税理士登録に必要な書類
最後の最後です!
前回の投稿では、在職証明書以外の税理士登録に必要な書類について、お話しさせていただきました。
今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。
⑰ 源泉徴収票又は確定申告書のコピー
「在職証明書の裏付けとしての確認」とのことです。
⑬とかぶってくる可能性はありますね。
私の場合は、在職証明期間と大学院通学期間の両方の証明が必要だったため、合計4年分の確定申告書のコピーを提出しました。
ちなみに、確定申告書のコピーと、電子申告している場合にはメール詳細が必要になります。
私は、このメール詳細を保存しておらず、e-taxの番号も取り直してしまったため、課税証明書をセットで提出しました。
ここからは、個別対応の書類です
ここから先の書類は、全員に必要な書類ではなく、該当する方のみの必要書類です。
⑱ 税理士事務所(税理士法人)と会計法人の関係について
税理士法人と会計法人の両方に所属していた場合に必要になります。
私はこのパターンでしたので、この書類が必要でした。
詳細は、こちらをご覧ください↓
税理士登録に必要な書類について② 在職証明書が複数必要な場合
添付書類もあり、難易度が高いですね。
⑲ 職務概要説明書
実務経験の証明のときに、会計業務と他の業務を兼任している、又は他の会社に併行勤務している場合に提出する書類です。
書式は自由とのことです。
ここにあてはまる方は、ほとんどいないのではないかと思います。
⑳ 勤務時間の積上げ計算書
パート、アルバイト、派遣労働等で正規雇用の方と同じ丸2年に相当する実務経験があるかどうかを計算する書類です。
私はこの書類は提出していないため、詳細は不明ですが、なかなか難しく手間がかかる部分だと思いますので、ご注意いただきたいと思います。
㉑ 大学院通学状況説明書
在職証明期間に大学院に通っている場合は、この書類が必要になります。
合わせて、大学院の講義のカリキュラムの写しと成績証明書の添付が必要になります。
私が聞いた限りでは、その他にさらに、通学期間中のタイムカード、出勤簿、給与支払い台帳のコピー(2年分)が必要になり、これらの書類の各ページに税理士の押印(実印)が必要、というお話しでした。
これだけの書類を集めるのは、かなり大変なのですよね。
しかも勤務先の協力が必要なので、慎重にすすめましょう。
事務所の設置に関する書類も必要です
㉒ 税理士事務所の設置に関する書類
開業税理士となる場合、必要な書類です。
事務所の確保ができているかどうかのチェックになります。
私の場合は自宅開業ですので、
① 建物(自宅)の登記事項説明書
② 間取図
③ 税理士事務所設置同意書
の3点が必要でした。
①については、法務局で簡単に入手できます。
②については、自宅(持ち家)を購入したときに不動産業者さんからもらったチラシをコピーして、貼り付けて、事務所として使う部屋にマーカーで色を塗りました。
③については、自宅が妻と共有名義になっているので、妻の同意を得ていることを証明する書類ですね。
同意書は、開業場所がマンションの一室であったり、雑居ビルの一室だったりと様々なパターンがあると思います。
それぞれによって、必要書類が変わりますので、詳細は税理士会にお問い合わせください。
以上が私が、提出した主な書類です。
他にも、詳細は省きますが、必要に応じて提出する書類があります。
一応、ここに名前だけ列挙させていただきます。
㉓ 会社の履歴事項全部証明書
㉔ 無職期間の事情説明書
㉕ 退職理由説明書
㉖ 業務執行に関する誓約書
㉗ 退職同意書
㉘ 旧姓使用承認申請書
㉙ 戸籍抄本又は個人事項証明書
㉚ 税理士法人の社員資格証明申請書
㉛ 社員税理士・所属税理士同意書
㉜ 税理士法人の定款の写し
㉝ 登録抹消した理由及び再登録する理由
㉞ 建物全部事項証明書の所在と住居表示の違いについて
㉟ 事務所所在地と住所地が遠隔である場合の届出
これらの書類を私は提出しておらず、詳細は不明のため、説明は省略させていただきます。
申請者の方の個別の事情で必要書類が変わる、というイメージを掴んでいただけたら幸いです。
ひっかりそうなところは、事前に税理士会の登録課の方に相談しましょう。
それにしても、書類の量、膨大ですよね。。
書類集めのポイント
ここまで5回の投稿で、税理士登録の書類についてお話しさせていただきました。
おそらくほとんどの方が「思った以上に大変だなぁ」と思われたと想像します。
私も税理士会からもらった書類をみて、しばらく固まってしまいました。
そして、2ヶ月以上もかかって、なんとか書類を集めました。
ですが、しっかりと事前に準備をしておけば、2ヶ月も時間を掛ける必要はなかったはずです。
そこで、書類集めのコツをまとめとして、お伝えしたいと思います。
① 職歴を過去の履歴書等で隙間なく、はっきりとさせておく
② (比較的大規模な事務所にお勤めの方)
勤務先に自分が所属していた組織・法人をはっきりさせておく
③ 税理士会(登録課)の方にコンタクトをして、FAX・メール等で税理士登録申請書・履歴書・在職証明書等、気になる(書き方が良くわからない)書類を下書きして送って、チェックしていただく
④ 税理士会の方の添削を受けて、清書する
⑤ 在職証明書を勤務先のボスにお願いする
(税理士会に添削を受けて、完璧な下書きを準備しておく)
⑥ 最後に公的な証明書(住民票や登記関係など)を一気に集める
ここで、大事になってくるのが、①②③の下準備ですね。
経歴が複雑でない方は良いと思いますが、大学院に通っていた方、事務所に複数箇所勤務している方、転職が多い方、等事情が複雑な方は要注意ですね。
ここがあやふやなまま、適当に書いて進めてしまうと、後々、税理士会のチェックにひっかかり、修正を繰り返して、時間をロスすることになります。
また、ただでさえナーバスな在職証明の部分で、ミスがあるとやり取りが増えて大変です。
私は、大学院の免除通知が着てから動き出しましたが、①②の部分は、通知が来る前にできますし、場合によっては、③④まで進めてしまえばもっと早く集められると思います。
ただし、⑥については、申請日から3ヶ月以内に取得したもの、という縛りがありますので、あまり早く取得しないほうが良いと思われます。
そして、この前段階として、
0. (退職前に)在職証明がゲットできるようにボスと良好な関係を築いておく
というところが、一番大事なポイントです。
ここは時間をかけて、慎重に進めていただければ幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
Have a wonderful weekend !!
【昨日のできごと】
3:24起床。
昨晩21時前に寝たので、早起きできました。
朝勉は、税理2月号のチェック。引き続きコロナ関係の記事。
不動産貸付業者の方は、家賃の減額でダメージがありますよね。コロナ禍で店子さん(飲食店等)の家賃の減額が良く話題になりますが、大家さんサイドにも返済スケジュールがあることを忘れてほしくないですよね。
その後、宅建士のテキストを決めた(結局、人気No1の「みんなが欲しかった!」シリーズ)ので、1時間だけ勉強。新しい資格に挑戦するのは楽しいですね。ですが、試験まで日にちがあり過ぎ(10月が試験)なので、この資格の勉強は、まだ早いかなとも思います。
また、気になっていたスタディプラスというアプリを使って勉強時間を記録してみました。なかなか便利ですが、これはこれでSNSみたいですね。
他の受験生の方といいねをおくり合っていると時間がなくなってしまうので、利用は大人しくいこうと思っています。
午前は、11キロのジョギングをこなして、事業プランを少し考え、午後からはブログの執筆、お迎えという一日でした。
ブログランキングに参加しています。
よろしければ、↓のボタンをポチッとしていただけると、とっても嬉しいです。