個別記帳指導
新人税理士におすすめです。
前回の投稿では、個別記帳指導の続きのお話しさせていただきました。
今回は引き続き、個別記帳指導について、お話しさせていただこうと思います。
良いリハビリの場としての個別記帳指導
前回の投稿でもお話したとおり、個別記帳指導は、新人税理士の実務のトレーニングにもなります。
また、半年間という期間をかけて納税者の方と、たったの4回という回数ではありますが、定期的に向き合うことができます。
この期間に実際に納税者の方とふれあい、生の質問を受けたり、雑談を交わしたりする中で、開業までのブランク(私の場合、退職から開業まで1年ちかくブランクがあったため)で失われつつあったものを取り戻したように思います。
ですので、まだ顧問先が無かった私のような新人税理士にとっては、良いリハビリの場にもなりました。
実務経験が少なく、顧問先の担当業務の下積みがあまり出来なかった新人税理士さんや産休・育休等で仕事にブランクがある税理士さんにとっても、こういった記帳指導の場はおすすめかもしれません。
報酬の金額や入金時期は?
この個別記帳指導は、以前にもお話したとおり、報酬が発生します。
ですが2時間の指導でもうらことができる報酬は、1万円ちょっとです。
そこからしっかりと源泉所得税も10.21%徴収されてしまいますので、実際の手取り額は、9,000円ちょっとです。
開業して日が浅い税理士さんの中には、手元のキャッシュが薄くて、なるべく早く現金収入がほしいという方も多いと思います。
ですが残念ながら、この個別記帳指導の報酬は、すぐに手元に届くお金ではありません。
仕事をしてから請求をして、実際に銀行口座に入金があるのは、2ヶ月後の話しになります。
ですので、この仕事については、目先の現金収入がすぐに入るわけではないので、ご注意いただきたいと思います。
それでもプライスレスな経験を
また、この個別記帳指導は、実際に納税者の方と面談をしたあとに、税務署の方に渡すべき書類が何点かあります。
その書類には、統括官のはんこをもらって返却してもらう資料もあります。
指導が終わったあと、その勢いでこれらの資料をまとめて、その場ではんこを貰っても良いのですが、私は書類を持ち帰って、自宅で整理してから税務署に郵送するようにしていました。
また、次回に会ったときに話しが噛み合わない、ということがないように面談時の内容は、Evernoteという記録アプリにまとめて事績を残すようにしています。
次回するときは、その事績を読み直して、話しがスムースに進むようにしっかりと準備をしていきます。
これらの一連の流れを含めると、1万円ちょっとの報酬では割にあわないかもしれません。
ですが、新人税理士として、開業して日が浅い納税者の方と直接に触れ合って、経験を積むことができることは、けっこう貴重な経験になります。
また指導の流れの中で、納税者の方が税理士を気に入って、顧問契約を希望するという流れになる方もいらっしゃるようです。
税務署としても、そういうケースがあっても別に良いというスタンスのようですね。
私の場合は、そういったケースには該当せず、普通に全4回の指導を終えてました。
ですが、Twitter経由で他の税理士さんの情報なども見ていると、こういう恵まれたケースだけではないようです。
中には、面談の約束をしていたのに、すっぽかして音信不通になってしまう方や、納税者の方のクセが強くてなかなか指導がうまくいかないという事例もあるようですね。
どうやら必ずしもいいことばかりがあるわけではないのが現実のようです。
ですが、そういったトラブル等も含めての個別記帳指導。
新人税理士のお金には変えられない貴重な経験を積む場として、うまく利用したいものです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
【昨日のできごと】
5時起床。
2度寝をして、たっぷり8時間睡眠してしまいました。
起床後に、まずは仕事から。
確定申告もいよいよ大詰め。
ずいぶん苦労しましたが、ようやくゴールが見えてきました。
朝食を食べたら、再び仕事に。
片付いたら、エアコンのフィルターの掃除を。
びっくりするくらいホコリが溜まっていてビックリです。
午後は昼寝をしたあとで、子どもたちとアニメ鑑賞を。
「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」は漫画でも読んだことがなかった(ジョジョは、第2部の途中で挫折)のですが、恐ろしく面白いですね。
スタンド使いの空条承太郎、カッコよすぎです。
その後、子ども達とパズルゲームをして、もう一仕事。
流石に疲れたので夕方は仕事をやめて、YouTube鑑賞。
ロシア関係のアメバニュースを倍速で見まくりました。
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