NISA口座(非課税口座)で、長期投資を楽しもう② ジュニアNISAは廃止?

NISAを使って、節税しながら資産形成を。

ジュニアNISAは、どうでしょうか?

 

 

前回の投稿では、NISA口座(非課税口座)で長期投資を楽しもう、という内容で、お話しさせていただきました。

 

NISA口座(非課税口座)で、長期投資を楽しもう①

 

今回は、その続きから、お話しさせていただこうと思います。

 

ジュニアNISAは、2023年までで廃止が決定

 

前回の投稿では、ジュニアNISAについては、

口座開設者(子供)が18歳になるまでは、払い出しができない

ため、とても使いにくい、というお話しをさせていただきました。

 

そのせいもあってか、ジュニアNISAは、2023年までで廃止されてしまうことが、すでに去年の税制改正大綱で決まっていたようです。

驚くべきことは、廃止された後には、2024年から非課税で払い戻すことができることになったということです。

 

廃止が決定することで、利便性がアップするという皮肉

 

この改正は、ジュニアNISAの
不便な点が解消されて、一気に便利になってしまいます。

ジュニアNISAは「利用実績が乏しい」ため、廃止されるのですが、廃止が決定して法改正されたことにより利便性が上がり、一気に利用実績は上がっているのではないでしょうか?

 

実際、私はこの情報を知るや否や、
子供3人分のジュニアNISA口座を秒速で、開設しました(笑)。

すでに、証券会社に未成年口座を開設されている方であれば、手続きは比較的ラクだと思います。

 

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廃止されるジュニアNISA、残りは4年間の非課税枠

 

ジュニアNISAは、廃止されるまで、今年(2020年)を含めてあと4年です。

 

今(2020年12月11日)から、未成年口座を開設して、年内にジュニアNISAを始めるのは、日程的にタイト過ぎるので、ほぼ無理かもしれません。

理由は、今ネット証券に申し込みをしたとしても、証券会社から、住所確認の郵送による書留送付があり、その後に、こちらから書類を返送して、証券会社が税務署に申請を出す、という流れのため、年内にこの作業が収まるかは、かなり微妙だからです。

 

私は、とりあえず秒速で申請はしたものの、2020年分はあきらめて、2021年分からの3年間の非課税枠を使うことができれば、問題ないかな、と考えています。

 

この廃止決定でジュニアNISAの潜在的なニーズが引き出されて、口座数が増えてくれば、NISA全体が2024年から大きく改正されていることから、ジュニアNISAもこの使い勝手が良くなった(18歳までの払出し制限がない)新バージョンを、2024年から再スタートさせると、面白いのではないか?と個人的には、考えています(あくまで、筆者の希望的見解です)。

 

非課税枠の金額は?

 

ジュニアNISAが、年間の非課税枠(投資上限金額)は、80万円です。

3人の子供がいるわが家では、80万円を3人分で240万円、
これを3年間使えるとすると、720万円の非課税枠を、使うことが可能です。

そんなにたくさん投資にかけられるお金が無いです、という方もいるかもしれませんが、これはあくまで「枠」なので、全部を無理に使い切る必要はないのです。

また、1年間に新しい株式を80万円分購入して長期保有して積み上げていく、と考えると大きい資金が必要になります。

ですが、10万円の株式の売買を非課税で8回行う、というように、再投資をすることで「枠」を使っていく、という方法もありますので「資金が少ないから」と利用を諦めている方は、見直しをされたほうが良いかもしれません。

 

NISAのデメリットは、損失が出た時に通算できないこと

 

NISAのデメリットは、損失が出た時に、他の銘柄の配当や売買益と相殺することができないことと、損失を翌年以降に繰り越すことができないことです。

そのデメリットはありますが、私は、長期投資で株式を保有しながら7年間NISA口座を利用していて、今のところ、非課税のメリットのほうが、損失時のデメリットをはるかに上回っています。

 

その成果は、今後の投稿で、お話しさせていただこうと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

もう週末。しかも、年末感もだいぶ出てきましたね。

Have a wonderful weekend !!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

 

【昨日のできごと】

3:39起床。
プチ2度寝です。昨夜も、三男(3才)がぐずって、15分くらい抱っこをしていたため、若干の睡眠不足です。
朝のルーティンの後は、税理12月号チェック。相続の特集記事の素読、この記事は、相続ビギナー向けの内容で分かりやすいです。FP2級の勉強にもなり、一石二鳥ですね。

午前は、ジュニアNISAについての調べごとと登録作業の続き。
履歴書を一日単位で細かく作成しているのですが、かなり大変です。私は、3回しか職歴は無いですが、転職歴がたくさんある人は、どうするんでしょうね?

お昼は、欧州サッカー(CL)をダイジェスト視聴。
UEFA公式のダイジェスト映像は、圧縮し過ぎの2分間。雰囲気では、今年もバイエルン・パリが中心の優勝争いでしょうか。ネイマール選手が、非常に調子が良さそうですね。スペインのバルサとマドリーは、どこまで残れるのか。あまり期待せずに見守りたいと思います。

その後、ブログの執筆をして、子供のお迎え。
夕方は、以前にお世話になっていた職場の代表と先輩と会食、という一日でした。

 

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NISA口座(非課税口座)で、長期投資を楽しもう①

NISA(ニーサ)という口座があることは、ご存知でしょうか?

配当や売買益が非課税で、株式を取引できる制度です。

 

 

NISAとは?

 

株式投資に対する税金について、意識する機会は、あまり多くないように思います。

というのも、普通、株式投資をする上で、多くの方が特定口座を選択しているからだと思われます。

特定口座で取引していると、株式の売買益や配当に対する税金は天引きされて、自分で計算をする必要がないため、税金を払っている、という意識はなかなか生じないですよね。

 

実は、株や投資信託に投資をして、売却益や配当を得た場合、約20%の税金がかかっていて、特定口座では、その税金が自動的に計算されて、天引きされてしまうのです。

ところが、NISA口座を使って取引をすると、売却益や配当が非課税になるというお得な制度です。

 

NISAには、3つの種類があります

 

NISAには、現在、3つの種類があります。

その3つをここで、ご紹介させていただきます。

 

NISA

NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
金融庁HPより

 

つみたてNISA

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
金融庁HPより

 

ジュニアNISA

ジュニアNISAとは、2016年度から始まった未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。
未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
金融庁HPより

 

私が利用しているのは、一般NISA

 

私が利用しているのが、ノーマルな一般NISAです。

2014年(平成26年)の開始当初から毎年ずっと利用しているため、7年間利用していることになりますね。

 

ちなみに、2014年2015年の限度額は、100万円まででした。

2016年(平成28年)から、120万円に限度額が広がりました。

 

一般NISAとつみたてNISAは、併用することができないため、私には、つみたてNISAを利用するという選択肢はなかった(つみたてNISAは、2018年スタート)のですが、今からNISA制度を利用するとしても、つみたてNISAよりは、一般NISAを利用することになると思います。

 

ビギナーで投資が苦手という方は、つみたてNISA

 

私の場合は、一般NISAで、個別株(日本株・米国株)を購入しながら、非課税枠を使っています。

ですが、
「自分で個別株を選んで投資するのは腰が引ける」
「プロが運用する投資信託じゃないと無理」
という方には、つみたてNISAの方が、あっていると思います。

つみたてNISAは、年間40万円までの枠で、投資信託を積み立てていき、非課税で保有できる期間が20年間もあることから、じっくりと腰を据えて運用することができます。

せっかちなおっさん(私)には、無理ですが、20年も筋の良い投資信託に資金を投じて寝かせたら、素晴らしい果実(運用益)がなっているかも(しかも非課税で)しれませんね。

ちょっとうらやましいです。

 

ジュニアNISAにひそむ超絶デメリット?

 

ジュニアNISAは、私のように子供(3人)がいて、それぞれに証券口座を作って、株主優待をより多くゲットするために株主優待銘柄を分散させている投資家にとっては、非常にありがたい制度のようにも思えます。

ですが、実は、とんでもないデメリットが存在します。

 

それは、口座開設者(子供)が18歳になるまでは、払い出しができない、というルールで、もし払い出しをした場合は、過去に非課税とされた利益に課税される、そうです。

18歳までとは、いくらなんでも先が長すぎるので、私には無理でした。

 

私の場合は、長期投資を基本としてはいますが、投資している企業の株主優待が廃止・縮小になったり、企業の内部・外部環境が変わってしまって、損切りまたは利益確定して撤退しないければならない場面が、必ず出てきます。

また売買のつど、親子間で資金の出し入れはしょっちゅうしていますので、資金の出し入れを制限されてしまうジュニアNISAを利用することは、無理でした。

 

無理でした、でおしまいのはずだったのですが、この記事を書きながら、色々調べていると、ジュニアNISAについては法改正があって、2023年に廃止が決まったようですね。

これだけ使い勝手が悪いのだから、当然といえば当然、の話なのですが、ことはどうやらそれで終わる話では無いようなのです。

 

少し話しが長くなってきましたので、続きは、次回にお話しさせていただきたいと思います。

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました!

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※本ブログに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

 

【昨日のできごと】

3:30起床。
早朝にシャワーで体を温めてから、税理12月号チェック。特集の相続税に関する記事をチェック。私も開業後に相続を扱うことになるのか?資産税に強い仲間達とタッグを組めるのか?考えると、ちょっと楽しみな今後です。

FP2級は、昨日に引き続き過去問(2019年9月学科)。トータルは、39/60で、合格点は確保できています。年金・保険の分野で大きく失点しているので、補強していこうと思います。

午前中は、登録書類作成。電話番号欄があり、自宅電話で登録すると先々問題が起きそうなので、クラウド型PBXの安い電話会社を探して、申し込みました。それだけで午前中が終わってしまい、時間が足りないことを痛感します。自分で全部をやるのは、ほんとに大変ですね。

午後はブログ執筆の後、子どもたちのお迎え。長男と次男のサッカー自主練に付き添い、勉強(宿題と進研ゼミ)を一緒にやる、という一日でした。

 

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