FP2級を合格したら、プランナーになれるのか?
ん~、厳しいかもしれないですね。
前回の投稿では、FP2級を受験して考えるお金の話しとして、受験費用や参考書代、人件費といった支出について考えてみました。
今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。
仕事にできれば良いけれど
FP2級の学習をすることで、ファイナンシャルプランニングの具体的な方法が理解できるかというと、残念ながら、そのようなことはありません。
学科試験は、文字通りのペーパーテストですし、実技試験も学科試験の内容に計算問題が入る程度のことで、ファイナンシャルプランナーの実務に関するテクニックという内容では無いように思います。
ですので、FP2級を取得したとしてもそれだけで食べていける、というような類の資格では、残念ながら、ありません。
それは、私が勉強してきた税理士試験でも同じことですが、資格試験はあくまでも資格を取得するための試験で、実務はまた別物、と考えたほうが良さそうです。
別物というと大げさかもしれませんが、勉強したことは知識として当然生かされるのですが、それが直接、お客様に提供するサービスにはつながらない、ということですね。
仮にFPで独立というルートを考えるのであれば、すでにFPで独立している方の事務所で働いて、実務を学ぶ必要があると思います。
他資格とのダブルライセンスでパワーアップ
FP2級だけではビジネスに直接つながらないとしても、他の資格と組み合わせることで、相乗効果を発揮するということはあると思います。
FP検定では、ライフプランニングと資金計画、保険、不動産・投資(金融資産運用)、タックスプランニング(税務)、相続・事業承継といったことを勉強します。
私は、税理士として開業準備中のものですが、ここで学ぶことは、どれも重要で実務上必要になる知識だと考えています。
というのも、会計事務所業界の実務では、顧問先であるお客様からの質問は税務面だけではなく、実に多岐に渡ります。
例えば、資金繰りであったり、経営相談であったり、労務関係であったり、生命保険関係であったり、不動産関係であったり、IT関係だったりします。
他士業・他業種の分野に関する質問には、それは「〇〇士の分野でして~」と逃げることも出来ますが、基本的な内容については、ある程度はクイックにレスポンスをしたいところですよね。
そんなときに、FP2級で学んだ知識が生きるときが来るように思います。
同じ理由で、社会保険労務士や行政書士といった士業とFPとの相性は、かなり良いものと思われます。
また、生命保険業界の方や不動産業界の方、証券業界の方は営業の際に、名刺に「ファイナンシャル・プランナー」と一つ入れるだけで、他の営業パーソンとの「違い」を作ることができるかもしれませんね。
そういった意味でFPの肩書は、各分野の専門性・プロっぽさを補強してくれるイメージづくりとして、悪くないのではないでしょうか?
そういったところから間接的に、FPで勉強したことの投資を回収していく、というのが一つのプランです。
なかなか投資効果が見えにくいところではありますが、数年単位、数十年単位というスパンで考えると、十分にもとは取れてくるのではないでしょうか。
まずは、自分のマネープランを考えてみる
そして、FPの資格を活かすための格好の実験台は自分ということになると思います。
自分が試してみて、うまくいったことやサービスを自分の経験を交えてお伝えし、お客様に提案するというのが、なんといっても王道ですよね。
そこで、FPの勉強を通じて学んだライフプランニングや生命保険、株式(投資信託)投資・iDeCo・NISA・不動産投資・住宅ローン・教育ローンなど、なにか気になるところから、手始めにはじめて(見直して)みるのはいかがでしょうか?
「人生100年」ともいわれるこの時代。
今はまだ、あまり認知度が高くないファイナンシャル・プランナーですが、今後、超高齢化する未来においては、より重要な資格になるような気がします。
FPとして、人になにかサービスを提供できるようなレベルに至るかどうかはともかく、お金に関する知識のあるなしは、人生を大きく左右するスキルになることは必死です。
座学で終わらせずに、実践的にお金に関するアクションを起こすこと(見直すこと)で、FP2級に投資した金額は、らくらくと回収することができるのではないかと考えています。
そのときに、このブログも少しだけ参考にしていただけると、なお嬉しいです。
(ちゃっかり宣伝。。)
私も、学んだことを活かしながら、いろいろなことにワクワクしながらチャレンジし、このブログを通じてご報告していきたいと思います。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
Have a wonderful weekend !!
人生100年時代について、考えさせられる本です↓↓
【昨日のできごと】
3:45起床。
朝から腹筋トレーニングをして、税理2月号のチェック。
過大な役員給与の損金不算入について。自動車輸出入業の外国人社長の役員報酬が否認された事件です。その額、年間4~5億円。さすがに多いかなという気もしますが、そうかといって、どこまでが良くて、どこまでがダメかという線引きも難しい話ではありますね。
子どもたちを送ったあとは、庭の草むしりをして、11キロジョグ。オーディブルを聞きながら、気温5度の田圃道をラン。走るルートを少し変更。生活パターンを少しだけ変えてみました。
お昼は、映画「スティーブ・ジョブズ」(2013年)を鑑賞。
思いのほか、面白い映画で引き込まれました。昔の四角いパソコンやマッキントッシュも懐かしかった。私自身が今、創業期なので、創業エピソードがとても参考になりますね。
午後は、ブログを執筆して、雪が降る中でお迎え、という一日でした。
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