完全キャッシュレス・テイクアウト専門のハンバーガーストア BLUE STAR BURGER④

ブルースターバーガーの今後

国内2,000店舗は可能なのでしょうか?

 

前回の投稿では、ブルースターバーガーの仕掛け人や将来のビジョンについて、お話しさせていただきました。

 

完全キャッシュレス・テイクアウト専門のハンバーガーストア BLUE STAR BURGER③

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

他にもあるブルースターの魅力的な戦略

 

ブルースターバーガーの仕掛け人(ファウンダー:出資者という呼称のようですが)は、牛角創業者の西山知義さんです。

西山氏は牛角だけでなく、今までに様々な業態でヒットを飛ばし続けてきた言ってみれば、飲食業界の小室哲哉さんのような方です。

そんなヒットメイカーの西山さん自身が今まで最も自信がある業態、というこのブルースターバーガー。他にも、凄い点があります。

 

ちなみにその様子は、youtube(52分の長尺です)にアップされています。

【FC事業者必見!】コロナ禍に対応した新時代のFCモデル「ブルースターバーガー」 FC事業説明YouTubeライブ

 

FC事業者向けの動画ですが、分かりやすいです。

月刊食堂」の通山編集長(TBS系列の「がっちりマンデー」に、外食特集のときに出演されている方です)と対談形式で、ブルースターについて語っています。

 

 

ブルースターは、未来の飲食店の教科書

 

その魅力の一つは、接客がない(商品の受け渡しを行わない、注文・決済もスマホで行う)ので、オペレーションが軽い、という点だそうです。

そして、そこに付随するのでしょうが、現金がないので、店員さんの不正でレジ現金が合わなかったりするトラブルがないし、レジ現金をチェックする手間もかからないです。

また、売り切りでメニュー数も少なくしているため、在庫管理が楽で、テイクアウト専門であることから、店舗のスペースは従来の店の3分の1くらいのスペースでできてしまう、そうです。

そうして、人件費と家賃を削った分、商品の原価(ハンバーガーの肉質)にこだわることができるため、新しいブルーオーシャンに漕ぎ出すことができるのだそうです。

 

 

これで見る限り、たしかに「高品質×低価格」のゾーンは、ブルーオーシャンですね。

 

 

また、コロナ下で飲食店の底辺・撤退が進んでいますので、2021年7月現在では、好立地の空き店舗が多数存在するため、ブルースターにとっては好機、と考えているようです。

消費者・投資家としての私の直感

 

この通山(とおりやま)編集長との対談で、編集長は
この業態は繁華街の店舗は、ほぼ成功間違いなしだと思うが、それ以降のロードサイド店などの展開はどうか?
というストレートなツッコミを入れていました。

 

これは、私自身も感じた点なのですが、やはりアプリで注文をして決済をして店舗で接客無しで受取というスタイルがミソですね。

私自身(現在46歳)はこのサービスを利用してみてまったくは違和感はないですし、今後こういう方向に飲食店(特にファストフード)が向かっていくことに対して、むしろ大歓迎という感想を持ちました。

 

ですが果たして、同じことを私より上の世代の方たちが感じるかどうか?

私と同年輩でもスマホを持たない人もいますし、接客のない飲食店やキャッシュレス決済のみというコンセプトに違和感をもつ人も多くいるような気がしています。

 

そして一番の懸念材料は、バーガーの味にそれほどのインパクト感じなかったこと、ですね。

私は実際に食べてみて、たしかに美味しいことは美味しいと感じたのですが、この味がマクドナルドやモスバーガー等の他チェーンと味と値段で明確に差別ができているかと云われると、正直「?」となってしまいます。

今のマクドナルドは、ハンバーガーやチーズバーガーのような定番メニューはともかく、期間限定のバーガーやグランマックなどは、かなり美味しいんですよね。

 

味音痴の私のことですので、私の舌が間違っているのかな?とも思いますが、おそらく私の味覚は大衆の味覚に近いはず、という変な自信は少しあります。

 

通山編集長の言う通り、繁華街の出店に関してはある程度のブレイクはイメージできるように思いました。

私が利用するとしても、やはり仕事中のランチ利用になるように思います。

 

ですが、郊外型のロードサイド店のようなところで、私のような家族連れのファミリー層がブルースターを選ぶかと云われれば、現時点ではNOだと考えています。
(ファミリー層がマックを選ぶ理由には、価格以外にもハッピーセットのおまけ店舗内の遊具などの要素もありますよね。そして、私はマックの味で育ってしまっていて、洗脳に近いハンバーガー体験をしているので、この壁を破るのはそう簡単ではないはずです)

確かに20年30年先の未来には、確実にキャッシュレスの波は来ているでしょうが、今の時点でそこまでの広がりを見せるかといえば、まだ早いかなというのが私の感想です。

 

いずれにしても、このブルースターバーガーは、将来の飲食店を語る上で外すことのできない一つの試金石になるように思います。

あのスターバックスですら、日本に来て25年で1,600店舗超

ブランドが浸透して郊外でも認知されていくには、それなりの時間がかかるのではないでしょうか。

その間に、ライバルたちもキャッシュレスのテイクアウト専門店の出店攻勢をかけてくる可能性だって十分に考えられますね。

 

おまけ ブルースターの先には?

 

西山氏のビジョンには、ブルースターの先もあるようです。

 

西山氏がホリエモン(堀江貴文さん)と対談した際に
ハンバーガーの次はチキン」というお話しをされています。

どうやら次は、ケンタッキー・フライド・チキンの市場を奪いに行くような新しい業態を考えられているようです。

youtube 牛角創業者がマクドナルドに挑む!?コロナ禍でも好調の新業態の秘密【西山知義×堀江貴文】

 

あの鳥貴族も8月には、トリキバーガーというチキンバーガーの新業態のお店を出すようですし、チキン市場も今後要チェックですね。

 

まずはこのブルースターバーガー、西山氏肝いりのプロジェクトですので、今後どうような展開を見せるのか、とても楽しみです。

このブログでも追跡調査していきたいと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

【昨日のできごと】

3:20起床。

朝勉は、税務雑誌のオンライン研修の視聴から。
今日は「令和元年会社法改正の概要」。大学の先生の講義でした。
私も大学院時代に会社法を少しだけ学び、懐かしい感じ。
実務というよりは、研究分野として興味深い内容でした。

その後は、YouTubeで情報収集。
YouTubeは子どもたちも毎日見ていて、CMがあまりにも多いので、ファミリープランに加入してみました。

雨で長男・次男のサッカー練習がオフになったので、家族でイオンに。
妻は、JTBで旅行の申込みをしている間に、私と子どもたちは楽器屋さんや本屋さんで遊びました。
お昼に食べたトリドール(丸亀製麺を展開)のヤマキ商店という焼肉丼のお店。
すでに3~4回食べてますが、かなり美味しいです。
ブルースターよりも正直、こちらの方が分かりやすくて美味しいかも。
ちゃんと炭火で焼いてますので、回転は遅いのですが、確実に美味しいです。

午後は、昼寝後にブログ執筆、夕方には「進撃の巨人」子どもたちを見るという一日でした。

 

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