漢字検定2級を受けてきました④ 漢検2級の学習内容について・続

45才のおっさんが、漢字検定2級に、10日間でチャレンジ。

もう少しお付き合いください。

 

 

前回の投稿では、漢検2級の学習内容について、お話しさせていただきました。

 

漢字検定2級を受けてきました③ 漢検2級の学習内容について

 

漢検2級の学習内容は、こちらの9ジャンルに分かれます。

 

① 読み
② 部首
③ 熟語の構成
④ 四字熟語
⑤ 対義語・類義語
⑥ 同音・同訓異字
⑦ 誤字訂正
⑧ 送りがな
⑨ 書き取り

 

前回は、①~④をお話させていただきましたので、
今回から⑤からはじめます。

 

対義語・類義語は大量失点の可能性あり

 

⑤の対義語・類義語は、簡単そうに見えて、難しいジャンルです。

出題パターンとしては、対義語の例をみると

1 強硬 2 存続 3 悪臭 4 分割
5 寛容6 暴露 7 固辞 8 賢明
9 虚弱 10 直進

という問題に対して、

ひとく なんじゃく ほうこう きょうりょう
かいだく いっかつ あんぐ だこう
がんけん はいし

という語群が与えられるので、この語群の中から対義語を見つけ出して、漢字に直します。

ちなみに、正解は、

1 軟弱 2 廃止 3 芳香 4 一括
5 狭量 6 秘匿 7 快諾 8 暗愚
9 頑健 10 蛇行

です。1~4と10は、すんなり入るかもしれませんが、5以降は、なかなか難しいですね。

なんとなく、言葉はわかっても、漢字が書けないと点にならないところもきついです。

また、慣れていないと、なかなか与えられた語群から適切な言葉を見つけ出せずに苦しみます。

うっかり間違った言葉を選んでしまうと、その他の問題も芋づる式に点を落としてしまう可能性もあるので、しっかり対策したいジャンルです。

 

割と勉強しやすいジャンルもある

 

次に、⑥の同音・同訓異字は、割と勉強しやすいジャンルです。

 

例:カタカナを漢字に直しましょう。

自由ホンポウな生き方を貫く。 (奔放)
ホンポウに年二度の賞与がつく。 (本俸)

 

与えられる文章や漢字もそんなに難しいものではないので、頭にイメージできた漢字を正確に書けるようになれば、十分(といっても、そこが難しいのですが)だと思います。

 

⑦の誤字訂正も、比較的勉強しやすいジャンルであると考えます。

 

例:まちがっている漢字を1字を正しい漢字になおしましょう。

製品を共同開発する提契企業間でも研究情報の共有には慎重を期すべきだ。

契→携 (提携)

 

漢検2級には、こういう問題にありがちなひっかけの部分があまりなく、間違いを見つけ出すことは難しくないでしょう。

また、間違っている箇所が一箇所だけと決まっているのもラクですね。

 

⑧の送りがなは、難易度は高めです。

普段の話し言葉としては、使っている言葉でも漢字に直してみると、難しい言葉、というものが結構あることに気付かされますね。

 

例:太字のカタカナを漢字1字と送りがなに直しましょう。

勘違いもハナハダシイ。 (甚だしい)
懐にお守りをシノバセル。 (忍ばせる)
すだれで夏の日差しをサエギル。 (遮る)
ナツカシイ故郷の土を踏む。 (懐かしい)

 

私の初見での解答は、(甚しい)(忍せる)(書けない)(懐しい)でした。

おそらく、このヘンの間違いは、良くある話しで、パソコンの変換ソフトでも間違った方(懐しい)も、出てきますね。

この送りがなは、漢字や言葉自体は難しくないので、問題演習をしっかりして、間違えたところを暗記すれば、十分対応できると思います。

 

最大の難関は書き取り

 

最後に⑨の書き取りですが、ここが最後の難関になると思います。

そして、①の読みとともに、最大の配点が与えられていますので、ここで大きく点を落としてしまうと、合格は厳しくなると思います。

では、例題でレベル感を見ていただきたいと思います。

 

例:太字のカタカナを漢字に直しましょう。

耳鼻インコウ科を受診する。 (咽喉)
祖父がノウコウソクで倒れた。 (脳梗塞)
エンコンによる犯行だと思われる。 (怨恨)
オレとお前の中じゃないか。 (俺)
規則はすでにケイガイカしている。 (形骸化)

 

いかがでしょうか?

頭に漢字のイメージが浮かぶとは思いますが、実際に書き出すのは、なかなか難しいのではないかと思います。

ですが、実は、この問題集では、ここにたどり着くまでに、すでに何度となく同じような漢字の問題が、他のジャンルで出ていたりもします。

ですので、問題集を頭から順番にこなしていけば、この最後の書き取りにたどり着く頃には、ある程度の「書き取り力」がついていると思います。

 

私も、この書き取りから勉強をはじめていたとしたら、挫折したと思われますが、最初に読みをこなして、部首をこなして、と漢字トレーニングを進めるうちに漢字脳がよみがえってきていたので、この書き取りの壁も突破できました。

ですので、問題集は、どこからやっても良いものではありますが、漢字検定に関しては、頭からこなしていくことをオススメします

 

少し長くなりましたので、続きは次回とさせていただこうと思います。

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

こちらのテキスト1冊で勉強しました↓↓


 

 

【昨日のできごと】

2:50起床。
今日もFP2級の勉強からスタート。
生命保険の基本と商品。3級より内容が詳しくなっていて、勉強になり面白いですね。私は、生命保険には入っていませんが。

もう一つの勉強として、取り寄せていたけれど、ずっと読んでいなかった「安楽亭事件」の判例評釈論文を速読。私の大好きな株主優待に関するテーマで、とても興味深い事件です。もう一度、大学院で研究するとしたら、このテーマは面白いかも、と思いました。

その後、子供を送ったあと、すぐに3男(3才)の保育園の運動会を観覧。
30分間で、かけっことダンスを見てきました。まだまだ3才、小学生や幼稚園生と比べると幼いですが、ちょっと前まで赤ちゃんだったのですから、立派に成長してますね。

その後、11キロジョギングして、昼寝。
午後からは、ブログ執筆、子供たちのお迎え、夕方は図書館で借りた本を5冊速読、という一日でした。

 

 

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