税理士として参加するコールセンター業務
続きです。
前回の投稿では、コールセンター業務のお話しさせていただきました。
今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。
就業時間は?
今回のコールセンター業務は、朝の9:30から17:00までという時間でした。
別の時間帯として、9:00~16:30という時間帯もありました。
この時間帯は選択できるものではなく、事前に割り振られていたようです。
お昼休憩は12:30~13:30の1時間。
この時間は、外出することもできます。
私は、勝手知ったるさいたま新都心の飲食店街に繰り出しました。
飲食店街の沖縄そば屋さんでランチ。
店内に流れる琉球三味線の音楽に癒やされながら、つかの間の休息です。
休憩は自由にとれます
お昼休憩の他にも、午前と午後に1回、10分程度の休憩も取って良いというお話しもありました。
また、トイレに行きたいときは自由に行くこともできます。
机の上には、チョコレートや飴といったささやかな差し入れもおいてありましたね(撮影禁止なので、内部の写真は撮っていませんが)。
コールセンターでは、電話がひっきりなしにかかっているようです。
税理士側では、電話OKの状態のボタンを押すと数秒~数10秒で新しいコールがあります。
電話は殺到していて、取り放題です。
やる気がある方は、いくらでも質問に答え放題ですね(笑)。
私は体力の温存を図って、1件電話を取るごとに簡単に事績をまとめたり、質問の解答が本当に正しいかネット検索してチェックしたりして、時間を置くようにしていました。
疲れてくると、電話での答え方もだんだん雑になってきてしまうので、この温存策は正しかったような気がします。
質問の内容は?
電話相談の内容は、多岐に渡っています。
基本的には確定申告の内容についてですが、それ以外にも、贈与税の内容も何件かありました。
一番多かった質問は、高齢者のかたの電話で年金の確定申告に関する質問です。
聞いていると、ほとんどの方は申告する必要がない方なんですよね。
こういう方のお問い合わせが多いので、税務署はこの時期に忙しくなってしまうんでしょうね。
年金収入だけの方とは、実務上、接することはあまりないので、答えるのに割と苦労する質問ではありした。
続いて多かった質問は、住宅ローン控除初年度の確定申告に関する質問です。
住宅を購入して初めて確定申告をするという方も多いでしょうから、しょうがないですね。
特に全部事項証明書の見方は質問が多かったようです。
こちらは実務でもよく扱う事例なので、割と答えやすい質問ではありました。
そして質問事項のトップスリーの最後は、医療費控除についての質問です。
医療費が10万円未満の方のケースや、タクシー代が入るかどうか、またインフルエンザの予防接種が入るかどうか、といった質問も多いようです。
こちらも割と答えやすい質問が多かったですね。
このトップスリー以外の質問もいろいろとありました。
私は、当日に合計40本の電話を取りましたが、困ったのはスマホを使っての申告に関する質問ですね。
これは私は全く触ったことがなかったので、戸惑いました。
質問についての知識がなく、うまく答えられなかったとしても、電話を保留にして、現場にいる国税局の職員さんに教えてもらうこともできます。
私も恥をしのんで、何度か職員の方に助けてもらいました。
恥をかきながら少しづつ、税理士としての経験値を上げていくしかないですね。
経験値を上げる場として、コールセンター業務は最適の場でした。
ドラクエⅡでいえば「ロンダルキアの洞窟」のようなもの。
あくましんかんやキラーマシンといった強敵やはぐれメタルのようなレアな質問に対応することで、税理士力の大幅アップが期待できます。
以上3回にわたって確定申告のコールセンター業務について、お話してきました。
税理士になりたい方、なったけれどコールセンター業務を経験していない方、今後のご参考にしていただけたら幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
Have a wonderful weekend !!
【昨日のできごと】
3:30起床。
起床後にブログ投稿を。
子どもの送迎のあとに、スポット相談を1件。
自宅から歩いていける方なので、移動がとても楽で助かります。
今後について興味深いご提案をいただき、楽しみな展開です。
あまり日中に外を歩かないのですが、いつの間にか、春の陽気で外歩きが気持ち良い季節になりましたね。
戻って、洗濯物を畳んで配達された食材を冷蔵庫に入れて、食事。
その後すぐに、午後の顧問先訪問に。
市内の顧問先が多く移動時間が少ないため、たいへん助かっています。
緊急で次男の小学校のクラスが学級閉鎖になってしまったとメールが来たため、車の運転をしながらハンズフリーで学校や学童に電話。
顧問先面談後に、もう1件市内の顧問先で資料回収をしてから、次男のお迎えに。
次男を自宅で遊ばせつつ少し仕事をしてから、子どもたちの宿題や進研ゼミの丸付け。
その後、仕事をちょこっとして夕食のしたく、という忙しい兼業主夫な1日でした。
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