析に挑戦してみました。
この結果、私の強みは、
①調和性
②慎重さ
③内省
④目標志向
⑤公平性
という、5つの強みが確認されました。
この結果は、私の性格をよく表しているな、とは思いましたが、正直なところ「ホンマかいな?」という疑問も、無くはありません。
そこで、別のテストを受けてみることで、もう一つの角度から自分を確認してみることにしました。
セカンド・オピニオンというのですかね。
医療の現場や、税理士業界でも最近、聞く話ですよね。
いい年したおっさんが自分探ししてる場合か!というツッコミもあるのですが、これもまた、一つのネタとして楽しんでみたいと思います。
エニアグラムのやり方
まず、日本エニアグラム学会のサイトにアクセスします。
サイトの下側の「タイプ診断 簡易版」をクリックします。
90問回答式チェックをクリックします。
あとは、設問の文章を読んで、そうだと思うものにチェックを入れるだけです。
90問ですので、10分~15分もあれば、終わります。
結果が出ますので、この結果は保存しておきます。
ホーム画面から「各タイプの特徴」を確認します。
私の性格診断の結果は
私の性格診断の結果は、チェック個数の多い順に、
タイプ5 8個
タイプ3 7個
タイプ1 6個
タイプ9 6個
タイプ7 5個
タイプ8 5個
タイプ4 3個
タイプ6 3個
タイプ2 2個
という結果になりました。
それでは、内容を一つづつ確認してみたいと思います。
タイプ5は、ニックネーム「調べる人」
このタイプの人は、物事をじっくりと考え、データを集め、慎重に行動します。いろいろのことを調べる研究者タイプと言ってもよく、何かことを進めるに当たっては、先ず思考を使い、情報を重視しますが、あまり実際的でない傾向が見られます。
該博な知識に通じていますが、自分から積極的に知識を分け与えたり、自分の考えを表現しようとはしません。自分が直接に関わるよりも、傍観者、観察者の役割を果たすことを好みます。沈黙していることが多いので、周囲はしばしば当惑します。
何かの分野で専門家になり、時には価値ある独創的な着想を生み出します。自分の興味の対象を追求するあまり、身の回りのことには気が回らず、他のものを犠牲にしても考え、学び、知識を蓄積しようとします。
日本エニアグラム学会HPより
まずは、「調べる人」ときました。
職業柄、調べることはとても大事ですね。
ストレングス・ファインダーの「内省」と同じような文章が並んでいます。
じっくり考え、慎重に行動するものの、あまり実際的ではない。
最後の部分が気がかりですが、まあ、良しとします。
タイプ3は、ニックネーム「達成する人」
このタイプの人は、成功することが最も好きで、成功のために手段を選びません。何時もはっきりした目的、目標をもっていて、その達成のためにはどうしたらよいかを考えています。成功、達成を願っています。
その反面として、失敗を極度に恐れるので、成功がおぼつかないものは極力避けようとします。自分の周りにいる人たちのもつ才能をパッと見抜き、皆を励まし、目標の達成へと導く、優れたリーダー、ボスになって、組織力を発揮します。(略)
日本エニアグラム学会HPより
次に「達成する人」がきました。
成功のためには手段を選ばない、優れたリーダー、ボスになって、、ストレングス・ファインダーでは見られなかったアグレッシブな分析が出てきました。
ちょっと嬉しい反面、そうでもないよな、という気持ちもあります。
タイプ1は、ニックネーム「改革する人」
このタイプの人は、いつも自分の理想に向かって努力します。何事によらず、きちんとしていることが大切で、何かもっと良いやり方があるのではないかと考えて、改善しようとします。周りを良くしていこう、自分を向上させようと努力を惜しみません。 常に公正と正義を心がけています。(略)
でも、外見からは冷静に見えて、心の中に秘めた怒りを人前に出すことは滅多にありません。正直で、率直で、人と公平に接しようと努め、日常に根差しながら、より良い人生を目指して歩き続けます。
日本エニアグラム学会HPより
3つめの上位の分析は2つタイで、1つ目が「改革する人」。
文面は、ストレングス・ファインダーの「調和性」「公平性」に近いような気もします。
タイプ9は、ニックネーム「平和をもたらす人」
このタイプの人は、落ち着いてゆったりとした安定感があります。内面での静けさを保っていたいので、葛藤や不快な状況は好きでなく、その状況に遭うと、それを解消しようとしたり、避けようとしたりします。(略)
平和を愛し、人と争うのが嫌いなため、周囲を穏やかにします。他の人に対する価値判断をしないので、その人たちの間で一緒にいることができます。物事を切り替えたり、新規にやり始めたりするよりは、順当に起伏なく過ごす方が性に合います。
日本エニアグラム学会HPより
もう一つの3位タイは「平和をもたらす人」。
こちらは、ストレングス・ファインダーの「調和性」にかなり近いかもしれません。
分析結果を受けて
エニアグラムの分析結果を受けて、2番めに来た「タイプ3 達成する人」については、若干の違和感があったものの、他のものについては、おおむね納得できるものでした。
ストレングス・ファインダーとは違って、上位5つのものを把握するのではなく、一番チェック個数が多いものが、自分のタイプになるようです。
ただし、しっくりこないときは、別のタイプの可能性もあるようです。
私の場合は「調べる人」。
おそらくこれで当たっていると思います。
ただ、この業界(税理士業界)には、「調べる人」は沢山いますし、私なんかよりはるかに調べている人が多い印象ですから、この性格が強みになるのかは、微妙ですね。
また、「傍観者、観察者の役割を果たすことを好む」という分析結果は、ともすると「冷たい人」という印象を与えがちでしょうから、この点は、弱点として意識したほうが良いのかなと思います。
総合的に見ると、税理士業界で独立して仕事をしていくために「調べる人」で悪くないのかな、と個人的には思いました。
奥が深いエニアグラムの世界
エニアグラムを通じて、自分を理解することはもちろん、他人を理解することも役立てることができるようになるようです。
「エニアグラム学会」という学会があるくらいに、このシステムも奥が深く、関連書籍も多いです。
私は、この投稿を執筆するにあたり、この書籍を参照しました。
ビジネスシーンにおいて上司部下の関係に悩む方や、様々な集まりで人間関係に悩める方、ご自身の性格について調べてみたい方は、このエニアグラムを利用して、自己理解・他者理解にお役立ていただければ幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
【昨日のできごと】
3:05起床。
いつものルーティンのあと、FP3級の勉強。不動産の基本・取引。
不動産も勉強してみると面白いですね。この分野は、もっと勉強して、本業が軌道に乗ったら、自分自身も不動産投資デビューしたいなと思います。
今日は、妻が仕事休み。
午前中は、市内のアスレチックがある公園に家族ででかけました。
気温は30度を超えていますが、森林の中は割と涼しくて、なんとかなります。
その後、自宅に戻って、長男・次男とサッカーの練習を。
大汗をかきながらも、子どもたちと大好きなサッカーで遊べるのは最高ですね。
その後は、昼食後に昼寝をして、ブログ執筆。
夕方にぐずる次男と三男をつれて買い物で気分転換、という一日でした。
ちなみに、エニアグラムのことは、この本で知りました。