税理士試験、年に1回の試験で、失敗は許されません。
ところが、私は何回か、やらかしてしまったことがあります。
今日は、そんな失敗事例のお話しです。
私の失敗を参考にして、絶対に回避してください!!
昨年やってしまったホットな失敗
税理士試験では、例年、答案用紙はB4のサイズでしたが、昨年からA4サイズに変更になりました。
これにより、受験会場の机が狭いと不利なんじゃないの問題(昨日のブログで触れました)は、多少解決されたかもしれませんね。
また、このサイズ変更に合わせて、大手予備校の答練教材も、A4サイズに変更になったため、ファイリングするのに、楽になったのではないかと思います。
さて、このサイズ変更によって、実は困った問題も起きていたのですが、それは、答案用紙の枚数多すぎ問題です。
実際の昨年の消費税法の解答用紙は、こちら
国税庁HPで公表されているんですね。今、初めて知りました。。
全部で19枚、理論だけで10枚に及んでいます。
昨年の受験で、私が経験したミスは、
解答を違うページに書いてしまう、
というミスでした。
本試験終了後、受験番号の見直しをしていたところ、理論の解答用紙が最後に2枚白紙になってしまったため、異変に気付き、血の気が引きました。
私が間違えたのは、問2の(3)の解答を問2の(2)に書いていたようです。
幸い問2の(3)は、簡易課税の計算方法に関する理論で、あまり書けていなかった部分(他の受験生もおそらく書けそうにない難問)でした。
それでも、計算の知識を動員して、ある程度は作文していて、1~3点の加点は期待できたところなので、本当にあわや命取りのミスでした。
(ひょっとして、答案用紙のページ間違いは、サイズ変更初年度ということでサービス加点してくれたのかな?と思ってしまう程、ぎりぎりの点数だったはずです。)
こんなミスは、余りないかもしれませんが、やってしまうと本当に命取りなので、絶対に避けていただきたいと思います。
私が記入ミスしたのは、これが初めてではなく、去年の全国公開模試でも、計算問題の問2の解答を問1に記入し続けるという、ミスをしていました。
本試験は、とくに異常な緊張感の中で行われますので、普段は絶対しないようなミスをしてしまうものです。ご注意ください。
タイマーの押し忘れ
昨年の本試験でやってしまったミスがもう一つ、ありました。
このタイマー、税理士試験のお供としておなじみのものですが、このタイマーを「始めてください」と同時に押すはずが、押さないまんま、試験をスタートしてしまい、5分後くらいに気づいて、そこから、タイマーを押すことになりました。
その結果、試験中は、タイマーを見ながら「+5分」というしょうもない意識を働かせる必要が生じてしまい、ロスになりました。
こんなミスをする人もそうはいないと思いますが、尋常ならざる緊張感で行われるのが本試験ですので、念には念をいれて、タイマーを押すところから、スタートしていただけたらと思います。
何なら、問題用紙の上にタイマーを置いて、さらには、クイズの回答者のようにタイマーを早押しできる状態で手をセットしながら、試験開始を待つくらいでも良いかもしれませんね。
普段飲まない栄養ドリンクはヤバし!
これは、税理士試験の失敗ではなく、税理士試験の前段階の簿記1級を受験していた時の失敗です。
私は、栄養ドリンクの類があまり好きではなく、普段は全く飲まないのですが、簿記1級を受験する際に、景気づけに栄養ドリンクを飲むことにしたのです。
大昔の大学受験生の頃に、和田秀樹さんという方の受験指南本で、おススメされていた、栄養ドリンクを飲むとテンションが上がって良い、という話しを覚えていたので、飲んでみたのです。
ところが、これが大失敗で、試験時間中に突然、猛烈な尿意(汚い話しで、申し訳ございません)をもよおし、トイレに行こうと思い試験官にその旨を伝えたところ、「途中退出すると再入場できませんが、よろしいですか?」と言われてしまい、我慢しながら問題を解いていたのですが、結局、試験時間がまだ1時間以上も残っていたので、断念して、退場することになりました。
幸い簿記1級は、年2回の試験があり、全経上級という同じ趣旨(税理士試験の受験資格が得られる)の試験も年2回あることから、その後の試験で、すぐに挽回することができました。
私と同じような人がいて、裁判で争っていたことを最近知って、びっくりしました。
栄養ドリンクに限らず、最近流行のエナジードリンクも同様に、カフェインによる利尿作用があるようですので、これらのドリンクを普段飲んでない方は、本試験でのご利用は、やめた方が良いかもしれません。
ちなみに、税理士試験では、トイレの退出は認められていたと思います。
どこを探しても、認められている記述はないのですが、いずれにしても、トイレ退出で3~5分ロスってしまったら、それだけで、合格の可能性がほとんどなくなってしまうのが税理士試験の厳しい現実、だと思いますので、トイレについては、細心の注意を払っていただきたいと思います。
ちなみに、公認会計士試験では、トイレ退出は認められているようですね。
調べてみると面白いですね。こんなテーマで論文でも書いてみたくなります。
まさか迷子になるなんて、
最後の失敗ですが、これも、防げた失敗です。
簿記論と財務諸表論を同時に受験した年のことなのですが、最寄り駅から大学まで、結構、遠い会場でした。
その時は、下見をしておらず、試験日当日は、人の流れについて、なんとなく歩きながら、アイフォンのMAPアプリをみていたのですが、会場にたどり着かずに、変なところに連れていかれてしましました。
その後、どうやってたどり着いたのか記憶にないのですが、その時は、試験開始15分前に到着し、ほとんど、落ち着く暇なく、試験官の説明が始まってしまったのです。
これは下見をしておけば回避できたミスであり、絶対にしてはならないミスです。私は、交通機関の確認(電車・バスの本数や込み具合)も含めて、試験日と同じ時間帯で、下見をすることをおススメいたします。
今回は、試験当日にやってしまった失敗を集め、お話ししてみました。
多分もっとあるような気がするのですが、また思い出したら、書いていきたいと思います。
ちなみに、実は、最初にお話しした答案書き間違いの回も、最後にお話しした迷子になった回も、結果的には合格しています。
ですので、万が一、試験当日に想定外のアクシデントが起こっても、あせらずに、私の事例を思い出しながら、むしろ合格フラグ立ったかな?くらいに思っていただいた方が、良いと思います。
「災い転じて福となす」
ピンチをチャンスに変えて、税理士試験を乗り切っていただきたいと思います。
【昨日のできごと】
昨日は、専業主夫の一日でした。
夕方4時から、オンラインセミナーだったので、
子供たちのおやつや洗濯ものたたみやら、、全てのスケジュールを前倒しして、なんとか4時からセミナーを受けることができました。
オンラインセミナー、遠方の方のセミナーも、自宅で受けられるので、
大変助かっています。