出前館 株主優待制度を廃止 売上・赤字激増企業の未来は?

以前に取り上げた出前館の株主優待

廃止が決定しました。

 

 

以前に当ブログにて、出前館の株主優待について取り上げていました。

 

株主になって、株主優待を楽しもう⑭ 出前館

株主になって、株主優待を楽しもう⑭ 出前館 続

 

今回は、その株主優待について急展開がありましたので、その内容についてお伝えいたします。

 

突然の優待廃止 しかもタイミングが最悪です

 

すでに報道等でご存じの方も多いかもしれませんが、出前館が2021年8月19日に、株主優待制度の廃止を決定することになりました。

 

出前館:株主優待制度の廃止に関するお知らせ

 

この報を受けて翌20日には、株価が一時13.6%安になるという事態が発生しました。

こういった株主優待が人気の銘柄は、優待が廃止されたり改悪(もらえる優待が減ってしまう等)されたりすると、一気に株価が下がってしまうのがリスクです。

 

今回の出前館の事例でも、お約束の暴落となりました。

しかも今回の発表は、優待の権利が確定する権利確定日の6営業日前

出前館の優待を楽しみに、半年間保有してきたファンを裏切るドタキャン行為です。

 

もちろん出前館の対応は法的にはなんの問題もなく、個人投資家が怒りをSNSでぶちまけたとろこでなんの解決にもなりません。

ですが、やっぱり印象は悪いですねよね。。

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと④ 優待改悪・優待廃止について思うこと

 

一応、出前館サイドの言い分も聞こう

 

個人投資家の方々は、みなさん怒っていると思います。

 

ですが私は、正直なところ怒る気にはなれませんでした。

というのも、前回、出前館を取り上げたときに、今期の売上予想は209億円に対して、赤字予想が130億円というとんでもない巨額の赤字予想が公表されていたからです。

これだけの赤字を出してしまう以上、削れる経費は削らないとまずいでしょうね、とは思いました。

そんなときに、経費削減の対象になりやすいのは株主優待制度だったりするんですよね。

 

その上、出前館の株主優待はすでに改悪されていて、使い勝手が悪かった(1回の注文で1,000円分しか使えない)ことから、私自身はサムネイルの写真の通り、優待を使わずに放置して期限切れになってしまいました。

つまり私の出前館に対する興味は、株主優待ではなくなっていたのです。

ですので、私は怒る気になれなかった。。

 

念のために、出前館サイドの説明も確認したいと思います。

 

当社は、「株主の皆様へ日頃からのご支援に感謝するとともに、当社サービスを実体験いただき、事業とその成長性に対するご理解を深めていただきたい」ものとして株主優待制度を実施してまいりましたが、お陰様で今般では出前館を利用いただく機会も増え、順調に注文件数を増やせていることから、当初の株主優待制度自体の目的を鑑み、全ての株主様への公平な利益還元の観点から株主優待制度の見直しを慎重に検討を重ねました。
その結果、現在の事業投資に集中している目的を踏まえ、当社の中長期的な株主還元策としては、企業価値の向上による利益還元とし、今回株主優待制度を廃止することといたしました。

 

つまり個人投資家の方に株主優待を通じて「出前館のサービスを体験してもらう」という目的はある程度達成できたのでやめました、ということですね。

実際、売上も上がってきていて、知名度もここ数年で一気にアップしているので、出前館サイドの言い分もある程度分があるように思います。

 

とはいえ、現状では出前館よりも知名度も売上実績もある多くの外食産業株(日本マクドナルドやゼンショー、吉野家等)が株主優待を継続している中で、この言い分は少々苦しいかもしれません。

その程度の知名度で良いの?と突っ込まれても仕方がないですね。

 

それでも保有を続ける理由

 

私はこれまでの投資経験の中で、自分が保有している銘柄の株主優待制度が改悪したり廃止になったケースでは、損切りになってでも撤退するようにしてきました。

最近、撤退した銘柄では、外食産業のすかいらーくHD、お仏壇のはせがわ、高齢者介護施設のロングライフHDなどですね。

 

株主優待銘柄で失敗してしまうこと② すかいらーくHD

株主優待銘柄で失敗してしまうこと③ 優待改悪、優待廃止

 

↑これらの事例は、コロナ下(関係ない部分もありますが)で業績が大幅に悪化したために、経費削減の観点から株主優待を縮小・廃止したケースです。

 

ですが業績が回復するなかで、優待制度を改悪した家電量販店最大手のヤマダHD(ヤマダ電機)というケースもありました。

 

ヤマダHD 株主優待改悪を発表

 

こういったポジティブな改悪であれば、私は賛成し株の保有を継続しています。

 

今回の出前館のケースは、ヤマダHDのケースとも違います。

というのも、出前館は売上は激増している中で、赤字も激増という珍しい決算予想を発表している会社だからです。

 

会社四季報オンラインより

 

今期(2021年8月期)の業績予測は、5月時点の予測から売上高を300億円、赤字額を162億円と売上・赤字ともに大幅に修正(赤字は下方修正)して来ています。

本当に売上300億となれば、単純に前期から3倍増

来期(2022年8月期)は、売上高が620億円というさらなる倍増予測も。。

それでもまだ巨額の赤字が継続する予測。

こんな破天荒な会社見たことがないです。。

(税理士としての私は実務上、このような会社を見たことがあります。
中小企業の経営者の方にはイケイケすぎる方がときにいますので。。)

 

出前館の今後は?

 

ですが出前館のデリバリー事業自体は間違いなく時流にのっていることは周知のとおり。

気になるのは、外食大手のマクドナルドやコンビニ王手のセブンイレブンなど自前のデリバリー網を整備してきている動き

体力のある大手は自前で配達員を確保してしまうでしょうし、アプリも自前で顧客を囲い込んでしまうでしょう。

出前館やウーバーイーツのテリトリーは地域の小規模事業者ということになるのでしょうか。

 

また以前の投稿でも述べましたが、ウーバーと出前館の資本関係にはどちらもソフトバンクが絡んでいるので、ソフトバンクやLINEの動きも気になるところです。

 

新しいビジネスモデルゆえに難問山積の出前館。

株式投資のビギナーの方には、絶対におすすめしません。

もうほとんど怖いもの見たさの領域ですが、それでも私は出前館の保有をつづけようと思います。

他山の石として、ご参考にしていただけたら幸いです。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

【昨日のできごと】

4:00起床。

朝勉はなし。
昨日、夜までフットサルの練習に参加したため、ブログの仕込みができなかったので、ブログ執筆・投稿を。

午前中は、自宅学習の3兄弟の相手を。
長男の集中力が切れてしまい、なかなか進まずに苦労しました。
また洗濯をしたりお昼を作ったりして、主夫業は多忙です。

午後はテレビを見たり、UNOをやったりして、それでも暇なので、誕生日が近い三男のプレゼントを視察しようとコジマ電気(株主優待が使えるため)に。
ウルトラマンタイガの新しいおもちゃを確認し、ついでに前から欲しかったサッカー盤を購入。

 

 

私は子どもの頃に野球盤をやっていましたが、サッカー盤も面白いですね。
長男と次男は大盛りあがりで、叫びながらプレイしいました。
これで、サッカーにもっと関心をもっともらえたら最高です。

夕方はブログの執筆をして、晩酌という一日でした。

 

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