税法免除大学院 お金の話し①

税法免除大学院に興味はあるけれど、お金が心配、という方も多いですよね。

今回は、そんなお金の話について、触れてみたいと思います。

 

税法免除大学院にまつわる不安といえば、

学費が捻出できるか?
仕事と両立できるか?
家族との時間が奪われないか?
勉強・研究についていけるか?

といったところが、主だったところかと思いますが、その中でもおそらく一番大きい不安は、金銭的な問題なのではないでしょうか。

そこで、実際に大学院に通うと、どの程度の出費があるのか、まとめてみようと思います。

一番大きな出費は学費

 

当たり前と言えば、当たり前のお話しなのですが、大学院に通うことになると、授業料や入学料といった学費がかかります。

私の場合は2年間の合計で、約175万円かかりました。

区分 金額
入学金 280,000円
授業料(年額) 500,000円
施設整備費(年額) 160,000円
教育充実費(年額) 63,000円
1,003,000円

初年度学費の一覧です。その他、細かい後援会費等があります。

 

この約175万円、1度に支払うわけでなく、

私の場合の実際のキャッシュフローで言うと、

平成29年10月 平成31年4月 令和1年9月
1,015,500円 371,500円 381,500円

となり、入学前(平成30年4月入学)である平成29年10月末に、1年生時の年間授業料と入学料を払うため、この時にまとまった資金が必要になります。

2年生時は、春学期と秋学期の授業料が、別々に納付になるので、納付スケジュールとしては、初年度より緩やかです。

この学費に関しては、学校によってかなりの開きがあります。

安いところでは総額150万円くらいから、高いところは総額350万円超というところもあります。

150万円と350万円では、だいぶ差がありますね。

私自身、このブログを書くまで、学費について、正直なところ余り気にしていなかったのですが、350万円となるとちょっと二の足を踏んでしまいそうです。

 

その他にも出費はあります

 

学費が大きな出費であり、あとはその都度、発生してくる費用です。

ひとつづつ、お話ししていきたいと思います。

受験料(入学前の費用)

入学前にまず、かかります。

私の場合は、1校しか受けなかったので、35,000円でした。

大学院受験の予備校に通うとなると、数十万円(授業料+交通費等)の上乗せになります。
受験準備にかかる書籍代は、しっかり対策する人は、数万円かかると思います。

その他、入学前の情報収集として、河合塾KALSの無料セミナー参加に3回とオープンキャンパスに1回、学校説明会に2回行ったので、交通費として1万円くらいはかかりました。

教科書購入費

教科書は、講義する教授によって使う方と使わない方がいて、大きく変動するところです。

私が購入した教科書は、2年間でこの7冊でした。

 「スタンダード所得税法」佐藤英明 弘文堂 3,500円
 「ケースブック租税法」金子宏他編著 弘文堂 4,500円
 「デイリー六法」三省堂 1,850円
 「民法7 親族・相続」高橋朋子他編著 有斐閣 2,400円
 「民法の基礎」佐久間毅 有斐閣 3,100円
 「スタンダード法人税法」渡辺徹也 3,000円
 「租税法 判例六法」中里実・増井良啓編 2,900円

トータルで21,250円(税抜)です。税込(当時は8%でしたが)で、23,375円。

思ったより、かかってないですね。
ただこの金額は、他の大学院よりかなり少ないのではないかと思われます。

また、入学当初の4月にかかるものがほとんどですので、ご注意ください。
目安として、入学当初に5万円くらい教科書代がかかると思っていただいた方が良いと思います。

裏技として、大学院生は学割が使えますので、お得なAmazonPrimeStudentを使うと、もう少し安く手に入るかもしれません。

そういえば、大学生の頃は、教科書を買わされるかどうかで、講義を選んでいる人がいましたね。
税法免除大学院では、そんなにたくさんの講義を受けるわけではないので(私の大学院では、30単位が卒業要件でした)、教科書代で講義を選ぶという視点はなかったように思います。

 

通学費

こちらも地味ながら、けっこう負担になってくる交通費。
講義がある期間だけですが、ボディブロウのように効いてきますね。

私の場合は、1年生の時は、大雑把に計算すると

春学期(4月~7月)は、週5回の通学で、815円(往復)×5日×4週×4月=65,200円

秋学期(10月~2月)は、週4日の通学で、815円×4日×4週×5月=65,200円

合計で、130,400円。

実際は、冬休みや休校日があり、学割を使ったり、通勤定期券とかぶっている区間もあるため、10万円弱というところだと思います。

2年生時は、週一コマのため、815円×45回=36,675円

ちなみに講義の一コマは、半期15コマ年間で30コマです。
他に論文指導日(教授とのマンツーマン指導です)やらで45回くらい通った感じです。

大雑把なところで、2年間で13~4万円となりました。
地味ながら無視できない数字かもしれません。

職場と自宅と大学院の位置関係によって大きく変わりますので、この辺の金額もお調べになってみると面白いと思います。

仲間の中には、自宅と大学院と職場との移動すべてを自転車で行っている人もいましたので、そういう方は、かなりラッキーですね。

ちなみに、今年(令和2年)は、新型コロナウイルスの影響で、私が通っていた大学院は、リモート授業を行っています。
今後も今までのような、通学のスタイルに戻るのか、現時点ではなんとも言えないのですが、ひょっとすると、この交通費は大幅に削減できるかもしれないですね。

交際費

これは、通う大学院によって大きく変わるところだと思いますが、私が通っていた大学院では、飲み会は割と多かったと思います。

私の所属した学年は、メンバーの年齢層も近く、フィーリングがあっていたため(私は最年長のおっさんで、若干浮いてたかもしれないですが)、それなりに飲んだように記憶しています。

これも大雑把ですが、2年間で20回ぐらいは飲んだかも。

一回2500円として、2,500円×20回=50,000円

もう少し、回数は多いかも。。でも、サイゼリアに行ったときは一回2,500円もしないかな?と考えるとキリがないですが、あくまで大雑把な印象です。

ゼミによっては、毎週授業のあとに飲み会があるところもあるようですね。

もちろん、強制参加ではなく、自由参加です。
私も、うちに帰ってサッカーが見たかったので、付き合いは悪い方でした。

合宿費用

これも大学院や研究室によって、あるなしは分かれると思います。

私の通った大学院では、秋に1泊2日の合宿(といっても勉強はなしで、観光だけです)がありました。家庭の事情があるので、参加できない方もいますが、私は2回とも出席して、こちらも概算で、1年生の時は3万円、2年生の時は4万円で、合計で7万円くらいかかりました。

費用の違いは、行った先が1年生の時と2年生の時では違っていたため、交通費や宿泊費の違いです。

研究費用

2年生になると修士論文を書くために、資料を集めにいろいろと動きます。

資料集めについては、後日詳細にお話しさせていただきますが、図書館に行く交通費やコピー代、書籍代、作成した論文の製本代等を合算すると、2年間で10万円近く使ったかと思います。

研究を始めてみると、思ったよりも面白く、私の場合は、あれもこれもと欲張ったため、人より、この研究費用がかなりかかっていました。

扱うテーマや内容・意欲によって個人差があると思いますが、人によっては、3~5万円くらいで収まると思います。

軽食代

普段、夕方6時に帰って、7時に家族と食事をする私ですが、大学院に在学中は、夕方に軽食を取って、講義が終わってから、夜11時くらいに自宅で、もう一度食事をしていました。

その軽食が、だいたいおにぎり2個で、講義中にペットボトル1本のドリンクを飲んでいましたので、

400円×200回=80,000

こちらも地味ながら、2年間の合計では、8万円⁉となりました。

ストレス解消(講義を聞いてるだけでも、結構ストレスたまります)にラーメンを食べたり、スイーツ食べたり、エナジードリンク飲んだりするともっとかかりますよ!

結構、怖いですね。。

私の場合は、ストレス解消に、深夜に海外サッカーを見ながら、お酒をガブガブ飲んでいたのですが、そこは計算しておりません。。

 

以上の費用を合わせてみると、おおよそ225万円いう数字になりました。

残業代が得られない機会損失も大きいかも⁉

 

出費について、先にまとめてみましたが、

それに加えて、見えない損失として、大学院に行っていなけば得られていた残業代という機会損失が発生する可能性も指摘しておきたいと思います。

つまり、私の場合であれば、平日の夜に大学院に通ったため、その時間に本来であれば仕事をしていて、得られていたかもしれない残業代が結構ある、という話しです。

就業時間中に終わらない仕事を、なんとか片付けるために、私の場合は、早朝6時から出社(定時は9時)していて、その分の残業代はもらっていないので、その金額は年間で、かなりの金額になっていたと思います。
(その分、賞与に色をつけていただいたようですが、イコールではないですね)

ちなみに私の場合は、大学院に入る何年も前から、朝活(残業を一切しないで、始業前に仕事をする習慣)をしていたので、この機会損失はけっこうな金額にのぼります。。
これから回収しないと、ですね。

 

今回は、大学院のお金の話しについて、書いてみました。

225万円をすんなり出せる方は、そうはいないと思います。

明日は、大学院の費用の捻出方法について、考えてみたいと思います。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!

今週もよろしくお願いいたします!

 

【昨日のできごと】

昨日は、長男(小学生)のサッカーの自主練習に付き添い。

その場にいた父子混合メンバーで、軽い試合をやりました。

私はキーパーをやり、3失点。

5年生のシュートを止められなくて、くやしいです。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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