税法免除大学院 修士論文の口頭試問とは?

税法免除大学院の修士論文の最終段階で、待ち受ける

口頭試問、どんなものかをご説明いたします。

前回の投稿では、修士論文完成後の仮製本と本製本について、お話しさせていただきましました。

税法免除大学院 修士論文の仮製本と本製本の方法

 

今回は、仮製本のあとに行われる修士論文の口頭試問について、お話しいたします。

 

口頭試問とはどのようなものか?

 

私が在籍していた大学院では、修士論文の提出期限が1月31日で、口頭試問が3月1日というスケジュールでした。

つまり、提出期限からちょうど1ヶ月後に口頭試問がある、ということになります。

私が経験した口頭試問とは、学生1人に対して、教授が3人(主査・副査・租税法以外の教授)で行う面接でした。

1人あたりの面接時間は、15分に設定されていて、同級生の仲間が次々に試験を受け、1日のうちに同級生全員の試験を終えました。

ちなみに、主査・副査の先生は、租税法の教授ですが、3人目の先生は、民法の先生であったり、「初めまして」で何が専攻かわからない先生もいたようです。

ちなみに、口頭試問では、資料の持ち込みは可でした。

 

口頭試問で聞かれる内容

 

口頭試問で聞かれる質問は、以下のとおりです。

 

 ① どうしてこのテーマを選んだのか?

テーマを選択した理由について、聞かれました。

私の場合は、先生からご提案を受けたということと、自分が実務で経験したこの制度(消費税の事業者免税点制度)の悪用事例に苦しめられた経験をじっくり語り、時間を使いました。

 ② 論文の内容を説明してください

論文の内容ですので、事前に準備してきた内容を語りました。

①同様に、じっくりお話して、①と②の質問の段階で、10分以上は使っていたと思います。

 ③ 論文の内容についての個別の質問

論文の内容について、先生方から「ここが良くわからなかったので、もう少し詳しく説明してください」「(第3の教授からは)私は専門外なので、よくわからないのですが、こういうことですか?」という質問があります。

 

口頭試問対策

 

口頭試問対策としては、とにかく、口頭試問の日までに、論文の記憶をしっかりと修復しておく、ということが大事です。

私の場合ですと、論文をかきあげたのが、年明けの1月5日頃でしたので、口頭試問まで、実は2ヶ月位間が空いてしまっています。

この間に、実務は結構忙しい時期で、残業しまくる方もいるでしょうし、私の場合は、長かった論文執筆生活から開放されて、1ヶ月くらいぼーっとしてました。

1ヶ月もぼーっとしていると、あれだけ心血を注いでかきあげた修士論文の内容もびっくりするくらいのスピードで抜け落ちていってしまいます。

そこで、口頭試問の2週間前から、再度、自分の修士論文を読み直し、記憶の修復作業が必要になります。

2週間かけて読み直しても、論文の細部まで、理解することは難しかったです。

おそらく論文執筆中は、先生方の愛のムチがあったり、論文の締切や同級生たちの進捗状況等を気にしながら、そうとう追い込まれるので、スーパーサイヤ人状態(論文の終盤戦は、特に)で作業をすすめていますので、あとから平常心で読んでも「よくこんなの書けたよな」という感想になってしまいます。。

 

自分が話す時間を長くしたほうがラク

先にご説明したとおり、口頭試問は、①~③の質問で、成りたっていました。

そして、一番対応が難しいのが、③になります。
ある程度の準備をすることはできますが、論文の隅々まで、理解しきった状態で、面接に臨むの難しいと思われます。

面接時間には限りがありますので、私が行ったように①と②に段階でじっくりとアピールをして、時間を十分に使うほうがラクです。

この準備を怠ると、あっという間に③の質問になり、質問を深堀りされてしまうと、自信のある方でも答えるの難しいと思われます。

資料の持ち込みは「可」なのですが、論文の該当箇所をその場で見つけて返答するのはなかなか厳しいものがありますので、持ち込んだ資料は、「お守り」程度のものと考えたほうが良いと思います。

 

以上が、私が経験した口頭試問について、でした。

私の所属した大学院では、口頭試問の前段階で指導教官との間で、何度も論文指導が行われており、その指導教官からOKが出た以上、口頭試問でひっくり返る例はなく、実際のところ形式的な通過儀礼イベントでした。

ただ、そこに甘んじて準備を怠ると、指導教官の顔に泥を塗ることになり、あまり後味が良くないですね。

これが、大学院の最後の関所ですので、気を引き締めて、乗り越えていただければ幸いです。

終わったあとに、仲間たちと昼間から飲むお酒は、また格別ですよ!

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

4:05起床。夜中に3男が泣き、あやしたため少々寝坊。
読書のあとブログ校正・投稿。

次男の左目が赤いため、幼稚園を遅刻して、眼科に連れて行くことに。
眼科は、私がレーシックの手術で訪れた医院。
8時受付開始で、8時40分についたのに、受付番号は60番。
眼でお困りの方は、ほんとに多いですね。
結膜炎ということで、薬をもらって幼稚園に送りました。

その後、午前中はブログ執筆。
午後は、雨がやんだので10キロジョグ。

夕方は、3兄弟のお迎えに行って、洗濯物の取り込みとたたみ、夕食の準備。
家事フルコースの一日は、忙しかったです。

【New Try】

Kindle unlimited利用開始
→電子書籍を多読してみたいと思います!

 

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